玄海原発(佐賀県玄海町)の再稼働をめぐり、九州電力の「やらせメール」を誘発したような発言をしたことが問題になっている佐賀県の古川康知事は1日午前、記者団の取材に応じ、国主催の説明番組の5日前に九電副社長(当時)らと面談し「再稼働容認の意見を経済界からもっと出すべきだ」と促した際「一般論としてメールやネットがある」という話をしたことを明らかにした。
古川知事は7月30日の記者会見で「九電がこうした形(やらせメール)で動くとは思わなかった」と述べたが、メール問題を調査する第三者委員会の郷原信郎委員長は同日の記者会見で「知事の発言が引き金になった可能性がある」と指摘していた。6月26日の説明番組は、地元ケーブルテレビ局やインターネットの動画サイトで生中継された。副社長らは知事との面談直後に「(番組で)賛成意見を増やすこと」で一致したとされる。
知事は1日「私がどういうつもりで何を言ったか、しっかり調べてもらえば分かるが、当事者である九電に対する発言として軽率だったと言わざるを得ない」とあらためて釈明。自身の責任については「(第三者委の調査の)成り行きをみたい」と述べるにとどめた。
=2011/08/01 西日本新聞=