千葉・栃木 米の放射線検査へ
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千葉・栃木 米の放射線検査へ

8月1日 4時42分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

稲わらや野菜などから放射性セシウムが検出されていることを受け、千葉県と栃木県は、これから収穫期を迎える米についても放射線量の検査を行うことを決めました。

東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと、稲わらや野菜、それに腐葉土などから相次いで放射性セシウムが検出され、その範囲は関東地方などにも広がっています。これから収穫期を迎える米は、原発事故のあと田植えをして成長したものがほとんどのため、農家の間で影響を心配する声が出ています。千葉県と栃木県は、こうした声に応えて米についても放射線量の検査を行うことを決めました。このうち千葉県は早ければ8月上旬から早場米の収穫が始まるため、米を生産しているすべての市町村で、1か所から数か所を選んで玄米の段階で放射線量を検査するということです。検査の結果、国の暫定基準値を下回らないと、その市町村から米は出荷しないということです。一方、栃木県は収穫開始は9月上旬で、具体的な検査方法について国などと協議を進めていますが、地域ごとにサンプルを提供してもらい検査する方針だということです。栃木県は米を含めて農産物の検査態勢を強化するため、放射性セシウムを検出できる専用の検査機器2台を導入するということです。千葉県などによりますと、米について都道府県が放射性セシウムの検査を行うことを決めたのはこれが最初だということです。