- [PR]
[国際]ニュース
【鬱陵島視察】韓国、竹島研究の大学教授の入国拒否 未明に「追放」
2011.8.1 11:32
【ソウル=加藤達也】竹島(韓国名・独島)研究で知られる下條正男・拓殖大教授が31日夜、韓国・仁川空港の審査で入国が許可されず、日本へ引き返していたことが1日、分かった。下条教授は、鬱陵島視察のため同日から韓国を訪問する自民党の「領土問題に関する特命委員会」の国会議員3人と合流する予定だったことから、韓国政府が入国を好ましくないと判断したものとみられる。
下條氏によると、31日夜に成田空港を出発。午後10時前に仁川空港に到着した直後、乗務員に氏名を呼ばれ、入管係官の前まで同行。審査を受けたが、照会の結果、公共の秩序を乱す者の入国を不許可とする韓国入管法第11条2項の規定により入国を許可できないと通告されたという。
下條氏は約4時間、入国不許可者待機室に留め置かれ、1日午前1時半、アシアナ便で羽田空港に送還された。
下條氏の入国不許可を、1日付の韓国メディアは大きく取り上げた。朝鮮日報は「入国を摘発」、「未明に追放」の見出しで1面トップ。東亜日報も「極右の学者 仁川空港で送り返し」とする記事を1面に掲載。「韓国の領土を否定する政治的目的の訪韓に対する初めての入国禁止措置」としている。
関連ニュース
- [PR]
- [PR]