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IQが高いネットユーザーほど脱Internet Explorer!? - AptiQuant調査

2011年8月1日(月)7時9分配信 マイコミジャーナル

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カナダの心理測定コンサルティング会社AptiQuantがブラウザ選びとユーザーのIQ(知能指数)の関係を調べたレポートを公開した。Internet Explorer(IE) 6から同9まで、IEの4つのメジャーバージョンが下位を独占しており、同社はこの結果をブログで「Internet Explorerは愚かもの向け? 新調査がその事実を暗示」と伝えている。

AptiQuantの調査は16歳以上を対象に、年齢に応じたウェクスラー成人知能検査を用いてウエブ経由で行われた。米国、カナダ、英国、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏の国で、4週間の調査期間に101,326人のネットユーザーが協力したという。結果は、使用ブラウザごとに分類して平均IQスコアを算出し、2006年に行った調査と比較した。

平均IQスコアがもっとも高かったのはOperaユーザーで、以下Camino、Safari、Chrome、Firefoxと続いた。これらはいずれも、スコアが100を超えており、またバージョンの違いによる差は見られなかった。IEはすべてのバージョンが100未満で、IE7と最下位のIE6が特に低いなどバージョンごとの差が顕著だった。

パーセンタイル値で見ると、IE7は0パーセンタイル(IQスコアが最も低いグループ)が約34%で、99パーセンタイル(IQスコアが最も高いグループ)は4%。IE6は0パーセンタイルが12%で、99パーセンタイルが0%。平均IQスコアのパーセンタイル値を横軸、ブラウザごとのユーザー比率を縦軸にした折れ線グラフでは、IE以外のブラウザが緩やかな山形または右上がりであるのに対して、IEはいずれも右下がりだ。

2006年の調査ではブラウザの違いでユーザーの平均IQスコアに大きな差はなかった。むしろIEユーザーのスコアは比較的高く、IE6ユーザーとIE7ユーザーの平均が100を超え、Operaを上回っていた。IE6、IE7ともに最新調査で約20ポイントも下落したことになる。「この比較は、過去5年の間にIQスコアが高いグループでよりInternet Explorer離れが起こったことを明確に示している」とAptiQuant。IQが高いグループほどWeb標準対応やモダンブラウザの可能性に敏感で、それはIE離れだけではなく、IEのバージョンごとの差にもつながったようだ。IEユーザーでもChrome Frameの利用者はスコアが120を超えている。

最新調査ではHTML5対応が強化されたIE9も100を大きく下回っているが、これは一度離れたユーザーがIEに戻ってきていないためと考えられる。ハードウエアアクセラレーションなどを活用し、より速いHTML5サポートを追及しているIE9は、OperaやFirefox、Chromeなどのユーザーからも高く評価されている。それが実際のブラウザ利用にどのような変化となって現れるかが、次回調査の注目点になる。

(Yoichi Yamashita)






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