「ボクシング10回戦・デイリースポーツ後援」(30日、住吉区民センター)
前WBA世界Sフライ級王者・名城信男(29)=六島=が、再起戦を3‐0の判定勝ちで飾った。WBO世界フライ級9位レイ・ペレス(20)=フィリピン=を相手に、左リードを多用する“ニュースタイル”を披露。3度目の世界王座奪取へ、再スタートを切った。
約半年ぶりに戻ったリングで、名城が不退転の決意を示した。11戦全勝(2KO)のホープを、多彩な左と鋭い出入りでほんろう。WBC世界バンタム級王者・西岡利晃(帝拳)から指導を受けた「ポイントを取るボクシング」を実践し、「このレベルを相手にあの動きができた。自分への自信を取り戻した」と充実の笑みを浮かべた。
次戦は海外で戦うプランが浮上。六島ジムの枝川会長は「海外で挑戦して世界をつかむのが次の夢」と話す。主戦場を海外に移し、夢の実現を目指すつもりだ。早ければ9月に試合をする予定で「みんなが名前を知っている」という強豪と交渉を進めていることを明かした。試練の道の先には、92年の平仲明信以来となる、海外世界王座奪取が待っている。
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