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ダル、松坂超えも開幕以来パ相手に黒星

 7回、代打の内川を三振に打ち取りほえるダルビッシュ(撮影・栗木一考)
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 7回、代打の内川を三振に打ち取りほえるダルビッシュ(撮影・栗木一考)

 「ソフトバンク3‐2日本ハム」(30日、ヤフド)

 パ・リーグ相手に開幕戦以来の黒星を喫した日本ハム・ダルビッシュが、いたずらな笑みを浮かべた。「もともとブンブン振り回してきて気持ちの良い勝負ができてたけど、いやらしい野球をするようになった。もっとブンブン来て欲しい」。敗れたばかりの相手を“挑発”した。

 普段は絶対に負け惜しみや言い訳をしない男の発言。実際、この日は“象がアリに倒される”ような負けだった。松中、小久保、松田といった強打者も一発長打を狙う気配がない。粘られ、コツンとミートされ七回を投げ終えた時の球数は127球にもなっていた。

 そして同点の八回、1死一、二塁の場面で打者は小久保。スライダーが暴投となり二、三塁。これが響いた。「低めにスライダーを投げづらい。真っすぐしかないところでうまくセンターに返された」と勝ち越しの中前2点適時打を浴びた。

 負けてもすごみは見せた。一回2死から4者連続三振を奪うなど、11奪三振。2桁奪三振は、杉内と同時に、松坂(レッドソックス)を超え現役最多の46度目。「1年目の時に松坂さんや杉内さんがすごくて、一生そこまで行くと思わなかった。まだレベルは追いついてないけど、この年で記録は追いつけて信じられない」と素直に喜んだ。

 吉井投手コーチはダルビッシュの登板を見るたび、亡くなった伊良部秀輝さんのことを思い出すという。「回の合間にしゃべりまくって『あ、攻撃終わった。ほな行ってきま〜す』って出て行く。ダルも一緒」。剛腕同士の意外な共通点。かつて伊良部さんは清原和博氏と伝説の力勝負を繰り広げた。ダルビッシュもソフトバンク打線と力勝負できるか。次回対戦時の興味は尽きない。

(2011年7月31日)

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