福島で初の原水禁大会 県民が脱原発訴え原水爆禁止世界大会が31日、初めて福島市で開かれた。東京電力福島第1原発事故を受け、主要テーマをこれまでの「核兵器廃絶」から「脱原発」として、原発事故被災者や広島・長崎の原爆被爆者ら約1700人(主催者発表)が参加。「放射能のない福島を返せ」と声を上げ、市内をデモ行進した。 原水爆禁止日本国民会議(原水禁)などの主催で、原発立地県での大会開催は初めて。 原発から10キロ圏内の浪江町に自宅がある小学校教諭吉田博正さん(45)が、福島県民を代表して現状を報告。「原発事故の被害者は私たちで最後にしましょう。今こそ脱原発だ」と訴えた。 【共同通信】
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