意志論小論(2)
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(了)............
◇脱稿:前半2007年3月30日/後半同年4月13日
◇原稿用紙換算枚数:前半17枚/後半18枚/合計35枚
幸福論を書いたついでに、意志論が書きたくなって、なんとなく筆をとりはじめたのですが、半月以上かかりました。これだけ論文に苦しめられたのはひさしぶりです。だいたいぼくは、内容を決めてから書き出すのでなく、書き出してから内容を決めるので、はじめ、こんなになるとは予測だにしていませんでした。「基本慾求→意志慾求→対象行為→対象事況」のモデルを、かんたんに説明だけするつもりだったのです。それが、書き進めるにしたがい暗い林に迷いこんでしまい、次から次へとうたがいが繋がり合い、とうとうこんなものになってしまいました。
哲学では、どうもぼくには大論文を書くことは不可能なようです(『差別論』はちっとも哲学ではないです)。こういうふうな、こまごまとした小論を集めて、分量を作ってゆくしかありません。本当に、哲学というのはえたいのしれないものだと思います。大きな山を、端からシャベルで崩してゆくような仕事しか、ぼくにはとてもできません。とはいえ、人の哲学を理解することも苦手ですし。どうしたものか。