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伊万里射殺で実行犯起訴 8人逮捕で起訴1人目 | ||
佐賀県伊万里市の病院敷地で4月、指定暴力団九州誠道会系組員ら2人が拳銃で撃たれ死傷した事件で、佐賀地検は30日、殺人と殺人未遂、銃刀法違反の罪で、実行犯の住所不定、指定暴力団道仁会系組員岩崎和幸容疑者(58)を起訴した。この事件では同会系の組員ら8人が逮捕、送検されており、1人目の起訴。岩崎被告は逮捕時、容疑を否認していたが、起訴内容をおおむね認めているという。裁判員裁判対象事件となる。
起訴状によると、岩崎被告は殺人容疑などで逮捕されたほかの同会系組員と共謀し、4月5日午後1時10分ごろ、伊万里市二里町の山元記念病院正面玄関前で、対立する九州誠道会系組長の見舞いを終えた同会関係者の60代男性を別の同会系組長と誤認し、拳銃3発を発射して全治6カ月の重傷を負わせた。さらに岩崎被告を追ってきた同会系組員=当時(57)=に1発を発射し、殺害したとしている。
この事件で、佐賀県警など九州北部4県の合同捜査本部は、岩崎被告と共謀したとして殺人などの疑いで道仁会系組員2人を、同被告らに伊万里市内の潜伏先や犯行に使われた携帯電話を提供したとして殺人ほう助などの疑いで組員ら3人を、逃走に使われた車両を熊本県内で廃棄したとして証拠隠滅容疑で組員2人を逮捕、送検している。 |
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2011年07月31日更新 |