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2011年7月30日19時23分

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1号機格納容器内の放射性物質濃度、建屋内と同レベル

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 東京電力は30日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉格納容器内の気体に含まれる放射性物質の濃度の測定結果を発表した。測定は、原発からの放射性物質の放出量を正確に評価する作業の一環で、格納容器内での測定は初めて。測定濃度は、東電が当初想定した約1千分の1と低かった。

 気体1立方センチメートルあたりに含まれる放射性物質は、セシウム137が20ベクレル、セシウム134が17ベクレルで、5月上旬に扉を開放する前の原子炉建屋内の濃度とほぼ同じだった。

 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は濃度が低い理由について、放射性物質が水に溶け、格納容器の外に漏れている可能性を挙げた。ただ、測定は1地点のみで、「この結果だけで格納容器の損傷の程度などを推定することは難しい」と話し、今後測定する2号機の格納容器内の濃度などとあわせて評価するという。(今直也)

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