バナー広告
コンテンツへジャンプ

ここからコンテンツです

TBS「金曜ドラマ Around40」

毎週金曜日よる10時放送


コンテンツメニュー


インタビュー

出演者のコメント/天海・藤木・大塚・筒井・松下

#07 神保悟志さん(竹内彰夫役)

--台本を読んだ感想を教えてください。
 リアルだと思います、それぞれが。設定もそうだと思いますし、話自体もとってもリアルですよね。妻とも家でよく話すんですけど、女性それぞれの立場を本当によく掴んでいるので、見ていて親近感がわくし、「そうそう!」って頷けると言っていました。天海さん、大塚さん、松下さんが本当に上手ですよね。
 また、家の妻は僕がやっている台本に関しては、「読ませてくれ」と言うことがないんですよ。お互い、仕事はセパレートして考えているんですけど、今回の作品に関しては「読ませて!」と。でも読ませないんですけどね(笑)。「駄目、OAで見て」って言っています。ドラマにはまってくれているので、読ませたくないですね(笑)。

--神保さん的に、胸に刺さったセリフはありますか?
 自分でやっていて思うんですけど、あの「ッチ」っていう舌打ち。彰夫は、本当にデリカシーがないなって思いますよ(笑)。

--ご自宅で舌打ちされたことは?
 ありませんよ! 絶対しないですよ(笑)。やってしまった日には、もう口も聞いてくれないんじゃないですか? 「何よ!」って言われて、もうケンカですよね。だからそう考えると瑞恵さんは偉いですよね。ちゃんとしてますもんね。彰夫のことをちゃんと操っていますよね。

--では、そんな竹内彰夫さんの人物設定を教えてください。
 彰夫は、悪い人じゃないと思うんですよね。家庭のことも、彼なりに大事にしているんじゃないのかなって。マイホームを購入して、奥さんの言う通り、子供を私立に進学させてあげているし、決して悪い旦那さんじゃないですよね。世間の人が見たら、何が不服なのというタイプの旦那さんだと思うんですよね。
 ただ、関心が無いんでしょうね。家庭に対して冷めているというよりは、結婚したことで安心しちゃったんじゃないのかな。彰夫のセリフにあるんですけど「専業主婦の方が楽なのに」って。彼は、本当にそう思っていると思うんですね。彼の中で一番問題なのは、妻に対しての関心がないって事ですよね。まぁ疲れているってことなんでしょうけどね(苦笑)。

--ちなみに、台本には書かれていない裏設定などはありますか?
 かなりのオタクですかね(笑)。よくマンガを読んでいたり、携帯をいじっていたりとか、アクティブなタイプじゃなく、内にこもるタイプだと思うんですね。学生のころからそうなんじゃないのかなって僕は思っています。マンガに対してとか、携帯やコンピューターに対して熱中するってことは、生身の人間よりもそういう物に対する興味の方が強いんじゃないのかなって。
 その中でも、意外と洋介とは話が合うんじゃないのかな。彼もそういうタイプというか、彰夫に似て、そうなっちゃったんじゃないのかなって。洋介とは、会話が多いわけじゃないんですけど、趣味も似ているし、話さなくても通じているというか似ているんじゃないのかなって。そして、そういうところに瑞恵さんが余計イラつくというか(笑)。「あんたたち、男同士で何、分かり合っているのよ!」ってね(笑)。

--お話をお伺いしていると、神保さんと彰夫さん、かなりギャップがありますね(苦笑)。役作りされる上で苦労された点などはありますか?
 ハッキリ言って、正反対に近いですよ(笑)。これは技術的な点なのかもしれないんですけど、瑞恵さんと会話をする時の声のトーンやあのボソボソとした喋り方が難しいですね。自分の思っていることをハッキリと伝えないというか、全体に独り言っぽく話すのが難しいです。愚痴っぽくというか……。その独特な喋り方を取り入れてみようかなと思いながら演じるよう、心がけています。

--竹内家のお料理はとっても美味しそうなんですけど、彰夫さんあまり召し上がらないですよね(苦笑)。
 本当に失礼なくらい食べないですよ、あの人は(苦笑)。マンガ読んで、ケータイいじって、ビール飲んで、ちょこっとつまんで……。だから洋介も弁当を食ってこなかったりするんでしょうね。お母さんがちゃんと作ってくれているのに、その労力を考えずに残してくるんですよ。あれ、親父のせいですよね。似たもの親子ですよ。

--では、松下由樹さんと木村遼希君の印象を教えてください。
 最近では、本当の家族みたいになってきました(笑)。お二人には、セットでお会いすることが多いんですけど、セットに入る時、皆ほぼ部屋着なわけですよね。やたらリラックスしていて緊張感がないんですよ(笑)。割と皆、役名で呼び合っていますよ。「ママ」「洋介」みたいな感じです。

--え!? 彰夫さんは劇中で瑞恵さんを呼んでいるところを見たことがないのですが……!!
 そうですね(苦笑)。「おい」とかが多いんですよね。ただ、カメラが回っていないところとかではママ、パパ、洋介ですね。結構、皆でくだらない話とかするんですよ。
 ちなみに洋介は最初、どちらかというと心を閉じていたんですね。だから僕が、いっぱいくだらない話をしていたら、最近では打ち解けてくれて、ゲームの話とかをいっぱいしてくれるようになりました。ただ、僕がゲームの話が分からないので……(笑)。今の時代の父親と息子ってこんな感じなのかなって思いました。せっかくお互い歩み寄ろうとしているのに、共通言語がないぞって(笑)。
ただ、洋介ぐらいの年代に感じていることって、普遍的に僕たちも通ってきている道ですから。恋愛の話だったり、学校の話だったり。そういう話は割りと食いついてきますよ。彼もシャイなんでね、最初は食いついてこなかったんですけど、最近は学校の話とかをよくしてくれます。ただ、恋愛の話になるとちゃんとしたことは言わないんですよね(笑)。これからは、根掘り歯掘り、最終回までには色々聞いてみようかなって思います。

--では最後に。神保さんにとっての「Around40」とは?
 色々な生活スタイルがあって、40歳って人生の中での大きなターニングポイントになる年代だと思うんですね。僕にとっての「Around40」は、よし、ここからまた頑張ろうっていう折り返し地点です。半分終わったぞと(笑)。

インタビュートップへ