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【プロ野球】

ダル 開幕戦以来パに負けた 松坂超え46度目2ケタKも…

2011年7月31日 紙面から

ソフトバンク−日本ハム 8回裏1死二、三塁、中前へ勝ち越しの2点適時打を放つ小久保。投手・ダルビッシュ=ヤフードームで

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◆ソフトバンク3−2日本ハム

 今季最多145球の熱投は報われなかった。日本ハムのダルビッシュは8イニング3失点で、6月15日の阪神戦(甲子園)以来約1カ月半ぶりの3敗目。パ・リーグ相手では開幕戦の西武戦以来の黒星を喫した。

 2強対決となった首位攻防戦。1−1の8回に2点を失い、杉内とのエース対決に投げ負けたダルビッシュは冗談ぽく口をとがらせた。

 「ソフトバンクとか西武はブンブン振ってきて気持ちの良い勝負ができていたけど、今日は言葉は悪いが汚いというかいやらしい野球だった」。鷹打線は天才右腕を徹底的に研究していた。初回に4本の“短打”(小久保の記録はライトゴロ)を集めて1点を奪取。いきなり29球を投げさせることにも成功し、8回の攻略につなげた。

 重量打線のなりふり構わぬ変貌ぶりにはダルビッシュも「上位打線でも軽打してくるし、カットもする。前はあんなのなかった。もっとブンブン来てほしかったですけど」と苦笑いするしかなかった。

 もっとも“軽打戦法”にも負けず、三振の山を築いたのはさすがだった。4連続を含む11Kをマークし、西武時代の松坂を抜く通算46度目の2桁奪三振。この日に同じく46度目の2桁奪三振を記録した杉内と並び歴代5位タイとなった。

 「プロ1年目の時に松坂さんや杉内さんを見てすごいなと思った。一生そこまで(のレベルに)行けないなと思ったけど、記録的に追いつけたのはうれしい。まだもっと上があるので頑張りたい」と珍しく喜びを表した。

 普段は記録に興味を示さないダルビッシュにとっても怪物超えは特別。敗れて首位とは2・5差になったものの、ダルビッシュにとっては充実感も得た一戦だった。 (臼杵秀之)

 

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