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日本の環境首都コンテスト:飯田市が2位 「先進事例多い」 /長野

 全国の環境市民団体のネットワークが自治体の環境政策を評価する10年度の「日本の環境首都コンテスト」で、参加した全国58市区町の中で飯田市が2位となり「明日の環境首都賞」を受賞した。飯田市役所で表彰式と意見交換会があった。コンテスト主幹事団体のNPO法人「環境市民」の〓本(すぎもと)育生(いくお)代表は「飯田市は住民の自立度が高く、創意工夫がある先進事例が多い」と評価した。

 コンテストは01年度に始まり10回目。地球温暖化防止・エネルギー政策▽持続可能なまちづくりと一体化した交通政策▽環境学習▽ごみの減量化--など15分野と、先進事例がある場合の加点などで1020点満点で評価する。

 総合点が全国1位でかつ714点(満点の70%)以上獲得していること▽15分野中3分野以上で90%以上の得点を得たこと--などが「環境首都」の条件で、10年度は熊本県水俣市が総合点827点を獲得。コンテスト開始以来初めて「日本の環境首都」の条件を達成した。

 飯田市は1回目から毎回参加しており、10年度は822点で総合2位。総合点全国トップを逃した他は「環境首都」の全ての条件をクリアしたことから、特別に「明日の環境首都賞」を受賞した。県内では飯田市の他に、小諸市、千曲市、松本市がコンテストに参加。千曲市が人口5万人以上10万人未満の都市の中で2位に入った。

 表彰式で牧野光朗・飯田市長は「水俣病の公害を受け、環境首都にたどりついた水俣市に敬服する」とエール。「切磋琢磨(せっさたくま)し、より高みを目指すことができたのが重要。次のステップに進んでいきたい」と話した。【石川宏】

毎日新聞 2011年7月30日 地方版

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