日本や韓国のぜんそくの子どもに特徴的な遺伝子を筑波大学や国立成育医療研究センターなどの研究チームが突き止めた。アジアの子どもから、大規模調査でぜんそくの目印になる遺伝子を見つけたのは初めて。発症の予測や治療方針の決定に役立つ可能性がある。
チームは日本の小児ぜんそく患者938人と、ぜんそくのない大人2376人について、約45万カ所の遺伝子の配列を比較。ぜんそくの子どもに多い配列を3カ所特定した。さらに、別の日本の子どもや韓国の子どもでも調べたところ、ぜんそくのある子どもでは、特定の二つの遺伝子型を持つ人が多かった。