東京中日スポーツ 55周年企画
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【芸能・社会】北川大介&竹川美子 復興支援コンサート 福島県南相馬市の被災者ら招待2011年7月30日 紙面から 東京中日スポーツの創刊55周年記念曲「新・東京音頭」「星空の下で」が29日、東日本大震災の被災者の前で復興ソングとして披露された。記念曲を歌う演歌歌手の北川大介(40)と竹川美子(32)がこの日、“尾瀬の郷”群馬県片品村の村役場文化センターで、被災者のためのチャリティーコンサートを開催。同村で避難生活を続けている福島県南相馬市の被災者約130人を招待し、記念曲のほか、新曲や尾瀬ゆかりの歌も披露して、歌声のエールを送った。 片品村は群馬県の北東端に位置し、群馬、栃木、福島、新潟の4県にまたがる尾瀬国立公園の玄関口として知られる。同公園を通じて福島県と交流があった縁から、震災後は全国でもいち早く、3月18日に南相馬市から被災者900人超を受け入れた。今も約240人が民宿などで暮らしている。 北川は98年「前橋ブルース」でデビュー。08年1月に「尾瀬の郷親善大使」に任命されるなど、群馬と尾瀬に縁深い歌手人生を歩んできただけに「僕も被災者のために何かしたい。歌で元気になってほしい」と自らチャリティー企画を提案。竹川も賛同し、2人でのコンサートが実現した。 北川はトークコーナーで客席に降りると、被災者に「ゴルファーを目指して福島の白河市に2年住んでいた。福島のことはよくわかります」と語りかけ、「友達が亡くなったの? …そう、つらいよね。うちのファンクラブでも、一家流された方もいるんです」としんみり語った。さらに「前向きにいかなきゃね。亡くなった方の分まで生きなきゃね!」と熱く呼びかけた。 フィナーレでは「一緒に踊りましょう」と約30人の客をステージに呼び込み、「新・東京音頭」をにぎやかに披露。「♪シャンシャンシャラリと輪になって踊りゃ」というキャッチーでファンキーな歌に合わせて客席も総立ち。夏祭りの盆踊りのように盛り上がった。 2人は「♪はるかな尾瀬、遠い空」でおなじみの「夏の思い出」や「ふるさと」など計19曲、約3時間の熱いパフォーマンスを披露。600人超の一般客に募金も呼びかけ、集まった24万4867円と持参した義援金30万円を同村に寄付した。登壇した千明金造村長は「被災者のために大切に使わせていただきます」と感謝の言葉を述べた。 PR情報
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