国民年金:保険料未納41.3% 5年連続で過去最悪確実

2011年5月31日 19時8分 更新:5月31日 19時42分

 厚生労働省は5月31日、国民年金保険料の2010年4月~11年2月(11カ月分)の収納状況を発表した。未納率は前年同期と比べ、0.7ポイント高い41.3%。例年、3月分の納付を加えても0.5~0.6ポイントしか下がらず、10年度全体の未納率は09年度の40.0%を上回り、5年連続で過去最悪となるのが確実な状況だ。

 同未納率は、02年度に37.2%と当時の過去最悪を記録した後、05年度には32.9%に回復した。しかし、07年度に年金記録問題が発覚、日本年金機構の職員が対応に追われていることや、年金制度に対する不信感の高まりで年々悪化している。【鈴木直】

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