福島原発事故まとめ-1 2011年3月11日~6月30日まで |
■福島第一原発(沸騰水型軽水炉) | 1号機(46万KW) | 2号機(78.4万KW) | 3号機(78.4万KW) | 4号機(78.4万KW) | 5号機(78.4万KW) | 6号機(110万KW) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
原子炉型:BWR-3 460MWe 1971/3 格納容器型:Mark-1 GE |
原子炉型:BWR-4 784MWe 1974/7 格納容器型:Mark-1 GE,東芝 |
原子炉型:BWR-4 784MWe 1976/3 格納容器型:Mark-1 東芝 |
原子炉型:BWR-4 784MWe 1978/10 格納容器型:Mark-1 日立 |
原子炉型:BWR-4 784MWe 1978/4 格納容器型:Mark-1 東芝 |
原子炉型:BWR-5 1100MWe 1979/10 格納容器型:Mark-2 GE,東芝 |
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地震・津波時の状態 発生時のプラントデータ東電pdf資料>> 被災直後の対応状況 東電pdf資料>> |
3/11pm2:46-2:47稼動中に緊急停止 ※核分裂反応は治まって停止 |
3/11pm2:46-2:47稼動中に緊急停止 ※核分裂反応は治まって停止 |
3/11pm2:46-2:47稼動中に緊急停止 ※核分裂反応は治まって停止 |
定期検査中で、すでに停止状態だった | 定期検査中で、すでに停止状態だった | 定期検査中で、すでに停止状態だった | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
核燃料棒 ペレット:直径1cm高さ1cmの円柱 燃料棒: ペレット約300個パイプに収納 パイプはジルコニウム合金で、 外観約4mの棒 核燃料集合体 集合体:燃料棒50~80本の束 1号機:400体 4.35m 二酸化U 69t 2号機:548体 4.47m 二酸化U 94t 3号機:548体 4.47m 二酸化U 94t 4号機:548体 4.47m 二酸化U 94t 5号機:548体 4.47m 二酸化U 94t 6号機:764体 4.47m 二酸化U 132t |
集合体数:400体 5/12全て損傷し、フルメルトダウン 5/24燃料は溶け落ち、露出はない。 大量に溶けた高温核燃料が水と反応し、圧力容器底部に小さな粒となって溜まっている。汚染水からも確認された。 4/6東電、燃料棒 70%損傷と発表 4/18保安院は量は不明とし、メルトダウンしたことを初めて認めた。 4/22燃料70%がドロドロに溶け、一塊になったものが容器底ではなく、制御棒の途中に引っ掛かっていると思われている。一塊になると再臨界はなくなる。 ※臨界は燃料が10cm間隔程度に並んでいて、その間に水がある時、水に促されて連鎖反応が継続される。間隔が狭くても広くても連鎖に繋がらない。 4/27東電燃料損傷割合訂正 5/12東電は、水位計校正作業を行い、燃料全てが水に浸っていなかったことが分り、燃料のほとんどが損傷(フルメルトダウン)していたと発表。溶けた燃料は圧力容器底に溜まっているのではと見ている。 6/7政府はIAEA提出の報告書に、炉心が溶融して、圧力容器から抜け落ち、格納容器に堆積している可能性あると報告書に入れた。※メルトスルー |
集合体数:548体 5/24ほとんど損傷してメルトダウン 5/26燃料の露出はないと思われる。 溶け落ちた高温燃料で、圧力容器底部配管との繋ぎに破損の疑いがある。 4/6東電、燃料棒 30%損傷と発表 4/18保安院は量は不明とし、メルトダウンしたことを初めて認めた。 4/27東電燃料損傷割合訂正 5/24東電は燃料のほとんどが損傷して、圧力容器底に溶け落ちた可能性が高いと発表 ★6/7政府はIAEA提出の報告書に、1~3号機の炉心が溶融して、圧力容器から抜け落ち、格納容器に堆積している可能性あると報告書に入れた。※この事象はメルトダウンと呼ばれる炉心溶融より深刻で、メルトスルーと呼ばれる事象。※※メルトスルーが起こると、格納容器に落ちた高温の燃料で、水が急激に水蒸気になり、格納容器が耐えられずに水蒸気爆発が起こるとされている。今回被害の少ない水素爆発で止まっているのも事実で、溶け落ちた量の問題なのだろう? |
集合体数:548体 5/24ほとんど損傷してメルトダウン ◆6/30燃料の露出は不明 プルサーマルで再生処理した、プルトニウムを混ぜたMOX燃料も使用 ※MOX燃料は全体の4%がプルトニウムで、1%がウラン。プルトニウムが反応して使用済みになると6~7割減る。結果2%ぐらい残る。<青山茂晴氏 ※ウラン燃料は使用済みになると1%のプルトニウムが生成される<東電HP 4/6東電、燃料棒 25%損傷と発表 4/18保安院は量は不明とし、メルトダウンしたことを初めて認めた。 4/27東電燃料損傷割合訂正 5/24東電は燃料のほとんどが損傷して、圧力容器底に溶け落ちた可能性が高いと発表 6/7政府はIAEA提出の報告書に、炉心が溶融して、圧力容器から抜け落ち、格納容器に堆積している可能性あると報告書に入れた。※メルトスルー |
集合体数:検査中で、炉内に燃料なし |
集合体数:548体 損傷はない。 ◆6/30水位は安全位置、露出なし。 |
集合体数:764体 損傷はない。 ◆6/30水位は安全位置、露出なし。 |
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原子炉 |
原子炉の状態 | 圧力容器:損傷 格納容器:耐久温度以上になり損傷 圧力抑制室:不明 淡水を送り、ろ過して真水注入中 窒素ガスN2封入6/21再開 水素が発生し続け、溜まっている。 |
圧力容器:損傷 格納容器:耐久温度以上になり損傷 圧力抑制室:破損 淡水を送り、ろ過して真水注入中 窒素ガスN2封入準備中 破損あるが水素は溜まっている。 |
圧力容器:損傷 格納容器:耐久温度以上になり損傷 圧力抑制室:不明 淡水を送り、ろ過して真水注入中 窒素ガスN2封入準備中 水素が発生し続け、溜まっている。 |
※4号機は他の機とは異なる。定期検査中のため、震災以前に原子炉内の燃料全てが、使用済み燃料プールに移されていた。よって、原子炉自体の作業内容や、原子炉データの発表は対象外となっている。 | 圧力容器:異常なし 格納容器:異常なし 圧力抑制室:異常なし 3/23pm02:30冷温停止 |
圧力容器:異常なし 格納容器:異常なし 圧力抑制室:異常なし 3/20pm07:27冷温停止 |
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原子炉温度グラフ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
格納容器(PCV) ※PCV=(D/W)+(S/C) 1号機: 高さ約32m 直径約10m 容量約6,000m3 耐久最大温度140℃ 最大圧力0.43MPa 通常1気圧(0.1MPa) 2~5号機: 高さ33~34m 直径約11m 容量約7,000m3 耐久最大温度140℃ 最大圧力0.38MPa 6号機: 高さ48m 直径約10m 耐久最大温度171℃ 最大圧力0.28MPa ※水位基準点 燃料上部から3m下 ※Mark-1:米GE(ゼネラル・エレクトリック)社が'60年代に開発した初期の格納容器。上部の圧力容器を格納した電球型部分と、ドーナツ型の圧力抑制プールが特徴。日本では他に敦賀原発,浜岡原発がこの型<毎日jp ドライウェル(D/W) 格納容器上の部分 1~3号機D/W: 設計圧力0.485MPa 最高使用圧0.528MPa 圧力容器(RPV) 1号機: 高さ約19m 内径約4.8m 耐久最大温度300℃ 最大圧力8.24MPa 通常運転時 温度280℃ 70~80気圧 (7.1~8.1MPa) 2~4号機: 高さ約22m 内径5.6m 耐久最大温度300℃ 最大圧力8.24MPa 5号機: 高さ約22m 内径5.6m 最高温度302℃ 最大圧力8.62MPa 6号機: 高さ約23m 内径6.4m 耐久最大温度302℃ 最大圧力8.62MPa 空調ユニット(HVH) ---------------- 圧力抑制室(S/C) 格納容器下の部分 サプレッションプール 1号機: プール水量1,750t 2~5号機: プール水量2,980t 6号機 プール水量3,200t |
3/11pm2:46-2:47稼働中に緊急停止 3/11pm2:52非常用冷却システムの非常用復水器系が自動起動 3/11pm2:58津波警報発令 3/11pm3頃、非常用冷却システムの非常用復水器系一時停止 3/11pm3:42全交流電源損失 3/11pm4:36非常炉心冷却機能不能 3/11pm3:30頃、津波到達 3/11pm3:37交流電源、全損失 3/11pm3:50計測用電源喪失水位不明 3/11pm6:20頃東北電力に電源車依頼 3/11pm6:??燃料棒露出始まる 3/11pm7:30頃燃料全露出溶融始まる 3/11pm8頃圧力容器破損(保安院:解析結果) 3/11pm11最初の電源車到着 3/11未明、原子炉内配管破損し、格納容器へ水蒸気漏れる(解析結果) 3/12am1:48非常用冷却システムの非常用復水器系完全停止 3/12am5:46消防ポンプ淡水注水開始 3/12am06圧力容器損傷(東電:解析) 3/12am10:17ベント開始※6/24追記:関係者の証言で、「弁が十分に開かなかった、開いたことを確認できなかった」という。ベントは失敗していた可能性が高い。 3/12pm2:50東電社長、海水注入了承※淡水が足りなくなったため、切り替え 3/12pm2:53淡水注入停止。これまで断続的に淡水80t(8万ℓ)が注水された。 3/12pm3:18海水注入、保安院に連絡 3/12pm3:36水素爆発起こり、爆発音 3/12pm6:5国から海水注入に関する指示を受ける。 3/12pm7:4消防ポンプで海水注水開始 3/12pm7:25 東電本部は官邸派遣者から首相の了解が得られないとして、海水注入中止を判断し、指示した。福島原発所長は継続的な注水が必要と判断して、海水注水を継続した。 3/12pm8:45海水とホウ酸注入*6/13東電時間修正 3/12燃料棒露出 3/22原子炉温度383℃に上昇 3/23am2:33給水系から注水 3/25pm3:37淡水注入開始 3/29冷却水注入量減らしたため炉内温度規定温度以上に上昇、注水後少し下がった。約300℃ ※現在温度が上昇しても 3/31圧力容器内の圧力が高い記事もあり、圧力容器損傷有無はあいまい。 3/31炉内温度は高い状態らしい 4/6現在、格納容器圧力1.5気圧 4/7am1:31水素爆発を防ぐ対策として、格納容器内に窒素ガスN2封入開始 ※解けた燃料70%が圧力容器底に溜り、塩害で十分冷せない状態にあると考えられている。<NRC 4/8am0放射線レベルが4/7余震前より3倍上がり100Sv/hになった。温度も221度から246度に上昇した。 4/9東電は、4/7の余震で、原子炉の温度計など計器が故障したと発表。現在炉内261℃,100Sv/h以上は、計器故障としている。>>詳細 4/11窒素ガスN2注入で、圧力が2気圧弱から上がらなくなった。高線量汚染の蒸気や水が1,000m3外部に漏れた可能性が高い。外部線量に変化はない 4/11pm5福島県余震震度6弱で、冷却ポンプの外部電源50分間絶たれる。 4/11pm5窒素ガスN2注入が停止されたが、pm11に再開された。以前としてN2注入で、圧力が上がらない状態 4/25pm2-pm7窒素ガス注入一時停止。一時停止は、pm7に再開と判断される 4/26am11-pm1無人ロボットで原子炉建屋内の状況確認がされた。原子炉や配管からの漏れはないらしい。 4/26東電損傷ないと発表 5/10am10:55水位計A、校正作業開始 5/11水位計A、校正作業終了 5/11am9-pm3原子炉水位を確認し、格納容器圧力計校正作業実施 5/11am8:51大熊線電2号線復旧工事により、窒素封入一時中止 5/11pm3:58大熊線電2号線復旧工事終了により、窒素封入再開 5/12東電は、水位計校正作業を行い、燃料全てが水に浸っていなかったことが分り、燃料のほとんどが損傷(フルメルトダウン)していたと発表。溶けた燃料は圧力容器底に溜まっているのではと見ている。圧力容器の水位は容器底から4m程度であるとし、水の溜まらない原因は圧力容器に穴が開いているためで、格納容器も損傷していて、溜まっていないことが分かった。現在水の散布状態で原子炉温度が上から下まで100~120℃で安定しているのも事実で、早い段階でフルメルトダウン状態で安定していたようだ。今後も燃料への冷却水散布状態は続きそうだ。水棺への作業は原子炉格納容器修復後に行われるが、現実に行えるかは不明 5/14これまでに約10,00t以上の水が炉に注入され、格納容器に5,800tが残り、他の5,000t以上が漏れ出たと思われる。原子炉建屋地下には約3,000tの溜り水があることが確認されている。 5/15東電は、津波到達後早い段階で燃料が溶融して圧力容器底部に落下したと評価し、それを発表した。現状冷却は安定していると発表。※溶けて冷えた燃料が、少ない冷却水に浸かった状態で、上から水を散布して冷却しているイメージのようだ。 5/17地震直後のプラントデータが公開された。それによると、電源を失って直ぐ非常用冷却装置が起動したが、およそ10分後に運転員が原子炉の損傷を避けようとして、非常用冷却装置を手動で停止させた可能性がでてきた。 5/19炉温度上昇は、注水流量を従来から1m3落としたためと思われる。 5/21pm2:00頃、窒素封入用コンプレッサ高温異常で停止。pm5:11バックアップ供給装置を約20m3/hで起動。pm8:31供給量約26m3/hに変更。 5/22am10:56バックアップ供給装置を停止し、am11:23に2,3号機使用予定の窒素封入ポンプを起動して、約28m3/hで注入中。 5/23計器不良とされているD/W(B)の原子炉内放射線量が約6倍に増えた。他の放射線計器に異常はない。 5/24東電は過去の状態分析結果を発表した。格納容器の温度は耐久最大温度 5/24東電は格納容器に7cm程度の穴が開いている可能性があると発表。 5/25am9:14-am9:18電磁弁電源切り替えのため窒素封入一時停止。(大熊線2号線復旧後の発電所内の電源構成変更による。) 5/25pm3:16-3:18電磁弁電源切り替えのため窒素封入一時停止。 5/25pm3:45窒素供給用ポンプが停止していることを確認 5/25pm7:44予備機に切り替えて窒素封入開始。 5/26D/W(B)の原子炉内放射線量が200m前後から、43.7mSv/hに激減。他の放射線計器に異常なし。 6/3炉内圧力は現在2個の計器で測定されているが、差が大きいため、新しく圧力計を、圧力容器に取付いている水位計に付けて、6/4から測定を始める。今回は免震重要棟から監視モニタで読み取れるシステムという。 6/3am10:38-pm0:21圧力計設置作業実施 6/3pm3:0-pm5:0無人ロボットによる状況確認実施 6/4仮設圧力計設置。pm0頃、大気圧0.1013Mpaより少し高い0.126MPaを計測した。東電は圧力容器に大きな穴が開いている状態ではないとしている。 6/8pm2:57窒素供給装置の圧力が高くなったことから供給停止。出口側電磁弁の電源が停止したため。根本の原因は調査中。 6/8pm5:54電源復旧により、窒素封入再開 6/19am10:35炉心注水ポンプの電源をD/Gに切り替え。同日am11:48窒素封入一時停止※1,2号機開閉所の修理に伴う大熊線2号線停止準備作業による。 6/19pm4:15窒素封入再開 6/21am11:55-pm6:3窒素封入停止。発電所内の、仮設変圧器設置のため。※東電はプール代替冷却装置電源工事のためとしている。 6/23 4/1からこれまでの窒素封入量は、約5万m3 6/24関係者の証言で、「弁が十分に開かなかった、開いたことを確認できなかった」という。3/12am10:17のベントは失敗していた可能性が高い。 6/27am8:51-pm3:7窒素供給設備を一時停止、その後再開。大熊線2号線復旧に伴う、発電所内の電源切り替えのため。 |
3/11pm2:46-2:47稼働中に緊急停止 3/11pm2:58津波警報発令 3/11pm3:2非常用冷却システムの原子炉隔離時冷却系手動起動 3/11pm3:30頃、津波到達 3/11pm3:41全交流電源損失 3/14pm1:30非常用冷却システムの原子炉隔離時冷却系停止 ↑3/11~14の一部は読売新聞から 3/14pm4:34消火系ラインから海水注入開始 3/14am11:00ベント開始 3/14pm06:??燃料棒露出始まる 3/14pm7:20消防ポンプ燃料切れ停止 3/14pm7:54 1台目消防ポンプ起動し、海水注入開始 3/14pm757 2台目消防ポンプ起動し、海水注入開始 3/14pm08:??燃料の損傷始まる 3/14pm9:20原子炉水位の回復傾向を確認 3/14pm10:50圧力容器破損(保安院:解析結果) 3/15am00:02ベント開始 3/15高温な状態なのに圧力が上がらない(圧力容器破損か?) 3/15am6圧力抑制室で異音発生し、圧力低下。破損? 3/16am04圧力容器損傷(東電:解析) 3/26am1:00ホウ酸入り淡水注入 3/29原子力委員会:圧力容器破損の可能性があると言及(深刻)※圧力抑制室で水素爆発が起こったと見られる。発生した水素が、圧力が9気圧前後に高くなると緊急的に開く圧力逃し弁を通して圧力抑制室に流れ込み、亀裂から進入した酸素と反応したと思われる。 3/29冷却水注入量減らしたため温度上昇、注水してその後下がった。 3/31炉内温度は高い状態らしい 4/7現在、格納容器圧力ほぼ大気圧。格納容器破損により窒素ガスN2注入で放射性物質が押し出される可能性がある。 ※注水で圧力容器内水位が上がらない 4/11pm5福島県余震震度6弱で、冷却ポンプの外部電源50分間絶たれる。 5/16水位計A,Bは4/25以降数ミリの変化もない。以前極端に50mm変化す日も2度あったが、爆発後から計器不良になったと思われる。 5/24東電は過去の状態分析結果を発表した。格納容器の温度は耐久最大温度 5/24東電は格納容器(圧力抑制室含)に10cm程度の穴が複数開いている可能性があると認めた。※穴径は水位から計算したものらしいが、複数個と言っている時点で、意味のない径と思われる。※※5/25圧力容器損傷で、格納容器が損傷していることで、溶けた燃料の一部は、格納容器外に出たと思われるが、大半は圧力容器に残っていると見ている。但し東電は外部に漏れたのは汚染した希ガス,水蒸気,冷却水のことのみをいっているようだ。 5/28変化しなかった原子炉水位Bが-2,150mmに変化。 6/2炉内温度,圧力が変化してない状態で、冷却水の注水流量が減らされている。7.0から5.0m3/hまで減ったが、水位はピクリとも変化していない。水位計はやはり故障と思われる。 6/4建屋内の湿度改善されず。 現在湿度99%,温度34~36℃ 窒素封入作業は遅れる見通し 6/11pm0:42局所排風機が本格運転開始.。3日稼動させ、空間線量を1/10程度まで下げたいとしている。その後二重扉を開いて、外気を入れる。 6/15プラントデータの圧力容器下部温度の計器不良の注釈消えた。確認され校正されたものと思える。 6/19am10:49炉心注水ポンプの電源をD/Gに切り替え。※1,2号機開閉所の修理に伴う大熊線2号線停止準備作業による。 6/21pm1:15-pm1:25建屋に入って計器校正作業、窒素封入設置箇所の事前調査を行う。 6/22am11:15-pm0:0仮設原子炉圧力計設置<東電プレリリース 6/23am10:36仮設原子炉圧力計設置作業開始<保安院の発表 6/23計器設置のために建屋に入った作業員の被ばく線量は、30分で2.64~4.81mSv。東電の発表にはないが、窒素封入ポンプも設置されたという。 6/25新しく設置された圧力計から、ほぼ大気圧であることが分かった。(炉に穴が開いている状態)水位計は、水を通した配管で計るため、炉内が高温で水蒸気化しているため、正常に計れないという。<6/26訂正 6/28pm8:6窒素ガス封入開始。水素爆発を防ぐための措置 |
3/11pm2:46-2:47稼働中に緊急停止 3/11pm2:58津波警報発令 3/11pm3:6非常用冷却システムの原子炉隔離時冷却系手動起動 3/11pm3:30頃、津波到達 3/11pm3:38全交流電源損失 3/12am11:36非常用冷却システムの原子炉隔離時冷却系停止 ↑3/11~12の一部は読売新聞から 3/13am9:25ホウ酸を含む淡水注入開始 3/13pm01:12淡水から海水 3/13am07:??燃料棒露出始まる 3/13am08:41ベント開始 3/14am1:10-3:20水源ピットへの水補給のため、注水中断 3/14am05:20ベント開始 3/14am09圧力容器損傷(東電:解析) 3/14pm10:10圧力容器破損(保安院:解析結果) 3/17am6圧力上昇その後安定注視中 ※現在温度が上昇しても格納容器内の圧力が上がらないことから、少し損傷して小さな穴が開いているいると思われている。 4/7現在、格納容器圧力ほぼ大気圧。格納容器破損により窒素ガスN2注入で放射性物質が押し出される可能性がある。※注水で圧力容器内水位が上がらない 4/11pm5福島県余震震度6弱で、冷却ポンプの外部電源50分間絶たれる。 4/14圧力容器上部2カ所の温度が、上昇した。今まで安定していただけに不安視される。 5/3原子炉温度上昇中 5/5 5/2から56℃上昇。注水流量を9m3に増やして、下がらないようだ。 5/6給水ノズル温度163.5℃に上昇 5/7am5給水ノズル温度180.2℃ 5/7am11給水ノズル温度163.2℃で安定 5/8炉内温度再度急上昇。給水ノズル温度が206.2℃になった。東電は燃料の一部が溶けていると考えている。※1号機より問題か?対策なければ、4日後には耐久温度300℃を超える見込み。 5/12注水流量12m3/hに増やして、給水ノズル温度 189.2℃に下降 5/14am10:1炉内温度上昇により消火系配管から9m3/hに加え、給水系配管から6m3/h淡水注入 5/15pm2-pm5ホウ酸注入 ※1,2号機も同様の処理がされるという。なぜこの時期に再臨界を心配するのか、説明が求められる。※※5/20初期注入の海水塩分濃度が下がり、薄い塩分では中性子の抑制ができなくなり、部分的な小さな核爆発が起こる可能性があるため、安全のためにホウ酸を入れたようだ。 5/18pm6重大な問題をかかえていることが分かった。1号機同様に多くの燃料が溶け落ちて、原子炉底に溜まっているという。現在シュラウドと呼ばれる壁と圧力容器の隙間から冷却水が注がれているが、溶けた燃料が詰まって、少ししか届いていないという。※4/14頃から温度が不安定になり、注水流量を増やしても一時的に下がるだけで、上がり続けた原因はこのことが原因のようだ。この状態が続くと圧力容器の底が抜け落ちるおそれがあり、東電は注水流量を増やして監視するという。<JNNニュース 5/19am6注水流量18.3m3/hで炉温度上昇。 5/20pm2:15給水系注水流量9.0m3/hから12.0m3/hに増やす。消火系配管からの注水流量は5/20am5現在8.9m3/h。 ※計約21m3/hで注水 5/21am5消火系注水流量6.0m3/h ※計18.0m3/h 5/22原子炉温度は、給水系配管からの注水流量を増やして、安定傾向。逆に消火系配管からの注水流量を減らす。 5/24東電は過去の状態分析結果を発表した。格納容器の温度は耐久最大温度 5/24D/W周囲温度のRPVベローシール温度が上昇傾向 5/26 6/5原子炉温度データ何か変? 6/3am11給水ノズル温度 131.9℃ 6/4am11給水ノズル温度 131.9℃ 6/3am11圧力容器下部温度 149.8℃ 6/4am11圧力容器下部温度 149.8℃ ※それぞれam5のデータ値は違う 3号機原子炉メモ欄 ※5/20給水ノズルは常に冷却されていて、ノズル温度は |
3/20pm2:30冷温停止 3/23pm5:24RHRSポンプ自動停止 3/24pm4:14RHRSポンプ修理 3/24pm4:35冷却開始 5/28pm0原子炉水温 49.9℃ 5/28pm9:14仮設残留熱除去海水系(RHR)ポンプ1台停止状態を、見回り中確認。 5/29原子炉と、使用済燃料プールを冷すポンプが停止した。熱交換器の海水を送って冷す側のポンプモータの故障が原因。停止時炉内水温68℃。 ※作業上の問題も見つかった。この故障ポンプは、炉冷却用とプール冷却用に切り替えて使われていたため、相互利用どころか両方冷却出来なくなった。 ※※マスメディアへの知らせも半日遅れた。直ちに問題ないとして、報告しなかったという。 5/29am8:12予備モータに切り替える作業始まる。復旧は同日午前中としている。原子炉水温は5/29am6現在で、84.1℃<asahi.com 5/29am8原子炉水温 87.4℃ 5/29pm0:31交換RHRポンプ起動 5/29pm0:49残留熱除去系(RHR)による炉心冷却開始。※冷却直前の原子炉水温 94.8℃ 5/29pm4原子炉水温 64.9℃ 6/8am8残留熱除去海水系(RHRS)ポンプの2台化のため工事が行われた。 6/8am8:46残留熱除去系(RHR)ポンプ停止。 6/8am9:5残留熱除去海水系(RHRS)ポンプ停止。 6/8am11:32 RHRSポンプ1台目起動 6/8am11:52 RHRSポンプ2台目起動 6/8pm00:35 RHRポンプ起動 6/29am9:30-am11:48残留熱除去系(RHR)ポンプを一時停止。附属機器の電源切替のため。 |
3/20pm7:27冷温停止 |
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冷却作業 | 1号機 冷却作業 | 2号機 冷却作業 | 3号機 冷却作業 | 5号機 冷却作業 | 6号機 冷却作業 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
外部電源電動ポンプで淡水注入 給水系ライン 淡水注入→ろ過器→給水系配管路 注水流量:◆6/30am11 3.7m3/h 3/11pm2:52非常用冷却システムの非常用復水器系が自動起動 3/11pm3頃、非常用冷却システムの非常用復水器系一時停止 3/11pm4:36非常炉心冷却機能不能 3/12am5:46消防ポンプ淡水注入開始 3/12pm2:53淡水注入停止 3/12pm7:4消防ポンプで海水注入開始 ※淡水が足りなくなったため、切り替え 3/12pm7:25海水注入中止 3/12pm8:45海水とホウ酸注入*6/13東電時間修正 3/24消防車ポンプで海水注入 3/25pm3淡水冷却開始 3/29am8仮設電動ポンプで淡水注入 ※実際は淡水を注入にし、ろ過器をへて真水タンクに移った真水を炉に注水 4/3am10-am11(1h)消防ポンプで淡水注入。後に電動ポンプに切り替え 4/14保安院は、余震対策として冷却系統の複数化を決めた。 4/18am11-pm1注水ホース新品へ交換 4/22現在までに約7,000tの冷却水が注入され、圧力抑制室とドライウェイが水没状態と発表された。 4/25am10:57外部電源増強工事のため、電動ポンプ電源を仮設ディーゼルエンジンに切り替える。am10:57終了 4/25pm6:25系統電源復旧 4/26ロボットカメラで炉周辺が撮影され、原子炉や配管などから水漏れがないと確認された。27日から水棺に入る準備として流量6m3/hから14m3/hに増やす試みがされる。 4/27am10注水流量を増やす作業開始 4/28流量を10m3/hに増やして注水された。原子炉の圧力は0.12MPa前後となり温度も下がったが、炉内圧力が大気圧0.101MPa以下になると外部から空気が流入して水素爆発の危険があるため、0.11MPaを目標に注水を続けている。 4/29am10:14炉内圧力低下により、外部空気が流入にし、水素爆発の危険があることから、注水流量は元の6m3/hに戻された。 5/2pm0-pm3警報設備の設置で、一時消防ポンプで注水 5/6am9:36冷却注水流量を6から8m3/hに変更。再度水棺に入る作業が始まった。 5/11am8:47大熊線電2号線復旧工事により、電源をディーゼルエンジンに切り替える。 5/15pm1:28原子炉格納容器パラメータ傾向監視のため、流量を8m3/hから10m3/hに増やす。 5/17am11:50パラメータ傾向監視終了し、注水流量を10m3/hから6.0m3/hに減らす。 6/4am9:57注水供給ラインのルート変更のため、電動ポンプでの注水停止 6/4am10:2-pm1:43消防ポンプで注水 6/4pm1:56電動ポンプで注水開始 6/13東電が注水データ訂正
6/14pm2:9注水ホースの一部をポリエチレン管に取り替えるため、一時的に消防ポンプに切り替えて注水開始 6/14pm3:35消防ポンプ停止により、注水停止 6/14pm3:50仮設電動ポンプで淡水注水再開 6/15am10:6注水流量5m3/hから4.5m3/hに変更 6/19am10:35炉心注水ポンプの電源をD/Gに切り替え。※1,2号機開閉所の修理に伴う大熊線2号線停止準備作業による。 6/21am10:2注水流量を4.5から4.0m3/hに変更 6/21am10:2注水流量を4.0から3.5m3/hに変更 6/23 1号用注水電動ポンプで1号と2号に注水。2号電動注水ポンプを停止 6/28am11:47注水量低下が確認されたため3.5m3/hに調整 6/29pm1:49注水量低下が確認されたため3.5m3/hに調整 ■原子炉への注水流量推移
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外部電源電動ポンプで淡水注入 給水系ライン 淡水注入→ろ過器→給水系配管路 注水流量:◆6/30am11 3.8m3/h 3/11pm3:2非常用冷却システムの原子炉隔離時冷却系手動起動 3/14pm1:30非常用冷却システムの原子炉隔離時冷却系停止 3/14pm4:34海水注入 3/26am100ホウ酸入り淡水注入 3/27pm6仮設電動ポンプで淡水注入 4/3am10-pm0(1.3h)消防ポンプで淡水注入。後に電動ポンプに切り替え 4/14保安院は、余震対策として冷却系統の複数化を決めた 4/18am11-pm1注水ホース新品へ交換 4/22現在までに14,000tの冷却水が注入されている。 4/25am10:57外部電源増強工事のため、電動ポンプ電源を仮設ディーゼルエンジンに切り替える。10:57終了 5/2pm0-pm3警報設備の設置で、一時消防ポンプで注水 5/11am8:47大熊線電2号線復旧工事により、電源をディーゼルエンジンに切り替える。 5/30pm6:5消火系配管からの注水停止、給水系配管から5m3/h継続 6/3pm1:49-pm2:9注水供給ラインのルート変更のため、冷却水注入停止。 6/13東電が注水データ訂正
6/14pm0:14-0:37注水ホースの一部をポリエチレン管に取り替えるため、一時的に注水停止。 6/21am10:4注水流量を5.0から4.5m3/hに変更 6/22am10:4注水流量を4.5から4.0m3/hに変更。その後3.5m3/hに変更 16/23pm6:27 1号機用注水電動ポンプで1号と2号に注水。2号機電動注水ポンプを停止 ■原子炉への注水流量推移
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外部電源電動ポンプで淡水注入 給水系ライン 淡水注入→ろ過器→給水系配管路 注水流量:◆6/30am11 9.0~9.1m3/h 3/11pm3:6非常用冷却システムの原子炉隔離時冷却系手動起動 3/12am11:36非常用冷却システムの原子炉隔離時冷却系停止 3/13pm01:12海水とホウ酸注入 3/25pm6淡水注入開始 3/28pm8仮設電動ポンプで淡水注入 4/3am10-pm0(2.2h)消防ポンプで淡水注入。後に電動ポンプに切り替え 4/14保安院は、余震対策として冷却系統の複数化を決めた 4/18am11-pm1注水ホース新品へ交換 4/22現在までに9,600tの冷却水が注入されている。 4/25am10:57外部電源増強工事のため、電動ポンプ電源を仮設ディーゼルエンジンに切り替える。10:57終了 5/4原子炉温度上昇のため注水流量を 5/6給水ノズル温度163.5℃に上昇 5/7am5給水ノズル温度180.2℃ 5/7am11炉内温度は安定した。しかし注水流量に見合った温度にならないようだ。どこかに漏れていることが考えられ、消火系配管からの注水を止め、本来の冷却系配管からの注水することを決めた。 5/11am8:47大熊線電2号線復旧工事により、電源をディーゼルエンジンに切り替える。 5/12pm4:53消火系配管から9m3/hに加え、給水系配管から3m3/h淡水注入 5/13pm2消火系配管から6m3/hに加え、給水系配管から6m3/h淡水注 5/14am10:01炉内温度上昇により消火系配管から9m3/hに加え、給水系配管から6m3/h淡水注入 5/15am11消火系配管から9.0m3/hに加え、給水系配管から6.2~6.5m3/hの淡水を注入 5/15pm2:33-pm5:00再臨界防止のため消火系配管からホウ酸注入 5/16am11消火系配管から9.0m3/hに加え、給水系配管から6.16~6.48m3/hの淡水を注入 5/17am10:11給水系配管から9m3/h 5/18am11消火系配管から9.0m3/h 5/19am11給水系配管注水量9.0m3/h 5/20am5:39消火系注水量8.0m3/h 5/20pm2:15給水系注水量12.0m3/h 東電消火系配管9.0m3/hと記入? 8.0から9.0への変更は見られない。 5/20pm8:43消火系注水量7.0m3/h 5/20pm11:54消火系注水量6.0m3/h 5/21pm3:12概設の消防ポンプ停止。pm3:15電動注水ポンプ注水量12m3/hで起動。このことは、給水系配管からの注水を、高台設置の電動注水ポンプに切り替えるため。 5/22原子炉温度は、給水系配管からの注水流量を増やして、安定傾向。逆に消火系配管からの注水流量を減らす。 5/25注水流量計測点と水量計器変更のため、読み取り値に変更が生じているが、流量調整操作はしていない。 ※結局位置や水量計によってどれだけの差になるかが不明。 6/3pm1:16-pm1:32注水供給ラインのルート変更のため、冷却水注入停止 6/13東電が注水データ訂正
6/14pm1:2-1:31注水ホースの一部をポリエチレン管に取り替えるため、一時的に注水停止 6/19am11:03-pm3:22炉心注水ポンプの電源をD/Gに切り替え。※1,2号機開閉所の修理に伴う大熊線2号線停止準備作業による。 6/21am10:6注水流量11から10.0m3/hに変更 6/23am10:13注水量10.0から9.5m3/hに変更 6/24am10:7注水流量を9.5から9.0m3/hに変更 ■原子炉への注水流量推移
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冷却中 3/21am11:36外部電源から受電 3/23pm5仮設の残留熱除去海水系の仮設ポンプの電源を切り替えた際、自動停止 3/24ポンプ交換し冷却再開 4/25pm0:22原子炉及び使用済み燃料プールの残留除去系ポンプ停止。理由の発表ないが、5号機6号機電源盤、連系作業継続中のためと思われる。作業am10:57終了 4/25pm4:43残留熱除去系ポンプ復旧 5/2pm1-pm3起動変圧器の受電試験のため一時冷却ポンプ停止 5/28pm9:14仮設残留熱除去海水系(RHR)ポンプ1台停止状態を、見回り中確認 5/29pm031交換ポンプ起動 5/29pm0:49残留熱除去系(RHR)による炉心冷却開始 6/24pm4:35プールの冷却を、使用済燃料プール冷却浄化系ポンプに替え起動し、冷却開始。原子炉へは残留熱除去系ポンプで冷却開始。<東電プレリリース6/25am9 |
本設電動ポンプ淡水注入で冷却中 3/22pm7:17外部電源から受電 3/25pm3残留熱除去ポンプ2台は本設電源に切り替え 5/2am11-pm2起動変圧器の受電試験のため一時冷却ポンプ停止 |
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使用済燃料プール(SFP) /核燃料貯蔵プール ※使い終わった燃料を水に漬け、冷却保管する設備。核燃料は炉から取り出しても残留熱(崩壊熱)を出し続けるため、放射線を遮断しながら燃料を冷却するために少なくとも2年程度プールで貯蔵する。ポンプで水を循環させて蒸発する水を補い、水温を約40℃以下に保つ。<読売新聞 3号機12.2m×9.9m×11.8m=1,425m3 燃料プール冷却浄化系ライン:FPC |
1号機 プール | 2号機 プール | 3号機 プール | 4号機 プール | 5号機 プール | 6号機 プール | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
使用済燃料:状態不明 水位:満水 冷却:仮設電動ポンプで淡水注入 水温:不明 貯蔵燃料集合体の数: 392体 使用済292体+新燃料100体 容積:1,020m3 燃料の発熱:70KW 3/24am10湯気確認 3/31pm1-pm4(3h)淡水90t放水 4/2pm5-pm5(3min)放水(放水位置の確認のため) 5/14pm3淡水放水作業強風で中止 5/20pm3-pm4(約1.1h)淡水60t放水 ※風のため水が届いていない可能性がありpm4:15に中止した。 5/22pm3-pm5(約1.6h)淡水放水 ↑コンクリートポンプ車62m級 50t/h 5/28pm4:47-pm5:00燃料プール冷却浄化系を用い淡水注入し、漏洩試験実施。 5/29am11-pm3(約4.4h)燃料プール冷却浄化系から仮設電動ポンプで淡水168t注入 6/5am10:16-48(約0.5h)淡水15tを注水 ↑燃料プール冷却浄化系から仮設電動ポンプで注入 6/24使用済燃料プール水の放射性物質量が発表された。※これまで計測している他の号機と比べ、ほとんど変わらないという。 I-131:68Bq/cm3 Cs-134:12KBq/cm3 Cs-137:14KBq/cm3 |
使用済燃料:損傷はないと思われる。 水位:4/1満水 冷却:燃料プール代替冷却装置で冷却 水温:◆6/30am11 34℃ 貯蔵燃料集合体の数: 615体 使用済587体+新燃料28体 容積:1,425m3 (4/20訂正) 燃料の発熱:467KW 3/20pm3-pm5(2.25h)海水40t注水 3/22pm4-pm5(0.9h)海水18t注水 3/25am10-pm0(約1.8h)海水30t注水 3/29仮設電動ポンプを使用して、海水から淡水注入に切り替える。15~30t 3/30am9ポンプとホースにトラブルがあり冷却を中断。pm7-pm11(4.5h)消防ポンプで放水。20t以下 4/1pm2-pm5(2h)淡水70t注入 4/4am11-pm1(2.5h)淡水70t注入 4/7pm1-pm2(約1h)淡水36t注入 4/10am10-pm0(2h)淡水60t注入 4/13pm1-pm2(1.7h)淡水60t注入 4/16am10-am11(約1.7h)淡水45t注入 一時地震により中断。満水確認し終了 4/16プールサンプルの水を採取 4/18東電はプールの水を分析した結果放射性セシウムの量が最高140KBq検出され、これは燃料が損傷している証。 としている。保安院は放射性ヨウ素も1.4KBqと多いので、半減期の短いものがある理由が説明できないとして、原子炉から混入したとしている。 4/19pm4-pm5(1.3h)淡水47t注入 4/22pm3-pm5(1.7h)淡水50t注入 4/25am10-am11(1h)淡水38t注入 4/28am10-am11(1.2h)淡水約43t注入 5/2am10-am11(1.5h)淡水55t注入 5/6am9-am11(1.7h)淡水58t注入 5/10pm1-pm2(1.6h)淡水56t注入。ヒドラジン(腐食防止剤)も注入された。 5/14pm1-pm2(約1.6h)冷却浄化系から淡水約56tとヒドラジン1.0m3注入 5/15am11プール水温度70.0℃ 5/16am11プール水温度56.0℃ 5/16 5/15の水温度は70℃、5/16の温度は56.0度。淡水が注入された日にちは5/14日。下がった理由が不明。誤記または記載漏れか? 5/18保安院は原子炉建屋近くに冷却装置を設置して、プール水を空冷で冷して循環させると発表した。※現在のプールからの建屋内蒸気が改善される。 5/18pm1-pm2(1.5h)淡水約53t注入。pm1-pm2ヒドラジン1.3m3を混ぜて注入 5/22pm1-pm2(約1.6h)淡水56t注入、pm1-pm2ヒドラジン1.0m3を混ぜて注入 5/22今後のプール水の冷却方法が発表され、5月下旬から工事が始まり、5月末に完成するとしている。外部に冷却塔建て、空冷式熱交換器で除熱するという。1カ月経過後41℃の見込み 5/26am10-am11(約1.5h)淡水53t注入、am10-am11ヒドラジン?m3を混ぜて注入 5/30am11:15使用済燃料プール代替冷却装置二次系漏洩試験実施。pm3:2二次系試運転開始。 5/30pm0-pm1(約1.8h)淡水53t注入 ↑燃料プール冷却浄化系から仮設電動ポンプで注入※ヒドラジンが液体であることから文訂正 2号機のみ電動ポンプでの注入は、原子炉建屋の屋根が残っていて、外からコンクリートポンプ車での放水ができなかったため。注水と放水の違いは、ポンプ車では放水を使い、出口の水の状態を表現。(東電 5/31am11:40使用済燃料プール代替冷却装置一次系漏洩試験実施。 5/31pm5:21同装置本格運転開始 5/31pm6:11定格流量100m3到達 6/1am1:47流量800m3に調整 6/1am6:6-6:53の間一次系ポンプ停止 6/1燃料プール冷却浄化系から淡水注入 6/2使用済燃料プール代替冷却装置での冷却で、劇的に温度が下がった。 ※6/12本HP.の水路構成図訂正 2号機使用済燃料プールで使われているプール代替冷却装置は空冷式だった。ポンプは2台あり、冷される一次側と冷す側二次側があり、二次側に海水を送っているのではなく、ファンで冷した水を循環させていた。図fig2-3訂正 6/19am11:03使用済燃料プール代替冷却装置一時停止。※1,2号機開閉所の修理に伴う大熊線2号線停止準備作業による。 6/19/pm4:0使用済燃料プール代替冷却装置運転再開 6/27am8:23-pm4:53使用済燃料プール代替冷却装置を一時停止、その後再開。大熊線2号線復旧に伴う、発電所内電源切り替えのため。 |
使用済燃料: 水位:満水 冷却:燃料プール代替冷却装置で冷却 水温:5/8 62℃ 貯蔵燃料集合体の数: 566体 使用済514体+新燃料52体 容積:1,425m3 燃料の発熱:233KW 3/16午後、自衛隊ヘリ放水試み断念 3/17午前、自衛隊ヘリで4回海水投下 ※海水投下で、水蒸気爆発の危険がある中決行された。高さ約90m,飛行速度37Km/h、機体底には遮へい用のタングステンシートと鉛板が敷き詰められていた。<Yomiuri Online 3/17警察と自衛隊高圧放水車で放水 3/18高圧放水車で放水 3/19ハイパーレスキュー隊による高圧放水車で放水 3/20ハイパーレスキュー隊による高圧放水車で放水 3/23海水注入 3/24海水注入 3/25緊急時消火支援チームによる放水後、淡水注入開始 3/27pm0-pm2(2h)海水100t放水 ※海水放水量計 4,556t 3/29コンクリートポンプ車で、海水から淡水100t放水に切り替える。 3/31pm2-pm6(3h)淡水75t放水 4/2am9-pm0(3h)淡水75t放水 4/4pm5-pm7(約2.2h)淡水70t放水 4/7am6-am8(2h)淡水70t放水 4/8pm5-pm8(約3h)75t放水 4/10pm5-pm7(2h)淡水80t放水 4/12pm4-pm5(約0.8h)淡水35t放水 4/14pm3-pm4(約0.6h)淡水25t放水 4/18pm2-pm3(約0.7h)淡水30t放水 4/22pm1-pm2冷却浄化系の電動ポンプで淡水試験注入 4/22pm2-pm3(1.3h)淡水放水50t 4/26水位テストで2分間放水 ↑コンクリートポンプ車62m級 50t/h 4/26pm0-pm2(約1.6h)プール冷却浄化系から淡水約47.5t注入 4/8pm0-pm2(2h)プール冷却浄化系から淡水約60t注入。 5/8プール水40mℓ採取※6/26強いアルカリ性と発表。pH11.2 5/9 8日に採取されたプ-ル水からs-134,Cs-137,I-131を検出 I-131:11KBq/cm3 Cs-134:140KBq/cm3 Cs-137:150KBq/cm3 5/9pm0-pm3淡水80t注入。ヒドラジン0.5m3を混ぜて注入。※ヒドラジンH4N2(腐食防止剤)は水中の酸素を奪う性質があり、塩水による金属腐食を抑える効果が期待されている。しかし今後、塩分を取り去る作業も必要そうだ。 5/16pm3-pm06(3.5h)プール冷却浄化系から淡水約106t注入、pm3-pm5ヒドラジン0.88m3を混ぜて注入 5/24am10-pm01(約3.3h)淡水100t注入、am10-pm0ヒドラジン0.8m3を混ぜて注入 5/28Pm1-pm3(約1.7h)淡水50t注入、pm1-pm2ヒドラジン0.38m3を混ぜて注入 6/1pm2-pm3(約1.3h)淡水40t注入、ヒドラジン0.14m3を混ぜて注入 6/5pm1-pm3(2.1h)淡水60t注入、ヒドラジン0.12m3を混ぜて注入 6/9pm1-pm3(約1.81h)淡水55t注入、ヒドラジン0.19m3を混ぜて注入 6/13am10-am11(1.65h)淡水?t注入、ヒドラジン0.26m3を混ぜて注入 6/17am10-am11(約1.63h)淡水49t注入、ヒドラジン0.19m3を混ぜて注入 6/26am9:56-am11:23ホウ酸を混ぜたホウ酸水45tを注水。※5/8採取のサンプル水がpH11.2と、強いアルカリ性だった。水素爆発で砕けたコンクリートが多量にプールに入り、アルカリ成分が溶け出したらしい。燃料を保管する筒がアルミ製で、腐食して倒れるおそれがあるために入れられるようだが、あまり酸性度が強くないホウ酸を入れることは、再臨界防止の役割があるようだ。 6/27pm3:0-pm5:18ホウ酸を混ぜたホウ酸水を注入 6/29pm2:45-pm3:53淡水約30t注水 ↑燃料プール冷却浄化系から仮設電動ポンプで注入※6/6ヒドラジンが液体であることから文訂正 6/30am10:43使用済燃料プール代替冷却装置の一時側漏れ試験実施 6/30pm6:33使用済燃料プール代替冷却装置の試運転開始<保安院 6/30pm7:47使用済燃料プール代替冷却装置調整運転開始。性能評価実施後、本格運転に移行 |
使用済燃料:4/29目だった損傷ない。 水位:4/23満水。水面燃料上約4m 冷却:代替注水設備で淡水注水 水温:◆6/29pm4:00 87~88℃ 貯蔵燃料集合体数: 1,535体 使用済使用中1,331体+新燃料204体 容積:1,425m3 燃料の発熱:2,333KW 燃料が溶融して損傷、水素が発生し水素爆発した。水素爆発でない可能性も 3/20自衛隊による放水 3/21自衛隊による放水 3/22pm5-pm8海水150t放水 3/23am10-pm1海水130t放水 3/24pm2-pm5海水150t放水 3/25pm7-pm10海水150t放水 3/25am6-am10冷却系で海水注入 3/27pm4-pm7(2.5h)海水125t放水 ※海水放水量計 721t 3/30pm2-pm6(4.5h)淡水140t放水 3/31pm4-pm7(3h)淡水?t放水 4/1am8-pm2(5.5h)淡水180t放水 4/3pm5-pm10(5h)淡水180t放水 4/5pm5-pm6(0.8h)淡水20t放水 4/7pm6-pm7(1.3h)淡水38t放水 4/9pm5-pm7(2.3h)淡水90t放水 4/12プールの水サンプリング,分析中。水温が90度と高いことが分かった。放射線量は水面上で、84mSv/h 4/13am0-am6(約6.5h)淡水放水195t 4/13東電は、プールの採取した水から放射性物質が401Bq/cm3検出されたことを発表した。使用済み核燃料の損傷は否定できないとしている。また3/15の火災原因の関係は調査するとのこと I-131:220Bq/cm3 Cs-134:88Bq/cm3 Cs-137:93Bq/cm3 4/15pm2-pm6(4h)淡水140t放水 ※プールの発熱量は一番大きい。しかし湯気も少なく蒸発しているというより、プールに亀裂があるのか? 4/17pm5-pm9(2.8h)淡水140t放水 4/19am10-am11(1.2h)淡水40t放水 4/20pm5-pm8(約3.4h)淡水100t放水 4/21pm5-pm9(4h)淡水140t放水 4/22プール水の計測が行われた。 水温は91℃。水を入れれば下がるが一杯で溢れる状態らしい。 4/22pm5-pm11(6h)淡水200t放水 4/23pm0-pm4(約4.2h)淡水140t放水 今までにないペースで大量に放水。22日時点で、溢れる状態ではなかったのか?※溢れる前に蒸発しているらしい。現在燃料集合体上部から約2m上が水面で、4mまで水を入れるようだ。 4/24am0水面は2m上昇し、燃料上部から4mになった。水温は66℃になる。 ※溢れる云々の記事からすると否定されるが、通常燃料上部から7m上に水面があるとの記事があった。 4/24pm0-pm5(4.3h)淡水165t放水 ※本機は放射線量が他に比べ低いので、懸念されていたプールの柱と壁の補強工事を行うことになった。 4/25pm6淡水放水開始 4/26am0淡水放水終了(約6.2h)210t ※大量に放水しているのに、思った水位にあがらないという。漏れている可能性があると発表された。プールの大きさが12.2m×9.9m×高さ11.8mとすると120t入って約1m上昇することになる。 4/26pm4-pm8(約3.8h)淡水130t放水 4/27pm0-pm2(約1.78h)淡水放水 4/27pm2-pm3(0.7h)淡水放水、計85t 4/27原子炉建屋内での漏水はないと発表。※プールと原子炉間にあるゲートが破損して注水した一部が炉側に漏れている可能性があると発表。 4/28プールの水採取 4/29プール内水温88℃にカメラを投入し中の様子が撮影された。核燃料集合体に目だった損傷は見られないと発表。※無人ヘリの撮影写真から建屋本体の柱にダメージが見られるようだ。余震でプールにひびが入る可能性がある。 4/29 4/28に採取されたプールの水にI-131,Cs-134,Cs-137が含まれていた 5/5pm0-pm8(約8.4h)淡水270t放水 5/6pm0-pm5(約3.2h)淡水180t放水 5/7pm2-pm5(約3.4h)淡水120t放水 5/7プール水280mℓ採取 5/8 7日に採取されたプ-ル水からCs-134,Cs-137,I-131を検出 ↑コンクリートポンプ車62m級 50t/h 5/9プール底部、支持構造物設置工事開始 6/7プール底部の支持構造物設置に向け、鋼製支柱材の搬入,組み立て開始 ※5/9から使用済燃料プールへは、淡水と、ヒドラジンH4N2を混ぜて放水。 ※ヒドラジンH4N2(腐食防止剤)は水中の酸素を奪う性質があり、塩水による金属腐食を抑える効果が期待される
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使用済燃料:損傷はない。 水位:3/31満水 冷却:情報なし 水温:◆6/30pm0:00 24.7℃ 貯蔵燃料集合体の数: 994体 使用済946体+新燃料48体 容積:1,425m3 燃料の発熱:817KW 3/19am5残留熱除去系ポンプで冷却開始 5/28pm0水温44.3℃ 5/29原子炉と、使用済燃料プールを冷すポンプが停止した。熱交換器の海水を送って冷す側のポンプモータの故障が原因。※作業上の問題も見つかった。この故障ポンプは、炉冷却用とプール冷却用に切り替えて使われていた。 5/29am8予備モータに切り替える作業始まる。復旧は同日午前中としている。 5/29am8水温44.7℃ 6/24pm4:35燃料プール冷却浄化系により冷却開始<保安院 6/24pm4:35プールの冷却を、使用済燃料プール冷却浄化系ポンプに替え起動し、冷却開始。原子炉へは残留熱除去系ポンプで冷却開始。<東電プレリリース6/25am9 |
使用済燃料:損傷はない。 水位:3/31満水 冷却:情報なし 水温:◆6/30pm0:00 40.5℃ 貯蔵燃料集合体の数: 940体 使用済876体+新燃料64体 容積:1,497m3 燃料の発熱:700KW 3/19pm10残留熱除去ポンプで冷却開始 4/20am9ホースの位置を変えるため残留熱除去系ポンプ一時停止させた。 4/20pm3残留熱除去系ポンプ運転再開 |
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機器仮置きプール(DSP) ※原子炉建屋の最上階にあるプール。原子炉内の点検の際、強い放射線を出す原子炉機器をプールに漬け、放射線を遮へいして作業する。 東電:機器貯蔵プール 保安院:機器仮置きプール DSピットと記載するメディアもある。 深さ7.6m 現在浸かっている大型機器 ・シュラウド(炉心隔壁) 高さ6.8m ・蒸気乾燥機 原子炉ウェル(プール) ※原子炉内から燃料棒や機器を取り出して他のプールへ移動するとき、放射線遮へい目的で裸にしない様に、原子炉とその上部や、プールとの間に水を一杯に張るようだ。原子炉上部の水を張る部分が、原子炉ウェルと思える。 |
3/11定期検査中で、原子炉に設置されている大型の機器は取り外され、強い放射線を遮へいするため、機器貯蔵プールに収められていた。 6/?二つのプール水位が震災前より4.6m低いことを確認 6/11機器貯蔵プールの水位計2.5m 満水時の約1/3 6/19東電は、3/11の状態は使用中の核燃料も、使用済燃料プールに移されていて、大量の燃料で使用済燃料プールの温度が上昇・蒸発して数日で燃料損傷が起こると見ていた。しかし、使用済み燃料プールの水位が低下した際、圧力で押していた仕切り板に隙間ができ、機器貯蔵プールや原子炉ウェルから大量に水が流れ込んで、これを偶然回避したという。 6/19am9:14-pm11:57原子炉ウェル,機器貯蔵プールへ淡水約80t注水。今後1,000t注水して満水にするという。 (原子炉建屋5階の放射線量を下げ、作業環境をよくするための注水) 6/19am9:14-am11:57(2.7h)DSPへ水張り80t。移送流量約30t/h 6/20am9:49-am9:52(0.05h)DSPと原子炉ウェルへの水張り。@1.5t 6/20am10:6DSPと原子炉ウェルへの水張開始 6/21am11:29(約25.4h)DSPと原子炉ウェルへの水張終了。移送量@762t 6/21am11:45-pm0:52(約1.1h)DSPと原子炉ウェルへの水張り。移送@30t 6/22am8:23-pm2:31(約6.1h)DSPと原子炉ウェルへの水張り。移送@180t 6/23am9:32-pm3:29(約6h)DSPと原子炉ウェルへの水張り。移送@180t ※小計1,233t、6/23時点で目標の注水量1,000は超えていると思われる。 6/28am9:40-pm3:29原子炉ウェルと機器仮置きプールへ水張り |
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使用済燃料共有プール ※4号機の隣りにあるプール施設各号機で数年冷やされた使用済核燃料がこのプールで保管される。貯蔵燃料集合体数は約6,400体。量が多くてビックリするが、既に数年間冷されているので、持っている熱量は比較的小さい。 |
プール水温:◆6/30am6 32℃ 貯蔵燃料集合体数: 約6,400体 3/18am6プールの水満水確認。 3/24pm6:5電源供給し、冷却開始 4/17pm2:34電源末端回路でショート、電源供給停止。ケーブル末端の絶縁処理が不十分で遮断機が落ちた。ケーブルを取り除きpm5:30復旧した。 5/13プール水1,000mℓ採取 5/15プール水分析結果 I-131:0.17Bq/cm3 Cs-134:1.2Bq/cm3 Cs-137:ND※検出限界より下の値 |
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建屋 | 原子炉建屋 高さ約44m 1号機 地下高さ11m 地下容積は6,000m3 |
1号機 建屋 | 2号機 建屋 | 3号機 建屋 | 4号機 建屋 | 5号機 建屋 | 6号機 建屋 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地下水位:5/13 4.2m 約3,000t 3/12pm3:36白煙後、水素爆発により建屋上部の壁吹き飛ぶ ※格納容器内圧力が設計圧力4気圧を超え、8気圧以上になった。このことは、圧力容器が破損したため、格納容器に水蒸気が流れ込んだためと思われる。圧力容器内で発生した水素も一緒に格納容器に流れ、設計圧力を超えていれば、容易にフタの隙間から水素が建屋に流れ出る。建屋内は当然酸素があり、水素が溜まって水素爆発となる。 4/16原子炉建屋内放射線量測定 ※南側二重扉付近で計測 二重扉外:4mSv/h 二重扉内:270mSv/h 外から測定 4/17pm4-pm5無人ロボットにより二重扉の開閉、線量,温度測定行う 4/17原子炉建屋内ロボットで計測 ※北側二重扉入り口付近で計測 放射線量:10~49mSv/h 温度:28~29℃ 湿度:49~56% 酸素濃度:21% ※瓦礫散乱、40m奥まで入る 4/26ロボットカメラで炉周辺が撮影され、配管などからの水漏れがないと確認された。27日から水棺に入る準備として流量6m3/hから14m3に増やす試みがされる。 4/27建屋1階北東、SHCポンプ室入り口で1Sv/h以上の放射線を検出。漏水が見られないことから、原子炉から残留熱除去系の配管を通って、同室の配管やポンプに漏れたと思われる。 4/29am11-pm2遠隔ロボットで建屋内の水漏れなど確認.。漏れはなかった。 5/2作業改善のため、フィルター付き換気装置6台の設置作業始まる。 5/3現在建屋内は10~40mSv/hの放射線量で、この値を下げることが目的。換気装置と同時に気圧調整小屋とダクトも設置し、他の場所へ漏れ出ない工夫もされる。 5/5pm4:36初めて作業員が入り、換気装置のホース設置がされ、6台の局所排風機が稼動した。 5/8pm8換気装置停止 5/8pm8:8二重扉貫通ダクト切断し、一部開放 5/9am4:17二重扉開放。 ※(6/21追記)東電は、放射性物質総放出量を500MBqと発表 5/9am5:10気圧調整小屋解体 5/9換気によって期待したレベルに下がらなかったようだ。高レベル線量のカ所は残った。計器類や、窒素封入配管近くの高所では、700mSv/hが計測され、他も数十mSv/hから100mSv/hのカ所があるという。 5/13 6月より建屋カバー設置工事を行うため、それに使うクローラクレーンの設置作業をはじめた。 5/13作業員が中に入り地下を確認したところ半分の高さまで汚染水が溜まっていたという。地下高さ11m,容積は6,000m3,約3,000tの溜り水 5/13pm4-pm5遠隔操作ロボット投入しての現場確認作業実施 5/14場所によって2Sv/hを計測 5/20am9:30-pm015建屋に入って、水位監視と 5/21 5/20の調査で地下水位も確認され、先週の4.2mからわずかに上昇 5/22pm0-pm1建屋開口部の空気中放射性物質のサンプリングをした。 5/27am10:30-pm0頃、及びpm3頃 建屋へ入り、滞留水水位計取り付け。滞留水のサンプリングと使用済プールへのホース敷設作業を実施。 5/28東電は、建屋の強度を調査し、耐震の安全性は確保されていると報告。保安院もこれを了承した。 6/2建屋地下水水位が低下した。5/31 まで上昇し、6/2水位が80mm近く低下した。建屋地下の水位より、地下水位が高いため、2号機建屋に流れていると見ている。 6/3pm3:0-pm5:0無人ロボットによる状況確認実施。 6/4ロボットにより撮影された、格納容器と配管つなぎ部から漏れる蒸気の写真が公開された。放射線量は4Sv/hを計測。※窒素封入の意味が? 6/15大物搬入口内部において、除染方法の調査のため、除染試験を実施 6/28原子炉建屋カバー設置作業着手。クローラクレーンを1号機に移動開始 |
地下水位:6/21 約6.1m 壁一部破損 3/21pm6もや状の煙発生 3/22am7もやほとんど見えず 4/16原子炉建屋内放射線量測定 二重扉外:2mSv/h 二重扉内:12mSv/h 外から測定 4/18pm2無人ロボットにより二重扉の開閉、線量,温度測定を行う 4/19原子炉建屋内ロボットで計測 ※二重扉入り口付近で計測 放射線量:4.1mSv/h 温度:34~41℃ 湿度:94~99% 酸素濃度:19~20% ※内部は水蒸気が充満、前進困難 5/18am9:24-am9:38高温多湿の中で作業員が入って作業をした。今後行われる計器調整や、冷却設備設置の状況確認のようだ。最大40mSv/hの環境で、作業員の被ばく線量は14分間で最大4.27mSv/hと発表。 5/19昨日建屋に入った作業員一人が、熱中症になっていたことが分かった。 5/22今後の使用済プール水の冷却方法が発表され、5月下旬から工事が始まり、5月末に完成するとしている。現在建屋内は高温多湿の状態で、プールの水温が大きく関係している。 5/26pm3:19-3:32原子炉建屋の事前調査実施 5/26日調査:現在湿度99.9%,温度32.2~36.7℃ 6/4建屋内の湿度改善されず。除湿機を検討。湿度99%,温度34~36℃※窒素封入作業は遅れる見通し 6/8東電は作業環境改善のため、1号機と同様に、フィルターで換気後、二重扉を開いて、外気を入れることを発表した。※6/4採取データの分析では、放射性物質濃度0.16Bq/cm3,湿度99.9% 6/11am11:45-pm0:19局所排風機の試運転がされた。換気装置のホースや扇風機は既に設置されていたようだ。 6/11pm0:42局所排風機本格運転開始 6/19pm0:12局所排風機を一時停止。※1,2号機開閉所の修理に伴う大熊線2号線停止準備作業による。 6/19pm8二重扉を開いて、湿気を外に逃がし、作業環境を整えるようだ。明日am4に扉を全開にする。回りの自治体には許可を得ているという。 6/19pm4:22局所排風機起動 6/19pm8:46作業者建屋内に入る。 6/19pm8:51二重扉を少しだけ開く 6/20am5:00二重扉全開。外部空間線量に変化がなかったことを確認した。 6/20pm2:30大物搬入口開放 6/21東電は、今回の放射性物質総放出量を1,800MBqと発表 6/21pm1:15-pm1:25建屋に入って計器校正作業、窒素封入設置箇所の事前調査を行う。 6/21地下溜り水約6.1m。汚染レベルは水面近くで、430mSv/hを計測 6/23am10:36-pm026仮設原子炉圧力計設置<保安院の発表6/23 6/24am6:58頃、2号機上空の空気中放射性物質を採取していた無人小型ヘリ(Tホーク:50cm,8Kg)が故障し、2号機原子炉建屋上に落ちた。炎は確認されておらず、クレーン車で回収するという。 ※コンクリートポンプ車の先にカメラを付けて確認され、建物に異常がないことが分かった。 6/24ロボットによる地下溜り水水位計設置作業中断 |
地下水位:6/10 5.8m 約6,400t 3/14am11水素爆発起こす 3/16am8水蒸気的なもや発生 3/21pm4灰色煙発生 3/22白煙に変わり、終息 3/23pm4黒煙発生 3/24am4煙止む 4/16原子炉建屋内放射線量測定 ※南側二重扉付近で計測 二重扉外:2mSv/h 二重扉内:10mSv/h 外から測定 4/17am11-pm2無人ロボットにより南側二重扉の開閉、線量,温度測定行う 4/17原子炉建屋内ロボットで計測 ※南側二重扉入り口付近で計測 放射線量:28~57mSv/h 温度:19~22℃ 湿度:32~35% 酸素濃度:21% ※資材搬入二十扉2枚共開放状態 ※内部は瓦礫散乱ロボット前進困難 5/10ロボットで放射線量を測定し、所々に100mSv/hを超えるカ所があることが分かった。全体に1号機建屋より高く、長時間の作業はできない中で、今後配管などに鉛のマットを巻く作業をするという。 5/18pm4:30(約10min)窒素封入作業を進めるために配管点検で作業員が入り、2.08~2.85mSv/hの被ばくをした。窒素封入場所は線量が高く170mSv/hを計測した。 5/31am9-pm4遠隔操作ロボットにより、事前サーベイを実施。※サーベイ:調査,測量※※サーベイメータ:放射線測定計器。 6/9am11:47-pm0:14建屋に作業員9人入り、γカメラによる放射線量測定など行なった。窒素封入作業実施調査のため。※5mSv/h程度の被ばくを想定していたようだが約6~8mSv/h被ばく 6/10調査結果が発表された。放射線量最大100mSv/hを計測する所があった。地下水も確認され、初めて大量に溜まっているのが確認された。深さ5.8mで、6,400t以上 6/24am10:31-pm0:42ロボットにより、放射線量調査を実施 |
地下水位:4/19 約5m 3/15am65階屋根損傷 3/154階火災発生、後自然消化 3/164階火災発生、後自然消化 4/2初めて入り、高線量に汚染された水が確認された。レベル100mSv/h 4/19建屋地下に5mの溜り水確認。放射線量は100mSv/hが計測された。3号機からの汚染水流入か? 5/23pm4:17-4:37建屋開口部の空気中放射性物質のサンプリング作業実施 5/28東電は、建屋の強度を調査し、耐震の安全性は確保されていると報告。保安院もこれを了承した。 6/10pm2:00-2:30建屋に入ってプール循環冷却工事のための作業環境を調査した。 6/18開口部において空気中の放射性物質のサンプリング実施 6/19am9:14-pm11:57原子炉ウェル,機器貯蔵プールへ淡水注水 6/29pm1:28-pm2:21建屋5階にあがり、使用済燃料プール代替冷却工事の事前調査を実施 |
地下水位; 3/24屋根に水素放出穴開ける。 |
地下水位: 3/24屋根に水素放出穴開ける。 なぜ6号機地下に汚染水が溜まったのかは不明※5/3以前から地下水が湧く場所だったことが分かった。 ■地下溜り水をを同号機廃棄物処理建屋へ移送
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タービン建屋 復水器/ 熱交換器 サブドレンピッド 5・6号機用仮設タンク 総容量:12,200m3 |
4/2一部照明点灯 放射能汚染水溜まる。 3/24ポンプを稼動させ、建屋内の放射能汚染水を復水器に戻す作業を始める。3/29現在成果は判断できない状態。 3/29am7復水器満杯でポンプ停止 3/30復水器に戻す作業中断、進展なし 4/3pm1:55復水器から復水貯蔵タンクへ冷却水移送開始 4/6建屋1階サブドレン放射線レベル I-131:72MBq/m3 4/17 サブドレンピトの放射線レベルは、4/14から横ばい 6/13pm2:58-pm5:43復水器の水75tを同機建屋地下に移送。(2号機タービン建屋の溜り水を、1号機復水器に移すため) 6/15am10:33復水器の水を復水貯蔵タンクに移送開始 6/16am9:52復水器の水を復水貯蔵タンクに移送終了 6/20pm1:373号機タービン建屋立て坑(トレンチ)の溜り水を1号機復水器へ移送開始 |
4/2一部照明点灯 放射能汚染水溜まる。溜まっている水量は数千トン。放射線量1,000mSv/h以上。復水器満杯,復水貯蔵タンク満杯 高線量汚染水で冠水、その水も排水できない状態。放射線量が高く、作業一人10分程度で、作業は進んでいない。 4/2pm5復水器から復水貯蔵タンクへ冷却水移送開始 4/6建屋1階サブドレン放射線レベル I-131:36MBq/m3 4/7集中環境施設への排水ホース穴開ける。4/9建屋内の健全性確認中 4/12pm7建屋・立て坑(トレンチ)の水を復水器へ移送開始。 4/13pm5建屋トレンチの水を復水器へ移送終了。(稼動約21.5h、約660t) 4/17 サブドレンピトの放射線レベルは、4/14から横ばい 4/19am10建屋・立て坑(トレンチ)の高レベル汚染溜り水を集中廃棄物処理施設(プロセス主建屋)への移送開始※5/25文面修正 5/25am9:5-pm3:30電源切り替え作業で電源盤停止に伴い、建屋・立て坑(トレンチ)高レベル汚染の溜り水の移送一時中断。(大熊線2号線復旧後の発電所内の電源構成変更による。)その後再開。 5/26pm2:45原子炉への注水を給水系配管から行うため。建屋内復水器の水抜き開始。※建屋地下に捨てる。 5/26pm4:1建屋・立て坑(トレンチ)の高レベル汚染溜り水を集中廃棄物処理施設(プロセス主建屋)への移送を中断。受け入れ側水面が、1階床面に近づいたため。 5/27pm2:30屋内復水器の水抜き終了 6/3pm6:39建屋・立て坑(トレンチ)の溜り水を復水器ホットウェルへ移送開始 6/4pm0:28建屋・立て坑(トレンチ)の溜り水300m3を復水器ホットウェルへ移送停止 6/4pm6:39建屋・立て坑(トレンチ)の高線量の溜り水をプロセス主建屋へ移送開始 6/8現在、建屋・立て坑(トレンチ)の溜り水をプロセス主建屋へ移送継続中。しかし受け入れ側の、プロセス主建屋の制限容量に近づいたため、再度制限レベルを上げると発表した。 5/15制限 10,000m3、地下水位以下 で対応すると発表 6/04制限 11,500m3、制限オーバー で変更 6/08保安院に変更報告 14,200m3 6/8pm2頃の停電に伴い。建屋・立て坑(トレンチ)の溜り水移送停止 6/8pm6:3建屋・立て坑(トレンチ)の溜り水を集中廃棄物処理施設へ移送再開。 6/13pm2:58-pm5:43 2号機タービン建屋の溜り水を、1号機復水器に移すため、1号機の復水器の水75tを1号機建屋地下に移送。 6/16am8:40建屋・立て坑(トレンチ)の高線量の溜り水をプロセス主建屋へ移送終了(開始は6/4、移送量不明) 6/17pm2:20建屋内立て工坑(トレンチ)の高線量溜り水を1号機の復水器へ移送開始したが、水が流れないことからpm2:59ポンプ電源を停止した。原因は調査中※東電は1号機復水器としているが、保安院は同号機復水器ホットウェルへに移送と発表 6/20pm1:37不具合のあるポンプを他に切り替え、建屋立て坑(トレンチ)の高線量溜り水を1号機の復水器へ移送開始※6/17の記載は保安院の方が誤り 6/21pm5:9建屋立て坑(トレンチ)の溜り水を1号機の復水器へ移送終了 6/22am9:56建屋・立て坑(トレンチ)の高線量溜り水をプロセス主建屋へ移送開始 6/27am9:2-pm5:7タービン建屋立て坑から集中廃棄物処理施設・プロセス主建屋へ移送することを一時中止、その後再開。大熊線2号線復旧に伴う、発電所内の電源切り替えのため。 |
4/2一部照明点灯 3/24放射能汚染水溜まる。(原子炉からのもの)作業員3人約170mSvの被爆、2人β線熱傷の疑い 3/29放射能汚染水を復水器に戻そうとしたが、復水器が満杯、復水貯蔵タンクも満杯により、まず復水貯蔵タンクからサージタンクに移し変える作業が始まる。 4/5現在復水器から復水貯蔵タンクへの移送見られず。 4/6建屋1階サブドレン放射線レベル I-131:7.1MBq/m3 4/7集中環境施設への排水ホース穴開ける。4/9建屋内の健全性確認中 5/8pm4:18復水器の水を建屋地下に捨てる作業を開始 5/10am5:41復水器の水を建屋地下に捨てる作業終了 5/10am9給水系配管切断作業を実施 5/10タービン建屋内の溜り水を集中廃棄物処理施設へ移送するための配管設置作業を開始。am9:1これにより、建屋にある溜り水、集中廃棄物処理施設への移送を中断。 5/16タービン建屋トレンチの水位は、24時間で3cm上昇。このままでは問題になるとして2号機と同様に、集中廃棄物処理施設内(高温焼却炉建屋3,000t/雑固体廃棄物減容処理建屋4,000t ?)への移送を強行するようだ。 ※4/18現在で22,000t溜まっている。 5/17pm6タービン建屋地下の高レベル汚染水を集中廃棄物処理施設へ移送開始 5/25am9:10移送ライン及び建屋点検のため、地下の高レベル汚染水を集中廃棄物処理施設への移送作業一時中断 6/2pm0:50 6/4pm9:56復水器の溜り水を復水貯蔵タンクへ移送停止。 6/5pm6:26建屋内溜り水を復水器に移送開始。 6/8建屋内溜り水を復水器に移送継続中。 6/9am10:44建屋内溜り水2,000m3を復水器に移送停止。 6/11pm3:30建屋地下溜り水をを廃棄物処理施設のプロセス主建屋に移送開始 6/12pm5:01建屋地下溜り水をを廃棄物処理施設のプロセス主建屋に移送終了。移送量記載なし。 6/14am10:5地下溜り水を集中廃棄物処理施設のプロセス主建屋へ移送開始。 6/16am8:46地下溜り水を集中廃棄物処理施設のプロセス主建屋へ移送終了。(開始は6/14、移送量不明) 6/18pm1:31地下高線量溜り水を集中廃棄物処理施設の雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送開始 6/20am0:02地下高線量溜り水を集中廃棄物処理施設の雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送終了(移送量不明。問題があるときは発表されないようだ。) 6/21pm3:32建屋地下の高線量溜り水をプロセス主建屋へ移送開始 6/27pm3:44建屋地下溜り水を集中廃棄物処理施設・プロセス主建屋へ移送することを一旦中止 6/27pm5:0建屋地下溜り水を集中廃棄物処理施設・プロセス主建屋へ2台のポンプで移送再開 6/28am9:58集中廃棄物処理施設・プロセス建屋への溜り水移送停止 6/30am8:56集中廃棄物処理施設・プロセス建屋への溜り水移送開始 |
3/31一部照明点灯 3/30pm3地震で不明の二人、遺体で見つかる。死因は外的要因と確認された。 4/6建屋1階サブドレン放射線レベル I-131:24MBq/m3 4/7集中環境施設への排水ホース穴、開ける。 4/9建屋内の健全性確認中 |
3/27タービン建屋地下水復水器へ移送開始 4/4pm9建屋内地下が汚染水で浸水するおそれがあるため、サブドレンピッド内の低汚染保管液を海へ放出。汚染レベル1.6Bq/cm3=1.6×106Bq/m3 なぜ5号機地下に汚染水が溜まったのかは不明。※以前から地下水が湧く場所だったことが分かった。海の近くで土地を削って海抜を下げ、穴を掘って地下に原発施設を造ることは、問題があったと思われる。 4/6建屋1階サブドレン放射線レベル I-131:1400KBq/m3 Cs-134:850KBq/m3 Cs-137:920KBq/m3 5/2タービン建屋地下水復水器へ移送を実施し、現在まで600m3移送 |
4/4pm9建屋内地下が汚染水で浸水するおそれがあるため、サブドレンピッド内の低汚染保管液を海へ放出。基準の500倍汚染レベル20Bq/cm3=20×106Bq/m3低レベルでないという声もある。なぜ6号機地下に汚染水が溜まったのかは不明※青山茂晴氏出演の 4/6建屋1階サブドレン放射線レベル I-131:690KBq/m3 Cs-134:460KBq/m3 Cs-137:500KBq/m3 4/19am11-pm3タービン建屋地下の汚染した溜り水100m3を復水器に移送 5/1タービン建屋の溜り水を6000tの仮設タンクを設置して、移す作業を始めた。現在タービン建屋地下に2m,原子炉建屋地下にに1.6m、合計7,000tが溜まっている。 5/24地下溜り水の移送量が急変 ★6/9現在までの地下溜り水の移送量約9,577m3。5号機に対し、あきらかにおかしな量の水が移送されている。問題があると思われる。 6/13東電のHP.に5,6号機の仮設タンクの写真が公開されていた。何個も並べて設置されている。総容量は不明 ※仮設タンク総容量:12,200m3 6/28pm0:0移送先仮設タンクの漏洩確認。漏れた量15m3、汚染量は周囲とあまり変わらない7uSv/hを計測 6/30東電は仮設タンクに移送した汚染水の量を発表した。仮設タンク総容量12,200m3に対し、約10,700m3移送され、ほぼ満杯状態だという。同号機にはまだ1,500m3の溜り水があるという。 6/30pm1:0仮設タンクに溜まった汚染水をメガフロートに移送開始。移送ホースに水染みが確認され、停止せずに対応。漏洩はないと確認 ※メガフロートは津波に弱い構造なので、心配される。<数値データは産経ニュースから 6/30pm7仮設タンクからメガフロートへの移送停止 ■地下溜り水を仮設タンクへ移送
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中央制御室 | 3/24照明点灯 6/8pm2:20照明消える。確認作業中、pm2:35発電所内の一部電源盤停止を確認。原因は調査中 |
3/26照明点灯 6/8pm2:20照明消える。確認作業中、pm2:35発電所内の一部電源盤停止を確認。原因は調査中 |
3/22照明点灯 | 3/29照明点灯 | 照明点灯 | 照明点灯 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
電源室/設備関連 | 6/15地震時火災の原因となる、吊り下げ設置型高圧遮断機の使用状況が発表された。高圧電源盤37台。高圧受電盤での受電を停止 6/27am8:8-pm2:38大熊線2号線復旧作業のため、1~3号機の炉心注水ポンプの電源をD/Gに切り替え |
6/15地震時火災の原因となる、吊り下げ設置型高圧遮断機の使用状況が発表された。高圧電源盤45台。高圧受電盤での受電を停止 6/27am8:8-pm2:38大熊線2号線復旧作業のため、1~3号機の炉心注水ポンプの電源をD/Gに切り替え |
6/15地震時火災の原因となる、吊り下げ設置型高圧遮断機の使用状況が発表された。高圧電源盤38台、RPT遮断機4台、計42台。高圧受電盤での受電を停止 6/27am8:8-pm2:38大熊線2号線復旧作業のため、1~3号機の炉心注水ポンプの電源をD/Gに切り替え |
6/15地震時火災の原因となる、吊り下げ設置型高圧遮断機の使用状況が発表された。高圧電源盤23台、RPT遮断機4台、計27台。高圧受電盤での受電を停止 | 6/15地震時火災の原因となる、吊り下げ設置型高圧遮断機の使用状況が発表された。高圧電源盤34台、RPT遮断機4台、計38台。24台は耐震対応措置済み。他は7/15までに対応 6/?非常用ディーゼル発電機5A,5B運用開始 6/27pm6:3非常用ディーゼル発電機5A待機状態に復帰 6/28pm0:0非常用ディーゼル発電機5B待機状態に復帰 ※運用開始日時と、目的が不明 |
6/15地震時火災の原因となる、吊り下げ設置型高圧遮断機の使用状況が発表された。使用していない。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
仮設分電盤 仮設電源 |
4/15注水ポンプ分電盤を高台に移設 4/15pm5炉注水電源高台に移設完了 |
4/15注水ポンプ分電盤を高台に移設 4/15pm5炉注水電源高台に移設完了 |
4/15注水ポンプ分電盤を高台に移設 4/15pm5炉注水電源高台に移設完了 |
4/25pm2-pm5 5号機6号機電源盤、連系作業が行われた。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4/25pm2:10 1号機2号機電源盤、連系作業継続中。この作業により、電動ポンプ電源を仮設ディーゼルエンジンに切り替えた。pm5:38終了 5/11pm3大熊線275KV復旧に伴い、1,2号機の一部の電源を同系統から受電 6/8pm2:20 1、2号機制御室の照明消える。確認作業中、pm2:35発電所内の一部電源盤(パワーセンタ2C)停止を確認。根本原因は調査中。 ※パワーセンタ2C:1,2号機制御室照明,コンセント,記録計電源,モニタリングポスト伝送回路、1号機窒素封入装置電磁弁電源など。 |
4/30電力供給量を増やすため外部電源を6.9KVから66KVに昇圧 5/12pm0:20 4号機様使用済燃料共有プール用480V電源受電盤を大熊3号から東北電力66KV東電原子力線に切り替え。(電源強化目的) |
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管理区域外周辺 トレンチ(電線配管トンネル) ピット(立て坑:電線点検穴) ※深さ2m ※トレンチと管でつながっている サブドレン 施設内周辺の地下水を集水・管理 する所 復水貯蔵タンク 圧力抑制水サージタンク 集中環境施設内貯槽 集中環境施設内汚染水タンク ろ過水タンク 復水器容量: 1号機1,600t ?号機3,000t 復水貯蔵タンク容量: 1号機1,900t ?号機2,500t サージタンク容量:3,400t×2基 集中環境施設内汚染水タンク容量: 30,000t、汚水処理が可能 ※新設 汚水処理施設 6月までに建設 高線量汚染水用タンク 4/19手配中 仮設タンク 27,000t,5月設置 循環型海水浄化装置 2台 2・3号機スクリーンエリアで稼動 |
1号機 周辺 | 2号機 周辺 | 3号機 周辺 | 4号機 周辺 | 5号機 周辺 | 6号機 周辺 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トレンチ水位:3/28海側出口 -10cm トレンチ・建屋総水量:4/19 20,500t 6/16復水器(空)→× 水貯蔵タンク × × 3/28現在あと10cmでトレンチ海側出口からあふれる。汚染レベル低 3/29トレンチ海側出口に緊急対応で土のうとコンクリートブロック置くあふれると汚染水が海に流れ出す。(深刻) 3/29管理区域外の放射能を含む水を外に出さないため注水流量抑える。炉内温度40℃上昇する。 3/291~3号機のトレンチ内の汚染水は13,000トンあると見られている。大量の汚染水処理方法は今だ検討中 3/31am9-am11(約2h)ピットから集中環境施設内貯槽へ移送。水位1m下がる。 3/31pm0復水貯蔵タンクからサージタンクへ溜り水移送開始 4/2残留熱除去系へ海水を送る仮設外部ポンプの設置が完了したと発表(実際の設置日は不明) 4/2pm3復水貯蔵タンクからサージタンクへ移送終了(約51.5h稼動) 4/3pm1:55復水器から復水貯蔵タンクへ冷却水移送開始 4/10am9復水器から復水貯蔵タンクへ冷却水移送終了(約263.5h稼動) 6/15am10:33復水器の水を復水貯蔵タンクに移送開始 6/16am9:52復水器の水を復水貯蔵タンクに移送終了 |
トレンチ水位:4/25海側出口 -88cm トレンチ・建屋総水量:4/19 25,000t 4/10復水器(空)→×復水貯蔵タンク 4/13復水器 × トレンチ 6/23プロセス主建屋←建屋地下溜り水 トレンチ内の汚染水、汚染レベル1,000mSv/h以上(以上とあるので1,000を遥かに超えている可能性有。この値は通常原子炉内より非常に高い) 3/28現在あと104cmで、トレンチ海側出口からあふれる。約2万t溜まっている 3/29復水貯蔵タンクが満杯のため、一旦離れたサージタンクに貯蔵タンクの水を移し、トレンチ内の水を貯蔵タンクに入れる手数がかかる作業が必要(放射線レベルが高く難航) 3/29pm4復水貯蔵タンクからサージタンクへ移送開始 3/31復水貯蔵タンクからサージタンクへ移送継続 3/31トレンチ内の水、汚染レベル高11.7MBq/cm3 3/31残留熱除去系へ海水を送る仮設外部ポンプの設置が完了 4/1am11復水貯蔵タンクからサージタンクへ移送終了(約67h稼動) 4/2pm5復水器から復水貯蔵タンクへ冷却水移送開始 4/7am7トレンチ海側出口5cm上昇 4/9am7トレンチ海側出口5cm上昇 4/9pm1復水器から復水貯蔵タンクへ冷却水移送終了(約164h稼動) 4/10am7トレンチ海側出口2cm上昇 1日2.5cm上昇か?後1ヶ月の余裕 4/12pm7タービン建屋トレンチの水を復水器に移送始まる。トレンチ内には約2万tあり、溢れるおそれ分のみを回避か?復水器容量は約3千t 4/13復水器への移送一旦中止し、点検その後pm3移送再開され、約660t移送して終了した。トレンチ海側出口の水位は6cm下がった。 4/15am7トレンチ海側出口水位が元の-91cmに戻った。 4/17トレンチ水位、24hで3.5cm上昇 4/18タービン建屋トレンチから集中廃棄物処理施設へ、1万t移送開始。毎時10tの流量で、約 4/19トレンチ水位-80cm 4/19タービン建屋トレンチ溜り水を集中廃棄物処理施設(プロセス主建屋)への移送を継続的に行っていると発表。※いつ始まったかは不明? 4/25タービン建屋トレンチから集中廃棄物処理施設への移送は続いているが、現在-88cmと変化がない。降雨も関係し、敷地周辺から地下水が流れ込んでいるようだ 4/29am9:16タービン建屋トレンチから集中廃棄物処理施設への溜り水移送は設備点検のため中断された。 4/30pm2:5中断していた移送を再開 5/1pm1:35津波対策としてトレンチ立て坑閉塞(へいそく) 5/7am9:22 3号機注水配管工事のため、タービン建屋トレンチから集中廃棄物処理施設の移送を一時停止 5/7pm4:2移送再開 5/10am9:1 3号機炉冷却水注入系統変更作業により、タービン建屋トレンチから集中廃棄物処理施設の移送を一時停止。 5/12pm3タービン建屋トレンチから集中廃棄物処理施設の移送再開 5/22タービン建屋トレンチから集中廃棄物処理施設へ、高レベル汚染水の溜り水を12t/hで移送中 現在までに約8,700t移送。受け入れ上限は10,000t、あと4日半で上限。 5/25am9:5電源切り替え作業に伴い、タービン建屋トレンチの溜り水を集中廃棄物処理施設への移送停止。 5/30am11:15使用済燃料プール代替冷却装置二次系漏洩試験実施。pm3:2二次系試運転開始。 5/31am11:40使用済燃料プール代替冷却装置一次系漏洩試験実施。 5/31pm5:21同装置本格運転開始 5/31pm6:11定格流量100m3到達 6/1am1:47流量800m3に調整 6/1am6:6-6:53の間一次系ポンプ停止 6/8pm2頃の停電に伴い建屋・立て坑(トレンチ)の溜り水移送停止 6/8pm6:3建屋・立て坑(トレンチ)の溜り水を集中廃棄物処理施設へ移送再開 6/16am8:40建屋・立て坑(トレンチ)の高線量の溜り水をプロセス主建屋へ移送終了(開始は6/4、移送量不明) 6/22am9:56建屋・立て坑(トレンチ)の高線量溜り水をプロセス主建屋へ移送開始 6/27am9:2-pm5:7建屋立て坑から集中廃棄物処理施設・プロセス主建屋への移送一時停止。大熊線2号線復旧に伴う、発電所内の電源切り替えのため。 |
トレンチ水位:3/28海側出口 -150cm トレンチ・建屋総水量:4/19 22,000t 6/4復水器→× 復水貯蔵タンク 6/9復水器←× 建屋内溜り水 6/23プロセス主建屋←建屋地下溜り水 3/28現在あと150cmで、トレンチ海側出口からあふれる。トレンチ内汚染水の汚染レベル不明 3/28pm5復水貯蔵タンクからサージタンクへ移送開始 3/31am8復水貯蔵タンクからサージタンクへの移送終了(約63h稼動) 3/31残留熱除去系へ海水を送る仮設外部ポンプの設置が完了 5/1津波対策としてトレンチ立て坑閉塞 5/10タービン建屋内の溜り水を集中廃棄物処理施設へ移送するための配管設置作業を開始。am9:1これにより、建屋トレンチにある溜り水、集中廃棄処理施設への移送中断。 5/16タービン建屋地下の溜り水が増えたため、集中廃棄物処理施設内(高温焼却炉建屋3,000t/雑固体廃棄物減容処理建屋4,000t?)へ移送することを発表。 5/17pm6タービン建屋地下の高線量汚染水を集中廃棄物処理施設へ移送開始 5/22タービン建屋地下の高レベル汚染水を集中廃棄物処理施設へ20t/hで移送中。現在までに約2,700t移送。受け入れ上限は4,000t、あと2日ちょっとで上限。 5/25am9:10移送ライン及び建屋点検のため、タービン建屋地下の汚染水を集中廃棄物処理施設への移送作業一時中断 5/27汚染水移送停止後、雑固体廃棄物減容処理建屋に移送された汚染水が、2日で10.6cm低下した。2号機の汚染水を溜めている、プロセス主建屋に続く地下通路に流れ込んでいるらしい。通路水面放射線量は約70mSv/hと高い。<Yomiuri Online 6/11タービン建屋地下溜り水をを廃棄物処理施設のプロセス主建屋に移送開始 6/12pm5:01建屋地下溜り水をを廃棄物処理施設のプロセス主建屋に移送終了。移送量記入なし 6/14am10:5タービン建屋の地下溜り水を、集中廃棄物処理施設のプロセス主建屋へ移送開始。 6/16am8:46地下溜り水を集中廃棄物処理施設のプロセス主建屋へ移送終了。(開始は6/14、移送量不明) 6/18pm1:31地下溜り水を集中廃棄物処理施設のプロセス主建屋へ移送開始 6/20am0:02タービン建屋地下高線量溜り水を集中廃棄物処理施設の雑固体廃棄物減容処理建屋へ移送終了 6/21pm3:32タービン建屋・立て坑(トレンチ)の高線量溜り水をプロセス主建屋へ移送開始 6/27pm3:44タービン建屋の地下溜り水を集中廃棄物処理施設・プロセス主建屋へ移送することを一旦中止 6/27pm5:0タービン建屋の地下溜り水を集中廃棄物処理施設・プロセス主建屋へ2台のポンプで移送再開 6/28am9:58集中廃棄物処理施設・プロセス建屋への溜り水移送停止 |
トレンチ水位:? トレンチ・建屋総水量:? × × × 3/29使用済み燃料プール用冷却ポンプ,モータ,配管全破壊を上空写真で確認。全交換のため自動循環冷却は遅れる見込み(月単位の時間がかかる) 4/2残留熱除去系へ海水を送る仮設外部ポンプの設置が完了したと発表(実際の設置日は不明) 4/6津波対策としてトレンチ立て坑閉塞 |
トレンチ:? - - - - |
トレンチ:? - - - - |
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4/14スクリーン前面にシルトフェンス設置 |
4/2取水口近くのピット横海側に亀裂が見つかる。ピットはトレンチとつながっており、直接高線量汚染水が海へ流出していた。海洋汚染>> 4/2午後2回ピットにコンクリート注入4/3am0結果2回のコンクリート注入で止まらなかった。本日ピットに水を吸収して50倍に膨張する高分子ポリマーを使って、水とその流れをなくして再度コンクリート注入が試される。 4/3高分子ポリマーを使った漏水対策は失敗。>> 4/4ピットからトレーサを投入して汚染水の流れを調査 4/5流出汚染水の放射線レベルが発表された。ヨウ素I-131:5.4MBq/cm3>> 4/5pm3海への高線量汚染水流出対策として、配管底部に敷かれた破砕石層に、水ガラスを注入。 4/5破砕石層への水ガラス注入作業で、若干流出量減る。作業は継続される。 4/6am5海へ直接流出していた高線量汚染水が、水ガラス注入によってようやく止まった。念のため出口をゴム板と冶具で押さえる。>> 4/11取水口にシルトフェンスを設置 4/12スクリーン前面に鉄板1枚配置 4/13スクリーン前面に鉄板2枚配置 4/14スクリーン前面にシルトフェンス設置 4/15スクリーン前面に鉄板計4枚配置 4/15取水口近くにゼオライトを詰めた土嚢を100Kg×10袋、計1t投入 4/16取水口近くで放射線量が基準値の6,500倍に急増した。シルトフェンスを設けたことで、放射性物質が留まっているからだと考えられる。 4/18電源トレンチに止水剤の水ガラス17,000ℓ注入 4/19電源トレンチに止水剤の水ガラス7,000ℓ注入 4/28スクリーン海水汚染レベル シルトフェンス内 I-131:63Bq/cm3 Cs-134:26Bq/cm3 Cs-137:27Bq/cm3 シルトフェンス外 I-131:10Bq/cm3 Cs-134:3.8Bq/cm3 Cs-137:4.0Bq/cm3 4/30 2号機海側の立て坑2カ所を、コンクリートで埋める作業がされた。 4/20 高線量汚染水が取水口から流出していた量が分かった。総量500tで、放射性物質の量は4,700TBq/500t |
4/13スクリーン前面にシルトフェンス設置 4/15取水口近くにゼオライトを詰めた土嚢を100Kg×10袋、計1t投入 4/30 3号機海側の立て坑2カ所を、コンクリートで埋める作業がされた。 5/11立て坑を塞ぐ作業中、電源通路から水が流入していることが判明。福島第二で流入した汚染水の分析をしている。2号機同様の、取水口への流出があるかが問題となりそうだ。このことは2号機の件から3号機の確認が何もされていなかったことが分かる。そろそろ東電に任せることと、国で行うことを分けて、同時に作業する必要がありそうだ。たぶんだが、このことだけではないと思われる。 5/11pm4:5立て坑から海につながる取水口へと、汚染水が流出したことが判明。pm6:45海への流出は、コンクリートで塞いで止まった。 5/20高線量汚染水が取水口から海へ流出していた量が発表された。 5/10am2~5/11pm7 約41時間 流出総量約250t 放射性物質は20TBq/250t Cs-134: 9.8TBq Cs-137: 9.3TBq I-131: 0.85TBq ※対策はされた。ピット閉寒,1~4号機のスクリーンポンプ室隔離,取水口内部へゼオライト土嚢投入,スクリーンエリアの循環型浄化装置の設置。 |
4/13スクリーン前面にシルトフェンス設置 |
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4/17am9-am11 2号機スクリーンポンプ室と3号機スクリーンポンプ室間に、 ゼオライトが入った土嚢5袋設置 6/1 2,3号機取水口の海水の放射性物質除去のために、新しく開発した海水浄化装置(縦2.3m横2.3m高さ2.1m,処理能力30t/h)が設置された。ケーブル不良により、6/2から運転。6/1現在Csは、基準の120倍<Yomiuri Onkine 6/9am10:30-pm6:00スクリーンエリアに設置した海水浄化装置の通水試験実施 6/13am10:00循環型海水浄化装置本格運転開始 6/18am10:00循環型海水浄化装置メンテナンスのため停止 6/20am10:00循環型海水浄化装置運転再開 6/25am10:00循環型海水浄化装置メンテナンスのため停止 6/28am10:00循環型海水浄化装置運転再開 |
5/31am8:00頃、5,6号機取水口のカーテンウォール付近の海面 に、油が漏れていることを確認。※漏洩原因は、地震時5,6号機 重油タンク(9600Kℓ)に重油供給中だったため、配管の損傷が あると見ている。 調査の結果:護岸内側の配管付近から油がにじみ、護岸鋼板の穴を 通して港湾内に漏えいしていること、漏えいは停止していることを確認。 油の漏えい範囲は、カーテンウォール周辺および物揚場周辺の海面上 でごく薄い油膜であり、外洋への拡散はないことを確認するとともに、 pm2頃、護岸周辺に吸着マットの設置を終了し、pm4:50オイルフェンス の設置。今後、護岸周辺の配管付近を養生し、油の回収を行う予定。 6/14am10頃、5,6号機取水口のカーテンウォール付け根付近の油漏れ 元の開口部を閉塞(へいそく)した。 |
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4/17am9-am11 1号機スクリーンポンプ室と2号機スクリーンポンプ室間に、 ゼオライトが入った土嚢2袋設置 5/19am10-am11ゼオライト土嚢を1~2号機間のスクリーン近傍に7袋設置 |
4/15 3号機スクリーンポンプ室と4号機スクリーンポンプ室間に、 ゼオライトが入った土嚢3袋設置 5/19am10-am11ゼオライト土嚢を3~4号機間のスクリーン近傍に3袋設置 |
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1号機 | 2号機 | 3号機 | 4号機 | 5号機 | 6号機 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
漏洩 4/18建屋,トレンチ汚染水量:2万5百t |
漏洩 圧力抑制室が少し損傷し、漏洩 格納容器破損も疑われいて、そこからの漏洩もあるとされている。 4/18建屋,トレンチ汚染水量:2万5千t |
漏洩 4/18建屋,トレンチ汚染水量:2万2千t |
漏洩(4/2修正) |
漏洩していない |
漏洩していない |
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漏洩 4/27原子炉建屋1階北東、SHCポンプ室入り口で1Sv/h以上の放射線を検出。漏水が見られないことから、原子炉から残留熱除去系の配管を通って、同室の配管やポンプに漏れたと思われる。 5/12東電は、水位計校正作業を行い、燃料全てが水に浸っていなかったことが分り、燃料のほとんどが損傷(フルメルトダウン)していたと発表。溶けた燃料は圧力容器底に溜まっているのではと見ている。※5/24圧力容器損傷で、格納容器も損傷していることで、溶けた燃料の一部は、格納容器外に出たと思われるが、大半は圧力容器に残っていると見ている。 |
圧力容器破損して漏れている 圧力抑制室などから漏れる 使用済み核燃料損傷で漏れる 4/2立て坑から海につながる取水口へと、汚染水が流出したことが分かった。 5/24東電は燃料のほとんどが損傷して、圧力容器底に溶け落ちた可能性が高いと発表。※圧力容器損傷で、格納容器が損傷していることで、溶けた燃料の一部は、格納容器外に出たと思われるが、大半は圧力容器に残っていると見ている。 |
漏洩 使用済み核燃料損傷で漏れる 原子炉への注水で、水位が上がらないことから、圧力容器と格納容器が損傷して漏れている。 5/11pm4:5立て坑から海につながる取水口へと、汚染水が流出したことが判明。 5/24東電は燃料のほとんどが損傷して、圧力容器底に溶け落ちた可能性が高いと発表。※圧力容器損傷で、格納容器も損傷していることで、溶けた燃料の一部は、格納容器外に出たと思われるが、大半は圧力容器に残っていると見ている。 |
外観は、目立った損傷ない ※隣りの3号からの粉塵? 4/29プール内にカメラを投入して確認され、燃料に目立った損傷はなかった。 4/29 4/28に採取された使用済燃料プールの水にI-131,Cs-134,Cs-137が含まれていた。※隣りの3号からの粉塵などが入った可能性もある。 |
ないと思われている | ないと思われている | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
I-131:ヨウ素131 安全基準I-131:0.04Bq/cm3 Cs-134:セシウム134 Cs-137:セシウム137 |
3/30地下水(サブドレン)汚染濃度 I-131:430Bq/cm3 4/13サブドレン汚染濃度 I-131:400Bq/cm3, Cs-134:53Bq/cm3, Cs-137:60Bq/cm3 4/14地下水汚染1週間前に比べ10倍 4/16原子炉建屋の放射線量 二重扉外:4mSv/h 二重扉内:270mSv/h (外から計測 4/17原子炉建屋内ロボットで計測 ※北側二重扉入り口付近で計測 放射線量:10~49mSv/h 温度:28~29℃ 湿度:49~56% 酸素濃度:21% 4/23建屋周辺放射線量10~40mSv/h 4/26原子炉建屋内最大49mSv/hと17日から変化ない 4/27原子炉建屋1階北東、SHCポンプ室入り口で1Sv/h以上の放射線を検出 5/11サブドレン汚染濃度 I-131:2.5Bq/cm3, Cs-134:8.8Bq/cm3, Cs-137:10Bq/cm3 5/19スクリーンシルトフェンス外の海水 I-131:2,100Bq/ℓ Cs-134:9,700Bq/ℓ Cs-137:10,000Bq/ℓ 5/25タービン建屋サブドレン汚染濃度 I-131:0.3Bq/cm3 Cs-134:5.7Bq/cm3 Cs-137:6.6Bq/cm3 5/30原子炉建屋地下溜り水汚染濃度 I-131:0.03MBq/cm3 Cs-134:2.5MBq/cm3 運転時の1万倍 Cs-137:2.9MBq/cm3 6/12建屋周辺地下水からストロンチウム検出。サブドレンの汚染濃度Bq/cm3 I-131: 1.2 Cs-134: 9.8 Cs-137: 12 ストロンチウムSr-89: 0.078 ストロンチウムSr-90: 0.022 ※5/18サンプル採取 6/24使用済燃料プール水の放射性物質量が発表された。※これまで計測している他の号機と比べ、ほとんど変わらないという。 I-131:68Bq/cm3 Cs-134:12KBq/cm3 Cs-137:14KBq/cm3 |
3/30地下水(サブドレン)汚染濃度 I-131:86Bq/cm3 3/30トレンチ溜り水 I-131:6.9MBq/cm3, Cs-134:2MBq/cm3, Cs-137:2MBq/cm3, 水表面1,000mSv/h以上 3/31トレンチ溜り水:11.7MBq/cm3 4/5取水口近くの海水 I-131:300,000Bq/cm3 4/8取水口近くの海水汚染濃度 I-131:930Bq/cm3 4/12スクリーン海水汚染濃度 I-131:100Bq/cm3, Cs-134:83Bq/cm3, Cs-137:84Bq/cm3 4/13地下水(サブドレン)汚染濃度 I-131:610Bq/cm3, Cs-134:7.9Bq/cm3, Cs-137:9.1Bq/cm3 4/14地下水汚染1週間前に比べ10倍 4/16原子炉建屋の放射線量 二重扉外:2mSv/h 二重扉内:12mSv/h (外から計測 4/20高線量汚染水が取水口から海へ流出していた量が発表された。約520t、放射性物質は4,700TBq/520t 4/23建屋周辺放射線量3~70mSv/h 4/28スクリーン海水汚染濃度 シルトフェンス内 I-131:63Bq/cm3 Cs-134:26Bq/cm3 Cs-137:27Bq/cm3 シルトフェンス外 I-131:10Bq/cm3 Cs-134:3.8Bq/cm3 Cs-137:4.0Bq/cm3 5/11サブドレン汚染濃度 I-131:87Bq/cm3, Cs-134:138Bq/cm3, Cs-137:15Bq/cm3 5/19スクリーンシルトフェンス外の海水 I-131:2,200Bq/ℓ Cs-134:9,700Bq/ℓ Cs-137:10,000Bq/ℓ 5/25タービン建屋サブドレン汚染濃度 I-131:17Bq/cm3 Cs-134:17Bq/cm3 Cs-137:21Bq/cm3 6/12建屋周辺地下水からストロンチウム検出。サブドレン汚染濃度Bq/cm3 I-131: 30 Cs-134: 23 Cs-137: 28 ストロンチウムSr-89: 19 ストロンチウムSr-90: 6.3 ※5/18サンプル採取 6/12スクリーンシルトフェンス内側の 海水汚染濃度Bq/ℓ (Bq/cm3) I-131: 77,000 (77) Cs-134: 18,000 (18) Cs-137: 19,000 (19) ストロンチウムSr-89: 20,000 (20) ストロンチウムSr-90: 5,100 (5.1) ※5/16サンプル採取 ※1cm3=1cm×1cm×1cm=1mℓ ※監視区域外水中濃度限界基準 Sr-89:300Bq/ℓ Sr-90: 30Bq/ℓ 6/16原子炉建屋内の環境 放射線量:160mSv/h、湿度:99.9% |
3/30地下水I-131:22Bq/cm3 3/30トレンチ水I-131:200Bq/cm3 4/16原子炉建屋の放射線量 二重扉外:2mSv/h 二重扉内:10mSv/h (外から計測 4/17原子炉建屋内ロボットで計測 ※二重扉入り口付近で計測 放射線量:28~57mSv/h 温度:19~22℃ 湿度:32~35% 酸素濃度:21% ※内部は瓦礫散乱ロボット前進困難 4/23瓦礫の一部に900mSv/h見つかる 4/24建屋周辺放射線量3~60mSv/h ※瓦礫の一部に300mSv/h見つかる 5/9 5/8日に採取された使用済燃料プ-ル水の汚染濃度 I-131:11KBq/cm3 Cs-134:140KBq/cm3 Cs-137:150KBq/cm3 5/11サブドレン汚染濃度 I-131:0.14Bq/cm3, Cs-134:0.28Bq/cm3, Cs-137:0.27Bq/cm3 5/20 3号機南側で1Sv/hの瓦礫が見つかった。建物の外でこれだけの線量の物が見つかったのは初めて。水素爆発の時に放射性物質が付着したと発表。瓦礫は重機で取り除かれた。 5/20高線量汚染水が取水口から海へ流出していた量が発表された。 5/10am2~5/11pm7 約41時間 流出総量約250t 放射性物質は20TBq/250t Cs-134: 9.8TBq Cs-137: 9.3TBq I-131: 0.85TBq 5/25タービン建屋サブドレン汚染濃度 I-131:0.014q/cm3 Cs-134:0.16Bq/cm3 Cs-137:0.16Bq/cm3 6/12スクリーンシルトフェンス内側の 海水汚染濃度Bq/ℓ (Bq/cm3) I-131: 5,800 (5.8) Cs-134: 62,000 (62) Cs-137: 66,000 (66) ストロンチウムSr-89: 24,000 (24) ストロンチウムSr-90: 7,300 (7.3) ※5/16サンプル採取 ※1cm3=1cm×1cm×1cm=1mℓ ※監視区域外水中濃度限界基準 Sr-89:300Bq/ℓ Sr-90: 30Bq/ℓ |
3/30地下水:不明 4/2原子炉建屋内の水100mSv/h 4/23建屋周辺放射線量0.4~1.1mSv/h 4/21地下水の汚染レベルを測定 I-134:?Bq 1カ月前の12倍 Cs-134:7,800Bq 1カ月前の250倍 Cs-137:8,100Bq 1カ月前の250倍 5/25タービン建屋サブドレン汚染濃度 I-131:ND※検出限界より下の値 Cs-134:0.021Bq/cm3 Cs-137:0.027Bq/cm3 |
3/30地下水I-131:約1.8Bq/cm3 4/8pm2放水口から北約30mの海水 I-131:約49Bq/cm3(一番高くなる) 5/25タービン建屋サブドレン汚染濃度 I-131:ND※検出限界より下の値 Cs-134:ND Cs-137:ND |
3/30地下水I-131:22Bq/cm3 5/25タービン建屋サブドレン汚染濃度 I-131:ND※検出限界より下の値 Cs-134:0.013Bq/cm3 Cs-137:0.017Bq/cm3 |
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事故・被ばく/放射能汚染 | 3/?今回の福島原発事故において、緊急対応での作業員の被ばくの上限が、250mSvと決まった。 4/11政府は、放射性物質の年間積算量が20mSv/年 を超える地域を、計画的避難区域とする方針を発表。 20,000uSv/年 -> 1時間当たり20,000/(365日×24時)=2.28uSv/h 4/15福島県が独自調査を行い、17地点で10uSv/hを超えていたことが分かった。最高は浪江町にある地域で、62.4uSv/hだった。当然だが3週間前は240uSv/h以上と思われる。 4/27消防業務につく50代の女性が17.55mSv被ばく。女性は妊娠を考慮して3カ月で、5mSv以内と定められている。他2名検査中 5/1 1名7.49mSvと確認。あと一人確認中 4/28 3月28日採取された土壌からアメリウム-242,キュリウム-242,-243,-244が検出されたと発表。 4/30作業員の被ばく線量が発表された。200~250mSv:2人、 150~200mSv:8人、 100~150mSv:11人 労働安全衛生法の規則では、原発作業員の累積被曝限度は5年間で100mSv、かつ1年間で50mSvを超えてはならないと定められている。 5/12文部科学省は5/12、福島第一原発から23~62Km周辺の5/11採取の土壌から、ランタンLa-140を24~640Bq/Kg検出した。La-140は半減期が約2日で、 現在も放射線が出続けていることを示す。<Tokyo Web 5/14am6排水関連作業中に、協力企業会社作業員が意識不明の重体になり亡くなった。外部の放射性物質の付着はないとしているが、原因は分っていない。 5/23am10サイトバンカ建屋1階大物の搬入口付近で、作業者1名が処理水タンク荷下ろし中に左手負傷。身体への汚染はないとしている。5/24「左母指挫滅創」1カ月通院と診断。 5/25保安院は、東電へ被ばくに関することで指示書を提出し、再発防止と改善を求めた。 1.免震重要棟において、空気中の放射性物質濃度が規定量(I-131:1mBq/cm3)を超えていたにも関わらず、適切な防護装備をさせなかった。 2.女子作業員2名5mSv/3カ月を超えていた。放射線従事者でない女子従業員5名が管理区域に設定しなければいけない場所で佐合をしていた。また、2名は1mSv/年超過 3.福島第二原発建屋外で設定基準値(1.3mSv/3カ月)を超える線量にも関わらず、管理区域として管理されていなかった。 5/27福島県民が放射線スクリーニングを受けた人、10人に1人(約20万人)が受ける。※福島県総人口2,063,769人,スクリーニング検査:疑わしいものを全部検査する、引っかけ検査 5/30東電は3,4号機運転員2名が、事故後の作業で、限度の250mSvを超えて被ばくしている可能性があると発表。外部被ばくは73~89mSvで、大部分は内部被ばく数百mSv。 甲状線からI-131が検出されている。一人が9,760Bqで、もう一人が7,690Bq。東電は、今後150人を対象に内部被ばく検査を実施するという。 独立行政法人・放射線医学総合研究所発表の2人の作業時累積被ばく線量→ A氏:210~580mSv, B氏:200~570mSv 6/17震災直後、運転員は防塵用マスクで対応し、気体放射性物質用マスクでなかったことや、長期の飲食から放射性物質を摂取し、基準以上の内部被ばくに至ったと判断された。 5/31pm1:30集中廃棄物処理施設で、ケーブル敷設作業中、作業員が右手負傷。身体汚染なし。 6/4am9集中廃棄物処理施設で帯留水回収作業員1人が体調不良で、ヘリで病院へ搬送。6/8一過性意識消失発作,脱水症と診断。 6/5am10頃、発電所構内で、電源ケーブル敷設作業員体調不良で、ヘリで病院に搬送。 6/5am10:15発電所構内で、同一作業のもう一人が体調不良で、救急車で病院に搬送。 6/6pm7:10集中廃棄物処理施設焼却工作建屋で、作業員がセシウム吸着装置の水張り中に足を滑らせ、左胸部(助骨)負傷。病院へ搬送。汚染なし。 6/7厚生労働省は、8県で実施した母乳に含まれる放射性物質の検査結果を発表。その結果、福島県相馬市、福島市、いわき市、二本松市の7人の母乳から 放射性セシウムが1.9~13.1Bq/Kg検出された。放射性ヨウ素は検出されなかった。放射性セシウムの暫定規制値200Bq/Kg以下だった。 6/9朝、第一原発へ出社途中の社員2名が体調不良を訴え、診察後救急車とヘリで病院へ。am11:22病院に到着 6/9福島第一原発から北西62Km離れた地点でも3月下旬から5月採取の土壌から見つかっている。Sr-89:1,500Bq/Kg Sr-90:250Bq/Kg 6/10保安院は東電社員2名が250mSvを超えていた問題で、会見で非情に遺憾であると表明。 最終的被ばく線量は、A氏:678.08mSv(外88.08,内590), B氏:643.07mSv(外103.07,内540)。 6/10 6/6胸部負傷の作業員が病院で脾臓(ひぞう)損傷,助骨(ろっこつ)骨折と診断 6/13新たに作業員6名が、暫定基準値250mSvを超えて被ばくしていたことが分かった。 6/13東電は、作業員が放射性物質を取り除く全面マスクのフィルター部分を付け忘れて作業し、2.3uSv/h被ばくしたと発表。2人1組での指さし確認がされていなかった。<読売新聞 6/13厚生労働相は、被ばく量250mSvを超える作業員が8名でたことから、内部,外部合わせて200mSvを超える作業員を作業から外すよう東電に指示した。 6/14日本原子力研究開発機構は、福島県北西の飯館村など放射線量が高い理由として、3/15の高線量放射性物質が拡散通過する時点で、降雨があったことが原因と分析した。<読売新聞 6/14厚生労働相は、内部被ばく100mSvを超えるものも作業から外すよう東電に指示した。東電は20人前後外すという。 6/15am11:5物揚場でクレーン組み立て作業員1人が、全面マスクを外して喫煙していた。現場空気中放射線濃度は検出限界未満であったことを確認。今後、ホールボディカウンタ受検予定。 その後、ホールボディカウンタ受検後、極めて微量な内部被ばくを確認 6/20作業員約1,100人が被ばく検査を受け、新たに緊急対応時の被ばく線量250mSvを超える東電社員が一人でた。335.4mSv と診断され、これで250mSvを越えた者は9人となった。※352.08mSvの被ばくは東電プレリリース6/20福島第~当社社員の被ばく線量の評価状況について(続報2) 6/20 震災後、関連で3月まで働いていた作業員は約3,500にで、そのうち69人が連絡がとれず、被ばく検査ができない状態だという。またその内30数人は該当する人がいないという。 6/23pm2:45(福島第二)1,2号機サービス建屋チェックポイントにおいて、消火器を服に引っ掛けて落とし、右足小指を負傷。身体サーベイにより、汚染がないと確認された。安全靴? 6/24(福島第二)1,2号機の事故で再度診察を受け、右第5趾裂創(しれつそう)、末節骨骨折(まっせつこつこっせつ)により約4週間の通院加療と判断された。 6/24pm1:30正門付近で仮設タンク設置していた作業員1人が体調不良を訴え、救急車で病院へ搬送。熱中症と診断 6/29am11:45汚染水処理装置点検のため、免震棟を出た作業員が全面マスクのチャコールフィルタが装着されていないことに気付き引き返した。影響ないレベルと確認された。 |
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主に1~4号機に関する事 主に5 ,6号機に関する事 |
1~4号機 | 5,6号機 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
○3/31pm3淡水を積んだ米軍のバージ船(1号)が原発港に接岸。今後ろ過水タンクに移す見込み。 ○4/1pm3-pm4(約30min)バージ船(1号)からろ過水タンクへ注水。テスト? □4/2集中環境建屋の溜り水を、4号機タービン建屋内に移送 ○4/2am10-pm4(約6.3h)バージ船(1号)からろ過水タンクへ注水 ○4/2am9淡水を積んだ米軍のバージ船(2号)が原発港に接岸 ◇4/2モニタリングポストNO1~NO8復旧 □4/2東電は静岡から譲渡されたメガフロートを利用して、汚染水を移送する計画を発表した。仕切られた隔壁に穴を開け、10,000t移すという。 また集中環境施設の一つの建屋を汚染水タンクとして利用する計画も発表した。全容は、比較的低汚染の集中環境施設汚染水タンクからメガフロートに移し、 各号機トレンチ内溜まり水を、集中環境施設汚染水タンクに移す。集中環境施設の地下タンクは津波で水没。1階タンク使用か? ※各号機トレンチ内溜まり水 → 集中環境施設内の汚染水タンク → 4号機施設中継 → メガフロート( 4/5高線量汚染水約60,000t ○4/3am9-am11(約1.4h)バージ船2号からバージ船1号に淡水移送 ◇4/4納豆菌を利用した水質浄化剤が注目される。大阪にある日本ポリグリ㈱の開発商品で、納豆のネバネバで水中の重金属類の除去に効果を発揮する。>> ◇4/5ロシアから放射能除去船「すずらん」が貸し出されることが決まった。すずらんは、原潜解体で出る高線量汚染水から放射能を能除去して、 低濃度汚染水に変える能力があり、日本の資金で建造された。 □4/5原子力保安院は、各号機の建屋,トレンチ内の高線量汚染水は、計約60,000t(体積約39m3)あると発表 4/6原発敷地内から3/21,3/22採取の土壌からプルトニウムPu-238,239,240が見つかった。 4/12am6:38 1~4号機放水口サンプリング建屋で火災発生。am9:12消化されて鎮火。 4/14余震対策として1号機~3号機の冷却系統を複数化することを決めた。またトラックに積まれた非常用発電機などを高台に移動す作業を始めた。 4/14保安院から1~3号機が放出した放射性物質の量が1~2%報告された。 ヨウ素I-131:6,100,000TBqある中から、130,000TBq外部へ放出 セシウムCs-137:710,000TBqある中から、6,100TBq外部へ放出 4/15無人ヘリで1~4号建屋を撮影 □4/15 2号機トレンチ内の汚染水を復水器に移送する作業は中止された。3,000tまるまる空であるはずが660t移送した段階で一杯になってしまったらしい。 炉内から冷却水がもれていると考えられる。新たな移送先として集中廃棄物処理施設が考えられているが、地震によるひび割れで、数日かかる補修工事が 必要のようだ。 ◇4/15am10-pm5津波対策として1~3号機注水ポンプ分電盤を高所に移設した。 4/16 1~4号建屋の地下水位が上昇し、通常の高さより6m以上に上がった。トレンチ内の溜り水を早急に移送しなければ余震に対する耐久性が問題となる。 4/16タービン建屋の冷却系が利用できないようだ。熱交換器を建屋外に設ける案が検討されている。 4/19am10:8 2号機のトレンチ立て坑から廃棄物処理施設へ10,000t移す作業が始まった。2号機溜まり水の総量は25,000tあるが、 集中廃棄物処理施設のひびわれによる漏洩を考慮し、地下水位より低い水位となる10,000tを移送することにした。流量7t/hで26日かけて移送 4/19am10:17 1,2号機と、3,4号機の高圧電源盤を連携強化する作業が終わる。 4/26 3,4号機の電源を6.9KV系(大熊線)から66KV系(東電原子力線)の送電ラインに切り替える作業が始まる。 4/30政府と東電でつくる福島原発事故対策本部は、津波対策として1~4号機に15mに耐える防潮堤を6月から建設すると発表した。 5/18ようやく復旧への一歩が発表された。原子炉の冷却方法は、水棺を止め、ほぼ図Fig1で進めるようだ。冷温停止時期は、建屋内部から外へ漏れる 漏水対策がカギとなりそうだ。合わせて地震対策、津波対策の防潮堤の建設も行われる。 5/22今後の2号機使用済プール水の冷却方法が発表され、5月下旬から工事が始まり、5月末に完成するとしている。方式は外部に冷却塔を建て、 空冷式熱交換器(Fig2-2と同じ方式)で除熱するという。1カ月経過後41℃の見込みで、現在の原子炉建屋内の、高温多湿状態が改善される。 5/30 2号機使用済燃料プールへは、使用済燃料プール代替冷却装置を新設して冷却するようだ、一次と二次にポンプがあるようで、空冷式とは違う。 fig2の形に近いものと推測する。空冷式から変更になった理由は不明。また冷却側がどこからくみ上げられている海水かは不明。 6/12 2号機使用済燃料プールで使われているプール代替冷却装置は空冷式だった。ポンプは2台あり、冷される一次側と冷す側二次側があり、二次側 に海水を送っているのではなく、ファンで冷した水を循環させていた。図fig2-3 6/27am8:8-pm2:38大熊線2号線復旧作業のため、1~3号機の炉心注水ポンプの電源をD/Gに切り替え |
4/8pm2 5,6号機放水口から北約30mの海水汚染レベルは、 放射線ヨウ素I-131が約49Bq/cm3となり一番高くなった。 ★6/19ほぼ毎日のように、2号機原子炉注水流量なみの地下水を仮設タンクに移送している。5号機にその様子は見られない。6号機は地下の外壁が壊れて、地下水が流入していると思われ、5号機はそれがないのだろう。既に1万t超える量を移送している。そろそろ仮設タンクの受け入れ限度が問題になるのでは?津波に弱いメガフロート登場はないと思うが? |
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汚染水処理施設 /滞留水処理施設<東電 (東電HPにあった写真を縮小、許可は得ていない。) セシウム吸着装置 吸着搭 ベッセル セシウム吸着フィルター ゼオライト ※フラッシング:配管.タンク,機器内の付着物を除去すること。 循環注水冷却 |
原発施設全体 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■汚染水処理システム(汚染水浄化システム)
高線量放射性物質を扱う設備:外に漏れない工夫と、発生する水素対策がされる 津波対策:海岸線に14mの防潮堤設置。高線量汚染水の取り扱う設備は建屋の中に設置 地震対策:H鋼補強 本格的設備のつなぎシステム:約25万tを約1年かけて処理し(来年7月まで稼動)、本格的システムにつなぐ 6/5汚染水処理施設が公開された。最初に油分を取り除き、続いて米キュリオン社の技術でセシウムを除去、そして仏アレバ社の放射性物質除去剤で低汚染濃度に 処理、最後に塩分を除去して再利用冷却水にする。 6/9残りカスの水(放射性廃棄物)約2,000m3が残る。 6/11汚染水処理システムに不具合が見つかった。24台のポンプをコンピューター制御するが、プログラムに問題があったと発表。 6/12東電は高線量汚染水の浄化システムの試運転を延期すると発表。米キュリオン社のセシウム除去装置で、4系統あるうちの1系統のポンプに詰まりの不具合が 見つかった。この装置は他に配管繋ぎの48箇所から水漏れが見つかっている。(この処置は樹脂を塗って解決) ※6/20が溢れ出すリミットとされているため、3系統で試運転することもあるという。 6/12各号機のスクリーンピット部の溜り水対策として、39箇所閉塞(へいそく)する作業が行われていたが、本日終了した。 6/13:ポンプ1系統の不良原因は、弁の開閉が適切でなかったためとして、点検で解消した。 6/14am3:45-pm2:0汚染水処理システムのセシウム吸着装置について、低レベル汚染水を用いて試運転がされ、性能が公表された。
6号機では基準の500倍だった。 基準→ 20/500= 0.04Bq/cm3 処理後の水を再度処理しないと、投棄できないようだ。 6/15pm1:10-pm8:35汚染水処理システムで、低レベル汚染水を用いた試運転開始 6/15pm10:40-6/16am0:20汚染水処理システムで、セシウム吸着装置と除染装置の組み合わせ運転実施。この後も、運転は継続されている。 6/16am9東電は汚染水処理システムで、濃度を1/22万~1/36万に低減できたと発表<Yomiuri online 6/17 6/16pm7頃、トラブルが続くセシウム吸着装置で汚染水漏れがあり、自動停止した。出口寄りに詰まった症状が表れ、配管内の圧力が高まり、安全弁が設計 基準に従って壊れたという。安全弁を交換して本格的稼動に移りたいとしているが、詰まった症状の原因は発表されていない。 セシウム吸着フィルター部は、直径90cm×長さ230cmの円筒型のベッセルと呼ばれるもので、内部にゼオライトが詰まっていて、6個直列につながり、4系統並んでいる。 ※6/12の試運転時にも4系統あるうち1系統に詰まりの不具合が発生して停止した。 6/17pm8:00汚染水処理本格運転開始 6/18am0:54汚染水処理システムで、本格的運転に移った5時間後、セシウム吸着フィルター部のベッセルが、表面線量の交換基準4mSv以上(4.7mSv)に達したため、 システムを一旦停止させた。高線量放射性物質の汚泥検出による停止しか?セシウム吸着装置の前に、ろ過器と沈殿槽が必要のようだ。 6/18pm9:00頃、吸着塔の準備作業中に水漏れ確認 6/19高線量放射性物質を吸着したものを交換して、6/21に運転すると発表 6/19pm7:30-pm11:45セシウム吸着装置の高線量汚染水を使用しての通水試験実施 6/20am10:25-pm2:50セシウム吸着装置の高線量汚染水を使用しての通水試験実施 6/21am0:45汚染水処理システムの試運転開始 6/21am720凝集沈殿装置の薬液注入装置停止により、全体停止。試運転も中止された。 6/21am11:30頃、再循環側の流量過負荷によりトリップしたポンプを再起動 6/21pm0:16頃、汚染水処理システム運転再開 6/21pm0:30頃、定格容量に到達 6/22am10:20汚染水処理システムを停止させ、セシウム吸着装置のフィルター交換や、系統のフラッシング等を実施。※フラッシング:配管.タンク,機器内の付着物を除去すること。 6/23am0:13フラッシングなどの作業終了 6/23am0:43汚染水処理システムの運転再開 6/23pm1:0汚染水処理システムを停止して、系統のフラッシング等を実施 6/23pm2:44汚染水処理システム運転再開 6/24am10:0-pm0:50セシウム吸着搭を交換のため停止<保安院第180報 6/24am10:0汚染水処理システム運転停止し、セシウム吸着搭を交換 6/24pm0:0汚染水処理システムの淡水化装置を始めて稼動させる。 6/24pm0:50汚染水処理システム運転再開。 6/24東電は、汚染水処理システムで、放射性セシウム濃度が10万分の1以下になり、100Bq/cm3以下にする目標を達成したと発表。米キュリオン社のセシウム吸着装置は、目標を 大きく下回ったが、仏アレバ社の処理能力で全体の目標を達成したという。 ※一番気になるセシウム吸着フィルターの交換時期と、アレバ社薬剤の量を想定より増やしたかどうかだが、発表はされていない。 ※100Bq/cm3だとすると、再度処理しないと、海洋投棄できないようだ。 100/10万→ 0.001Bq/cm3= 1Bq/ℓ= 1KBq/m3。発表された処理費用は汚染水1t当たり21万円
6/25昨日am09現在までに、2,400tの汚染水を処理した。 ※すでに、塩分除去までされた冷却水用の水が480tタンクに溜まっている。<TVニュース ※淡水化装置は、放射性物質除去後の水の塩素濃度13,000ppmから、49ppmまで下げることができ、250ppm以下の目標を達成した。<毎日jp 6/25am10セシウム吸着搭を交換のため停止<保安院第180報 6/25am10汚染水処理システムを停止し、系統のフラッシング等を実施<東電プレリリース6/25pm3 6/25pm03:00運転再開 →pm03:24自動停止 →再度再開 →pm4:10油分分離装置で、水位低下を検出して、自動停止 →下流側タンクの2個の水位計の内、故障1個をバイパス処置 6/25pm04:35汚染水処理システム再起動 6/26am10:00汚染水処理システム停止し、系統のフラッシング等を実施 6/26am10:00-pm6:10吸着搭ベッセル交換のため試運転停止<6/27pm0:0保安院第182報 6/26pm6:10染水処理システム再起動 ※6/27今日11時までに、汚染水処理システムで確保された冷却水は1,850t。放射性物質が意外と処理装置や配管に付着するようだ。 しばらくは時々停止させ、配管,タンク,設備機器の内部をフラッシング(緩急の水流で内部付着物を除去)したり、低濃度汚染水を通したりする作業が、断続的に行われると思われる。 6/28am10:06汚染水処理システムを停止。系統のフラッシングを実施 <東電プレリリース6/28pm3 6/28pm00:24汚染水処理システム再開 <東電プレリリース6/28pm3 6/28pm03頃、汚染水処理システムで移送ポンプ出口フランジから水染みを確認pm3:45受け皿を設置。 6/29am09:30淡水化処理装置の処理水側タンク下部のドレン部より水漏れ確認。 6/29am10:30ドレンキャップを取り付け、水漏れしなくなったことを確認 6/29am10:45汚染水処理装置停止。系統のフラッシング等を実施 6/29pm02:13汚染水処理システム運転再開 6/29pm02:49サイトバンカー建屋で水漏れ警報発生。調査中(凝集沈殿設備処理水タンク内を確認するためタンク上部を開けたところ、処理水が溢れてこぼれたことが原因) 6/29pm02:53警報発生により、汚染水処理システム停止 6/29pm05:40淡水化処理装置の処理水(濃縮塩水)受けタンクの、閉止フランジ下部より漏洩確認。受け皿を設置して対応 <保安院第185報6/30pm0 <東電プレリリース6/30am9 6/29pm06:45漏洩水のふき取り、警報をリセットし、汚染水処理システム運転開始 <保安院第185報6/30pm0 <東電プレリリース6/30am9 6/29pm06:54セシウム吸着装置と、凝集沈殿装置の協調運転に不調が発生し、汚染水処理システム停止 <保安院第185報6/30pm0 <東電プレリリース6/30am9 警報発生時、連動して止まらなかったことが原因と考えられている。 6/29pm09:15設備に異常が見られないことから、再度運転開始 <保安院第185報6/30pm0 <東電プレリリース6/30am9 6/29pm11:17閉止フランジ下部よりの漏洩を処理して止める。 6/30am09:00淡水化処理装置処理水受けタンクの濃縮塩水処理のため、淡水化処理装置を停止 <保安院第185報6/30pm0 <東電プレリリース6/30am9 6/30am10:46系統のフラッシング等のため、汚染水処理システム停止 6/30pm01:35汚染水処理システム再起動 6/30pm02:36凝集沈殿装置不具合のため、汚染水処理システム停止。詳細確認中 ■循環注水冷却 6/27pm04:20循環注水冷却開始。1~3号機原子炉への注水は、汚染水処理システムで処理した水と、ろ過水タンクの水を合わせて注水。 ※ろ過水タンクの水はダムから引かれた水で、汚染水処理システムが安定するまで、処理水に混ぜて供給するようだ。 6/27pm05:55循環注水冷却は運転1時間半後、処理水供給側の配管継ぎ手が外れて水が漏れ、汚染水供給側が停止した。 流量調整によって圧力が高まり、緩んでいた継ぎ手部が外れたという。 ※汚染水処理システムの配管路を合わせると総延長は4Kmを超え、水漏れ対策も容易ではないようだ。 6/28pm02:36配管継ぎ手を新品に交換し、汚染水処理システムの処理水移送ポンプ起動 <東電プレリリース6/29am9 6/28pm02:36継ぎ手部漏洩対策後、処理水側からも供給再開 <東電プラント状況6/28pm3 <保安院183報6/28pm0 6/28pm03:55汚染水処理システムで処理した処理水の供給開始 <保安院 6/28pm03:55循環注水冷却開始 <東電プレリリース6/29am9 6/29am08:10注水冷却ラインのホースに小さい穴2箇所発見。補修で対応、今後交換へ。 6/29am10:59循環注水冷却一時停止。2箇所穴の開いたホース交換 6/29am10:59-pm1:33処理水給水ラインのホースに微小な孔を確認たため、処理水側の給水を一時停止。<保安院第185報6/30pm0 6/29pm1:12処理水供給側ポンプを起動 6/29pm1:33循環注水冷却開始
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原発全体に関係すること 集中環境施設 集中廃棄物処理施設 汚染水処理施設 仮設プール/仮設タンク 循環型海水浄化装置 縦2.3m×横2.3m×高さ 処理能力30t/hでCs60~70%除去 6/9 2台運転開始(処理60t/h) 東芝製 原発港 米軍バージ船(はしけ船) 積載容量:1,200t メガフロート(大型浮体式構造物) 全容量:18,000t 積載容量:10,000tに改造 長さ136m×幅46m×高さ3m ■瓦礫撤去作業 ■飛散防止剤散布 飛散防止剤散布建物使用 ・屈折放水塔車 長さ約10m,高さ3.5m 車両総重量約15t 放水量3,800ℓ/min 放水最大地上高さ約22m ・コンクリートポンプ車 長さ14.4m,幅2.5m,高さ約4m 車両総重量約48t 放水量 内臓最大150t/h ※今回外部ポンプ 約100ℓ/min×2台使用 ブーム高さ約52m |
○4/2東電は静岡から譲渡されたメガフロート(大型浮体式海洋構造物)を利用して、汚染水を移送する計画を発表した。 仕切られた隔壁に穴を開け、10,000t移すという。メガフロートは他地方にも複数あり、米軍バージ船も候補になっているが1,200tと、かなり小さい。 大きさ:長さ136m×幅46m×高さ3m, 全体容量:18,000t>積載量10,000tに改造(4/15~16日に原発港接岸) ●4/4東電は集中廃棄物処理施設内の低放射性廃液(汚染レベル6.3Bq/cm3=6.3×106Bq/m3=6.3MBq/m3)を海洋投棄することを決めた。 5,6号機建屋内地下が浸水するおそれがあるため、サブドレンピッド内の低汚染保管液も投棄することを決めた。 ●4/4pm4集中廃棄物処理施設内の低放射性廃液 ▼4/7pm11宮城県沖震度6強の地震発生。作業員一次退避も施設や冷却系統に問題なし。東日本大震災の余震と発表。 ▼4/9pm6 5,6号機の低汚染保管液1,323t海へ放出終える。 ▼4/11pm5:16福島県沖に震度6弱の地震発生。pm5:35現在東京電力,東北電力の原発に問題ないと発表された。 ●4/11集中廃棄物処理施設内の低放射性廃液9,070t海へ放出ほぼ終える。 □4/11シルトフェンス設置作業が行われた。 ■4/11am6:38地震後、福島第一原発1,2,3号機への外部電源が絶たれ、復旧したと発表。原子炉が冷却できなくなった時間は約50分間。 1号機の窒素N2注入は中断されたが、pm11に再開された。以前圧力は上がらず、内部の水蒸気や水が外部へ押し出されているようだ。 ■4/12原発20~30Km圏で3/16,17日に採取された土から核分裂で生成される、ストロンチウムSr-90が見つかった。浪江町,飯館村で3.3~32Bq/Kg計測された。 30Km以上離れた場所でも微量見つかった。重いストロンチウムがなぜ30Km以上離れた場所で見つかったのか、詳しく調査する必要がありそうだ。 ●4/16海洋投棄された低濃度汚染水に含まれる放射性物質総量は、0.15TBqだったと発表された。 ◇4/18フランスのアレバ社が、高線量汚染水処理施設を手がけることになった。毎時50t(1,200t/日)の汚染水を処理することができるらしい。 □4/18集中廃棄物処理施設のひび割れのコンクリート処理作業と、漏れ確認作業が終了 4/19集中廃棄物処理施設、雑固体廃棄物減容処理建屋止水工事開始(実際の開始日は不明) ●4/25 2号機トレンチから集中廃棄物処理施設への移送は続いているが、現在-88cmと変化がない。降雨も関係し、敷地周辺から地下水が流れ込んでいるようだ。 ここ数週間まったりとした時間が経過しているが、全体的には何も進んでいない。仏アレバ社の汚染水処理施設が完成する6月まで、各タンクが満水にならないか たちで現状維持が続きそうだ。決断を先送りしたことによって、爆発の危険性も伸びてしまった。現在、40日以上冷し続けた場合のリスクに関する情報はない。 また、全体の危険性に関する情報もなくなった。 ※4/25までの変化 1号機:窒素ガス注入は停止された。圧力抑制室が水で満たされ格納容器の下6mが水でつかり、水棺に移る作業が進めれれている。実際は圧力容器に穴開いて、 格納容器に漏れ圧力が下がっているので格納容器にも穴が開いて漏れていて、実現できるか疑問。水棺は過去に例がない、容量が大きく構造的に耐えられる設計 にないようだ。それに燃料は冷温停止してから水棺にしないと意味がないらしい。 2号機:冷却継続中で変化はない。窒素ガスは注入されていない。 3号機:冷却継続中で変化はない。窒素ガスは注入されていない。 4号機:使用済み燃料プールの温度が高く、大量の水を放出中。燃料上部から水面まで2m入っているが温度が下がらない。通常7m上に水面があるらしく、プールの 柱と壁など補強してさらに放水するようだ。各原子炉冷却は電動ポンプにより、ダムから取水した淡水をろ過器に注入し、原子炉内に真水を送って冷却中。 1,3,4号機の使用済み燃料プールはコンクリートポンプ車で、確実にプールに放水できるようになった。2号機は建屋の屋根があるので電動ポンプで注入されている。 仮設電源や電源盤が高台に移された。 電源の多重化が実施され、隣りの号機の電源連携できるように作業が行われた。 2号機取水口からの汚染水流出は、目視確認できる場所は止まった。 施設周辺の瓦礫約9,000tの撤去と、施設周辺への飛散防止剤散布は日々進められている。 4/30作業員の被ばく線量が発表された。200~250mSv:2人、 150~200mSv:8人、 100~150mSv:11人 5/3原発15~20Km離れた沿岸の沖合(3Km)の海底(水深20~30m)から、高濃度の汚染量が計測された。 I-131:190Bq/Kg 、Cs-134:1,300Bq/Kg 、Cs-137:1,400Bq/Kg ※4/29に採取された海水 5/11集中廃棄物処理施設の移送水の分析を、福島第二で実施することになった。 ■5/12文部科学省は5/12、福島第一原発から23~62Km周辺の5/11採取の土壌から、ランタンLa-140を24~640Bq/Kg検出した。La-140は半減期が約2日で、 現在も放射線が出続けていることを示す。<Tokyo Web ○5/15am5:20メガフロート改造を終え横浜港から小名浜港に向け出航 ◇5/16東電は、アレバ社へ発注していた汚染処理装置関連資材は、全て納品されたと発表。明日17日から組み立て6月完成を目指す。 5/16集中廃棄物処理施設、雑固体廃棄物減容処理建屋止水対策工事終了 ○5/17メガフロートが小名浜港に着いた。今後数日かけて点検され、19日に原発港に向かい、20日に接岸予定。 ◆5/17政府は、国際原子力機関(IAEA)が5/24~6/2までの予定で20人規模で来日し、福島第一原発の実地調査を行うことになったと発表した。 報告はまとめられ、6/20からウィーンで開かれるIAEA閣僚会議で報告される。 △5/18メガフロー(大型浮体式海洋構造物)トが接岸するため、米軍はしけ船が福島第二原発港に移動した。 5/20発電所敷地境界に設置されたモニタリングポストNo8について、除染や下部の遮へい措置を実施し、環境改善した。 5/20原発1号西北西約500mにあるグランドのプルトニウム測定結果※5/5採取土壌 Pu-238最大0.175Bq/Kg、Pu-239,Pu-240最大0.173Bq/Kg 原発1号南南西約500mにある産廃処分場のプルトニウム測定結果※5/5採取土壌 Pu-238最大0.175Bq/Kg、Pu-239,Pu-240最大0.12Bq/Kg ○5/21am9:35メガフロート(大型浮体式海洋構造物)が福島第一原発港に入港。メガフロートは低レベル放射性廃液のタンクとして利用される。 ※原発港に接岸した写真から津波時の影響が心配される構造物のようだ。 5/23am10-pm1モニタリングポストNO3検出器の除染と、検出器下部の遮へいを設置し、環境改善を実施した。 ◆5/27IAEA20人(仏マイク・ウェートマン団長,仏原子力安全委員会フィリップ・ジャメ副団長,米,ロシア,中国,韓国,インドの専門家18人)が視察。 福島第一原発の吉田所長から説明を受け、1~4号機周辺を外観視察。報告はまとめられ、6/20~/24にウィーンで開かれるIAEA閣僚会議で報告される。 ◇5/28汚染水処理費用が発表された。来年1月までの汚染水量は約25万t、アレバ処理費は¥21万/t(汚染水1m×1m×1m≒1tの処理費が21万円)、総額¥531億 5/31住民避難の状況: 日時点において、避難済及び避難先が確定している方(自主避難を含む) 飯舘村で4,750人(対象人数6,177人、約77%),川俣町で1,240人(対象人数1,252人、約99%) ●6/1 2,3号機取水口の海水の放射性物質除去のために、新しく開発した循環型海水浄化装置(縦2.3m横2.3m高さ 2台設置された。しかし電源ケーブル不良により、運転が延期された。6/1現在Csは、基準の120倍<Yomiuri Onkine 6/1保安院から東電へ指示:原子力発電所における吊り下げ設置型の高圧遮断器に係る火災防護上の必要な措置の実施等について 吊り下げ設置型の高圧遮断器は、地震時揺れて周囲と接触して短絡,地絡が発生し、アーク熱による火災に繋がる。耐震性のあるものに設備更新する事。 6/3高線量汚染水の量は、現時点で105,100t。 6/4東電は、プロセス主建屋の貯水レベルが限度に近いため、レベルを再検討。10,000m3を1,1500m3に変更すると保安院に報告。※保安院問題ないと判断した。 ■6/6保安院は、福島第一原発からの放射性物質の大気への放出量を、大幅修正した。4/12に370,000TBqとしていたが、770,000TBqと発表した。 2号機の放出量を過少評価したためとしている。これにより、総放出量630,000TBqも増えることになる。 6/7政府はIAEA提出の報告書に、1~3号機の炉心が溶融して、圧力容器から抜け落ち、格納容器に堆積している可能性あると報告書に入れた。 ※この事象はメルトダウンと呼ばれる炉心溶融より深刻で、メルトスルーと呼ばれる事象。 ※メルトスルーが起こると、格納容器に落ちた高温の燃料で、水が急激に水蒸気になり、格納容器が耐えられずに水蒸気爆発が起こるとされている。 今回被害の少ない水素爆発で止まっているのも事実で、溶け落ちた量の問題なのだろう? 6/8pm2停電発生---------- 6/8pm2:20 1,2号機制御室の照明消える。 6/8pm2:?? 2号機タービン建屋溜り水を、集中廃棄物処理施設へ移送停止 6/8pm2:35 照明が消えた確認作業中、発電所内の一部電源盤(パワーセンタ2C)の停止を確認。原因調査中。 6/8pm2:49 モニタリングポストMP7,MP8のデータ伝送停止を確認。 6/8pm2:57 1号機窒素供給装置の圧力が高くなったことから供給停止。原因調査中。6/9電源を失って、出側電磁弁が閉じたため圧力が高くなった。 6/8pm5:32 電源復旧 6/8pm5:54 1号機窒素封入再開 6/8pm5:50 モニタリングポストMP7,MP8データ伝送再開 6/8pm6:03 2号機タービン建屋溜り水を、集中廃棄物処理施設へ移送再開 ------------ 6/8東電は、プロセス主建屋の貯水レベルが限度に近いため、レベルを再々検討。 1,1500m3を14,200m3に変更すると保安院に報告。 ●6/9 2,3号機スクリーンエリアに設置されている循環型海水浄化装置2台の運転を始めると発表。電源ケーブル不良により、今日までづずれ込んだ。 ●6/9am10:30-pm3:0循環型海水浄化装置の通水テスト実施 6/12各号機のスクリーンピット部の溜り水対策として、39箇所閉塞(へいそく)する作業が行われていたが、本日終了した。 ●6/13am10:00循環型海水浄化装置本格運転開始 6/17保安院は、建屋地下の高線量溜り水を高温焼却炉建屋に移送することは、問題ないと判断 6/19pm1:09-pm03:09仮設1/2号M/C(A),(B)及ぶパワーセンター2Cを一時停止。※1,2号機開閉所の修理に伴う大熊線2号線停止準備作業による。 △6/20東電は、世界最大70m級のポンプ車、愛称「マンモス」を福島原発に投入。本日6/20福島に到着する見込み。 トレーラ部幅4m×長さ21m,アーム高さ70m 6/22東電は、集中廃棄物処理施設プロセス主建屋の受け入れ限度を緊急的にまた変更することを報告した。 5/14の報告 10,000t:地下1階床面レベルまで 6/04の報告 11,500t:地下1階貫通部下端まで 6/08の報告 14,200t:地下1階床上1.4m 今回 の報告 15,700t:地下1階床上1.9m 6/24am7頃、2号機上空の空気中放射性物質を採取していた無人小型ヘリ(ティーホーク:50cm,8Kg)が故障し、2号機建屋上に落ちた。クレーン車で回収するという。 4/10コマツの無人遠隔操作運搬重機で、瓦礫の撤去作業が計画されている。 約9,000tの瓦礫を一時保管所に集める予定。 瓦礫撤去作業(東電HPにあった写真を縮小、許可は得ていない。)
3/31から2週間かけ敷地内30,000m2に飛散防止剤を希釈した液60,000ℓ散布へ(3/31雨で延期された。) 飛散防止剤散布の様子(東電HPにあった写真を縮小、許可は得ていない。)
※細かな作業時間や誰も知らない場所の名を発表をして、あまり意味がないと思えるが、東電と保安院の発表のし方とその姿勢がよく分かる。 また、二者の発表に違いがあることで、どちらか一方の発表には誤りが隠れていることも分かる。 |
■福島第二原発(沸騰水型軽水炉) | 1号機(110万KW) | 2号機(110万KW) | 3号機(110万KW) | 4号機(110万KW) |
原子炉型:BWR 格納容器型:Mark-2 東芝 |
原子炉型:BWR 格納容器型:Mark-2改 日立 |
原子炉型:BWR 格納容器型:Mark-2改 東芝 |
原子炉型:BWR 格納容器型:Mark-2改 日立 |
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地震・津波時の状態 | 3/11pm2:48稼動中に緊急停止 ※核分裂反応は治まって停止 |
3/11pm2:48稼動中に緊急停止 ※核分裂反応は治まって停止 |
3/11pm2:48稼動中に緊急停止 ※核分裂反応は治まって停止 |
3/11pm2:48稼動中に緊急停止 ※核分裂反応は治まって停止 |
原子炉 | 3/14pm5冷温停止 4/19am6現在 水位:安全位置9,296mm 圧力:0.15MPa 温度:24.9℃ |
3/14pm6冷温停止 4/19am6現在 水位:安全位置10,296mm 圧力:0.13MPa 温度:24.8℃ |
3/12pm0冷温停止 4/19am6現在 水位:安全位置7,797mm 圧力:0.10MPa 温度:33.9℃ |
3/15am7冷温停止 4/19am6現在 水位:安全位置8,785mm 圧力:0.17MPa 温度:28.8℃ |
圧力抑制室 | 4/19am6現在 圧力:0.104MPa 温度:24℃ |
4/19am6現在 圧力:0.105MPa 温度:24℃ |
4/19am6現在 圧力:0.110MPa 温度:26℃ |
4/19am6現在 圧力:0.107MPa 温度:29℃ |
建屋 | 3/30pm5タービン建屋ダクト汲み上げポンプ電源盤から火災発生。電源供給を絶っておさまる。消防署は電源盤の問題とし、火災でないとしたが、今だ原因は分っていない。
5/27am10:1原子炉建屋附属棟地下1階の高圧炉心スプレー系電源室にある照明用分電盤より発火。am10:4作業員消化。am10:8消防へ連絡。 5/27am11:19消防は鎮火を確認し、建物火災のぼやと判断。 6/10照明用分電盤火災調査結果 1.発火による著しい損傷は、照明用分電盤最下部の配線用遮断器 2.配線用遮断機の絶縁測定は5/19に実施され、問題なかった。 3.電源室内は津波による海水の流れ込みがあった。 4.作業当日、湿度が高かった。 5.発火したと思われる遮断器となりの遮断器を分解したところ、接点に塩分が付着していた。 6.津波後、分電盤点検時遮断器の機器類を確認していなかった。 ※津波後、機器類に海水がかぶったかどうかの点検が全てにされなかった。 |
6/7主換気ダクト支持脚溶接部2カ所(約10cmと約3cm)より、空気が漏洩していることを確認。放射性物質の測定では検出限界値未満だった。直ぐには対応しないようで、後日補修するという。 | ||
設備関連 | 3/15非常用補機冷却系ポンプ電源故障のため交換。残留熱除去系再始動 6/15地震時火災の原因となる、吊り下げ設置型高圧遮断機の使用状況が発表された。 高圧電源盤 |
6/15地震時火災の原因となる、吊り下げ設置型高圧遮断機の使用状況が発表された。使用していない。 | 6/15地震時火災の原因となる、吊り下げ設置型高圧遮断機の使用状況が発表された。使用していない。 | 3/15非常用冷却設備故障により交換。残留熱除去系再始動 6/15地震時火災の原因となる、吊り下げ設置型高圧遮断機の使用状況が発表された。使用していない。 |
冷却 | 6/6pm2:5原子炉冷却浄化系が復旧。現在、残留熱除去系で冷却 |
6/4am10:00原子炉冷却浄化系が復旧。現在、残留熱除去系で冷却 |
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核燃料貯蔵プール (使用済み核燃料プール) |
情報なし | 情報なし | 情報なし | 情報なし |
放射能漏れ | ないと思われる | ないと思われる | ないと思われる | ないと思われる |
電源 | 外部電源 3/30pm2非常用電源からも供給可能となり、これで全機供給可能になった。 |
外部電源 非常用電源からも供給可能 |
外部電源 非常用電源からも供給可能 |
外部電源 非常用電源からも供給可能 |
共通事項,その他 | 4/11pm5:16地震発生。設備に異常がないことを確認。 4/12pm2:7地震発生。点検中を実施中。放射線モニタリングポストに変化は、変動の範囲内としている。 4/13地震発生後の点検で、異常は確認されなかった。 4/16pm7柏崎刈羽原発で、燃料プールに送る冷却装置用電源盤から火花が発生し、発煙した。発煙30分後に消防署に連絡。現在調査中? 5/26IAEA20人視察。津波で浸水した沿岸,取水口エリア,非常用ディーゼル発電機の建屋などを見て回った。 5/27また1号機分電盤から発火があった。震災以後、分電盤,電源盤火災は3例目 ★6/4am10:00原子炉冷却浄化系が復旧。現在、残留熱除去系で冷却しているが、東電は信頼性向上につながるとしている。※震災以前の状態ではなく、 復旧作業をしていたようだ。東電は他の号機も信頼性向上のため、設備の復旧に取り組むとしていることから、復旧されていない設備があるようだ。 ※※原子炉冷却浄化系:原子炉水中の不純物を除去し、水質を維持する系統。原子炉停止後、水位調整にも利用される。 6/8高起動変圧器の防災用地下タンクの点検のため、タンク内の水を排出したところ、pm6:10 3,4号機放水口付近に油が漏洩していることを確認。 排水を停止し、吸着シートとオイルフェンスで拡散防止作業が行われた。原因は調査中。※6/9流出した油は0.5m3と推定 6/15 6/8の油漏れ調査結果 ・地震の影響で高起動変圧器内の絶縁油が漏れ、防災用地下タンクに流入した。回収したが、全部回収できなかった。 ・排水作業で、溜まった水と一緒に油も海に流出する注意をしていなかった。 ・不十分な確認で、排水作業を行った。 ・3,4号機に繋がる排水路約780mにわたって油が停滞している。 ・漏洩した油0.5m3は、大部分排水路に停滞。 6/23pm2:45 1,2号機サービス建屋チェックポイントにおいて、消火器を服に引っ掛けて落とし、右足小指を負傷。身体サーベイにより、汚染がないと確認された。 6/24 6/23の事故再度診察を受け、右第5趾裂創、末節骨骨折により約4週間の通院加療と判断された。 |
■主な放射性物質 | 半減期 | 特徴 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
1.ヨウ素I-131 | 約8日 | 8才以下は、甲状腺癌のリスクが高い。チェルノブイリ原発事故後、汚染された牛乳を飲み続けた子供に、4,5年後から急に甲状線癌が約2千人増えた。 また十数年後妊婦に異常が増えた報告がある。それに対し大人で癌増加の報告はない。30年後や子孫への影響はデータがなくよく分らないようだが、 チェルノブイリ事故をはるかに超える広島長崎の原爆では、被爆者の子孫に異常が見られた報告はない。 |
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2.ヨウ素I-132 | 約2時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
3.ヨウ素I-134 | 約53分 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
4.セシウムCs-134 | 約2年 | 筋肉に蓄積し、100日で半分ぐらいづつ排出されていく。チェルノブイリ原発事故(高レベル汚染)で一般人への影響はなかった。 大きな魚は食物連鎖の頂点にあり、放射性物質が多く蓄積する報道もあるが、2ヶ月ぐらいで半分は外に排出されていくらしい。 今は安易に安全とは言えないが、数年は食べれないというものでもないようだ。(セシウムは身に溜り、ヨウ素は身にあまり溜まらない) |
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5.セシウムCs-136 | 約13日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
6.セシウムCs-137 | 約30年 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
7.ウランU | 数億年~ 数十億年 |
チェルノブイリ事故(高レベル汚染)で一般人への影響はなかった。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
8.プルトニウムPu-238 | 約88年 | 他の放射性物質と違ってα線を放出する。現場作業員は特に肺に入らないような厳重な注意が必要。チェルノブイリ原発事故で一般人への影響はなかった。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
9.プルトニウムPu-239 | 約2.4万年 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
10.プルトニウムPu-240 | 約6,600年 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
11.ストロンチウムSr-89 | 約51日 | カルシウムに似た性質があり、骨に蓄積する。蓄積したものは半減期が長く、排出されにくいので癌になりやすい。 6/9福島第一原発から北西62Km離れた地点でも3月下旬から5月採取の土壌から見つかっている。Sr-89:1,500Bq/Kg Sr-90:250Bq/Kg 以前行われていた核実験で、通常1.2Bq/Kgは検出される。Sr-90米国食品基準160Bq/Kg,Sr-90欧州食品基準750Bq/Kg以下。日本の食品基準はない。 |
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12.ストロンチウムSr-90 | 約29年 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
13.テルルTe-129 | 約70分 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
14.テルルTe-129m | 約34日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
15.テルルTe-132 | 約3日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
16.ニオブNb-95 | 約35日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
17.ランタンLa-140 | 約2日 | 5/12文部科学省は5/12、福島第一原発から23~62Km周辺の5/11採取の土壌から、ランタンLa-140を24~640Bq/Kg検出した。La-140は半減期が約2日で、 現在も放射線が出続けていることを示す。 |
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18.テクノチウムTc-99m | 約6時間 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
自然界の放射性物質は約1,900種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※放射能と放射線 放射性物質はそのままでは不安定なので、安定になろうとしてα線,β線,γ線,x線などのを放出する。その放射性物質がもつ性質を放射能といい、放出されるものを放射線という。 例文:放射性物質プルトニウムには放射能があり、人体に悪影響を及ぼすα線などの放射線を出す。 放射線は細胞や、それを再生するための設計図を記憶したDNAを壊す。壊れた細胞が正常に修復されずに異常な癌細胞になる。 γ線やX線は紫外線より短い波長の光(電磁波)で、電荷は中性,質量ゼロなので物質を簡単に通りぬけてしまう。(分厚い鉛板で遮へい) α線は正電荷を帯びたヘリウム原子で、放射性物質から連続して飛び出すので線とついている。(紙1枚で簡単に遮へいできるが、放射性物質が体内に入れば防ぐことができない) β線は負電荷を帯びた質量の小さい電子で、これも連続して飛び出すので線とついている。( ※放射線に関する単位 Sv:シーベルト 特定の放射線が人体に及ぼす影響度を数値化するためにつくられた単位。 ※影響度は時間とともに累積するので、1時間当たりで公表されることが多い。 Bq:ベクレル 放射性物質が放射線を出す能力を表す単位。 ※大きさや重さによって変わるので、1Kg,1m3,1cm3当たりで公表される。今回数値を小さく見せるため /cm3がつかわれている。 Gy:グレイ 1kgの物質が、あらゆる種の放射線を受けて吸収された、エネルギー(J:ジュール)を表す単位。Gy=J/Kg ※ジュールは時間とともに増えるので、1時間当たりで公表される。
※国際放射線保護委員会(ICRP)が勧告し、各国が法制度化している基準
注意しなければいけないのは、0.1uとか2.2uは住んでいるだけで基準に達してしまう外部被ばくの値で、食材や水を摂取して内部被ばくを受けるため この様な地に住んでいる低年齢の子は、汚染レベルの確実に分かっているものを摂取する方がよい。しかし子供に対する放射性ヨウ素の癌リスク以外は ほとんど報告されていないし、放射性ヨウ素の半減期は8日と短い。チェルノブイリでは、精神的ストレスの方が問題になったという。 ※自然大地放射線量が高い地域 ラムサール(イラン) 10.2mSv/年(平均) 1.16uSv/h ガラパリ(ブラジル) 5.5mSv/年(平均) 0.627uSv/h ※高い場所では10uSv/hを超え、体のコリをとる保養地になっている。 陽江(中国) 3.5mSv/年(平均) 0.4uSv/h 日本全体 0.43mSv/年(平均) 0.05uSv/h ※近畿,中国,四国地方がやや高い傾向にある。 福岡県,高知県,愛媛県,香川県,福井県,滋賀県,岐阜県1.2mSv/年(平均) 東京⇔ニューヨーク1往復すると、190uSvが加算される。 ※3/?今回の福島原発事故において、緊急対応での作業員の被ばくの上限が、250mSvと決まった。 ※4/11政府は、放射性物質の年間積算量が20mSv/年 を超える地域を、計画的避難区域とする方針を発表。 20,000uSv/年 -> 1時間当たり20,000/(365日×24時)=2.28uSv/h ※6/13厚生労働相は、被ばく量250mSvを超える作業員が8名でたことから、内部,外部合わせて200mSvを超える作業員を作業から外すよう東電に指示した。 ※6/14厚生労働相は、内部被ばく100mSvを超えるものも作業から外すよう東電に指示した。 接頭語 T:テラ 1,000,000,000,000倍=×1012 G:ギガ 1,000,000,000倍=×109 M:メガ 1,000,000倍=×106 K:キロ 1,000倍=×103 h:ヘクト 100倍=×102 c:センチ 1/100倍=×10-2 m:ミリ 1/1,000倍=×10-3 u:マイクロ 1/1,000,000倍=×10-6 n:ナノ 1/1,000,000,000倍=×10-9 p:ピコ 1/1,000,000,000,000倍=×10-12 単位その他 /Kg:1Kg当たりの量 /cm3:1立方センチメートル当たりの量 /m3:1立方メートル当たりの量 真水1立方メートル[m3]>約1t ※/cm3に比べ数値が100万倍大きい。今回の事故では数値を小さく見せるため /cm3がつかわれている。 /h:1時間当たりの量 ※年間100[mSv/年]と基準がある場合、1時間の被爆線量は100×1,000/24/365[uSv/h]=11.42[uSv/h]以内となる cc:シーシー 1cc=1cm3=1cm×1cm×1cm=1mℓ,1,000cc=1,000cm3=10cm×10cm×10cm=1ℓ ※cc:centimetre cube立方センチ[cm3] Pa:パスカル 1気圧(大気圧)= 101325Pa= 1.01325×105Pa≒ 0.1MPa t:トン 1t= 1,000Kg= 1,000,000g W:ワット 1W= 1J/s 1W= 3,600J/h 1cal= 4.2J 1cal/h= 4.2J/h= 4.2/3,600W |
■核燃料 1.ペレット:直径約1cm×高さ約1cmの円筒形。ウラン235を数%酸化物にして焼き固めたもの。 2.核燃料棒:核燃料被服管に、ペレット300個程度入った棒。長さ約4m。 核燃料被服管の材質はジルコニウム合金(高温で溶けて水と反応すると水素が発生する。今回、建屋を破壊した水素爆発の原因になった。) 3.核燃料集合体:核燃料棒を50~80本束にしたもの。高さ約4.5m。炉1基当たり400~800体搭載可。 4.MOX燃料:プルサーマルから再生されたプルトニウムを二酸化プルトニウム(PuO2)にし、二酸化ウラン(UO2)と混ぜて焼結して作った燃料。 二酸化プルトニウムの粉末と二酸化ウランの粉末を混合してセラミック状に焼き固めたMOX燃料ペレットは、大きさと形状は、ウランペレットと変わらない。 ※青山茂晴氏の発言:東電のホームページで、ウラン燃料は反応後の使用済みになると1%のプルトニウムが生成されるとある。MOX燃料は全体の4%が プルトニウムで、1%がウラン。プルトニウムが反応して使用済みになるとどれだけ減るかの記載はないが、おそらく6~7割減ると思われる。プルトニウムは 2%ぐらい残る。 ■冷却水 福島原発(BWR:沸騰水型原子炉)では、4つの分離した冷却水があるようだ。 1.圧力容器内にある水で、水蒸気となってタービンを回す(高線量の放射性物質を含む水) 2.圧力容器を冷却する格納容器内の冷却水 3.使用済み核燃料を冷やすプールの水。熱交換器で冷やす海水と分離されている。 4.タービン出口の水(蒸気)を冷やすために復水器が設けられていて、相互の水が混じらない間接的な形で外部から送り込まれる冷却水。 復水器でタービン出口の水蒸気を冷やす目的は、タービンの入り口と出口で大きな温度差を得て、効率よくタービンを回すため。 ※残留熱除去系に熱交換器があって、これで間接的に大量の海水で冷やすらしい。熱交換器と復水器は目的が違うだけで、同じような働きをする。 ■東電が今行おうとしていること 圧力容器と格納容器内の水を一定量にし、残留熱除去系の熱交換器で間接的に大量の海水を送って冷やす、自動循環冷却をしようとしている。 同様に使用済み核燃料プールも、熱交換器で自動循環冷却をしようとしている。 簡単ではなさそうだ? 1.格納容器や圧力容器内の温度を下げるために注水だけで行うと、汚染水が外に溢れたり漏れ出すだけなので、一定量の水で冷やす必要がある。 2.一定量の停滞水では、温度が上がるだけで温度を下げれない。一定量の留まった水を混じらない形で、別冷却水で冷却する必要がある。 3.外部から送られる冷却水は熱交換器を通して間接的に冷やし、大量に送り込む冷却水を汚染させたくない。 4.熱交換器の冷やされる側と冷やす側両方の配管やポンプとモータ,モータを動かす装置が正常に動かないと自動循環冷却ができない。 5.格納容器や配管に穴や亀裂があると思われていて、ふさごうとしているが、場所は特定されていない。 6.現状タービン建屋に高線量の汚染水が溜まっているため、上記復旧作業ができていない。 3/30日現在1号機のみ溜まった汚染水を復水器に戻す作業が始まったが、復水器満杯で中止された。他の号機は復水器満杯で、 他のタンクから他のタンクに移し返る作業が進められている。4/1現在2号機と3号機の復水貯蔵タンクからサージタンクへの移送が終了。 急がれること 1.1~3号機原子炉の水素爆発を防ぐために、格納容器に窒素ガスN2を注入する。 2.汚染水を容量の大きい貯蔵タンクへ移し返る。 3.小型タンカーに汚染水を一時的に移送できるようにする。 4.汚染水から放射性物質を除去し、低い汚染水に変えるシステムを構築する。 フランス(アレバ社)の技術が大量に処理できるか不明だが、日本側である程度濃縮してから渡せば、引き受けて貰えると思う。 ※4/6仏アレバ社は、燃料破損によって発生した高線量汚染水の処理経験がないことが分かった。 ※4/2東電は静岡から譲渡されたメガフロート(大型浮体式構造物)を利用して、汚染水を移送する計画を発表した。 仕切られた隔壁に穴を開け、10,000t移すという。メガフロートは他地方にも複数あり、米軍バージ船も候補になっているが1,200tと、かなり小さい。 大きさ:長さ136m×幅46m×高さ3m, 全体容量:18,000t>積載量10,000tに改造(4/15~16日に原発港接岸) ※4/18フランスのアレバ社が、高線量汚染水処理施設を手がけることになった。毎時50tの汚染水を処理することができるらしい。 仏アレバ社に依頼することで、後々大変なこともある。後になって多額の費用を請求する会社のようだ。日本のゼオライト粉末を利用した方法も 半年後を目指して準備するべきことと思われる。汚染水処理毎時50tで、数十ppmの処理能力も少し疑われる。< ※5/25仏アレバ社の汚染水処理施設は6月中旬までかかる。ここ1週間以内に溜り水の移送ができなくなり、2週間程度対応ができなくなるおそれが でてきた。あまり政府の悪口を書きたくないが、現在の炉心を冷す作業と、こん後の対応は別にしてもらいたい。汚染水処理に関する工事は新規で あり、国が人手と費用をかけて早急に取り組まなければいけないことだ。今の政府は、東電に対応策を出させ、それを確認了承して東電関連会社 にまかせている。現在この施設が完成しなければ、いつ冷温停止にもっていけるか、計画さえ経たないのが現状だ。また大きなコンクリート製プールは 今からでも造った方がよい。巨大なものが数個必要かもしれない。今後処理した低濃度汚染水の貯める場所がないのだ。保管後は自然蒸発にたよわ ざるを得ない。低濃度でも6号機地下の湧き水同様、簡単に海に投棄できない。それに本当の冷温停止計画を経てるためには1~3(4)号機建屋の 溜り水を全て取り去り、溶融した燃料がどこに留まっているか調べる必要がある。場合によっては地下を掘って固める作業が必要かもしれないからだ。 ※5/26仏アレバの汚染水処理は、コスト面で行き詰まる可能性があるようだ。日本独自( ★7/27TV番組アンカーでの、青山氏の発言。フランス側は処理システムの発展構築を考えていて、請求するのは処理総費用の10分の1でよいと言ったらしい。 ※5/28汚染水処理費用が発表された。来年1月までの汚染水量は約25万t、アレバ処理費は¥21万/t、総額¥531億。 汚染水1m×1m×1m=1m3≒1tの処理費用が21万円、 531億円は計算上、1千万人の月々電気代支払い443円アップ。 たぶん一般国民は、値上げされる段階で初めて、汚染水処理方法や、福島原発の維持管理方法、今後の原発のあり方について議論を始める。 東電は今後損した分を取り戻す料金設定をすると思われ、現段階でどれだけの電気料金アップに繋がるのか、知る努力が必要だ。 ※6/4東電は、汚染水処理施設で使うタンク ※6/10稼動前の汚染水処理施設で通水テストが行われたが、 ※6/11汚染水処理システムに不具合が見つかった。24台のポンプをコンピューター制御するが、プログラムに問題があったと発表。明日6/12までに解決するという。 ■海洋汚染 4/2 2号機取水口近くのピット横海側に長さ20cmの亀裂が見つかり、海洋汚染につながる高線量汚染水(I-131:5.4MBq/cm3=5400GBq/m3)が直接海へ流出していた。 対策として2回ピットにコンクリート注入されたが、変化はみられなかった。 4/3流出箇所に水を吸収して膨張する高分子ポリマーや止水材を使い、水とその流れをなくしてからコンクリート注入を試すことになった。 結果は、コンクリート注入以外は実施されたが、変化はみられなかった。現在も止水作業継続中。 ※幾つかの情報を見ると、亀裂箇所やピットに詰め物を入れようとしたのではなく、ピットにつながる電線配管途中上部から穴を開け、 管の隙間を埋めようとしたようだ。ピットに流れ込んでいる箇所を、配管からと決め付けていることが、解決できない原因かもしれない。 しかしピットや亀裂を単純に塞いででしまうと、上部だけが塞がって、深い亀裂の部分がそのままの状態で残り、後の対策ができなくなる。 成功しても問題はありそうだ。今後流出していた水がどこに流れてどこに溜まるかだ。解決策は流出を止めるのではなく、出ているカ所を 給水ポンプで吸い取って、大きな貯水タンクに移送することだ。 ※納豆菌を利用した水質浄化剤が注目される 大阪にある日本ポリグリ㈱の開発商品で、納豆のネバネバで水中の重金属類の除去に効果を発揮する。対象の汚水1,000Kgに対し浄化剤0.1Kgの割合で混ぜる。 原発は大量の海水を冷却水として利用するため、海に直接撒けない。大きな貯水プールで、濃縮過程の浄化剤にはなりそう? ※4/5ロシアから放射能除去船「すずらん」が貸し出されることが決まった。すずらんは、原潜解体で出る高線量汚染水から放射能を能除去して、 低濃度汚染水に変える能力があり、日本の資金援助で建造された。 ※4/7放射性物質を吸着できる天然ゼオライトという鉱物があるらしい 表面に微細な穴が多くあり、実験でゼオライト10gを、放射性セシウムを溶かした海水100mℓに入れて混ぜると、約9割のセシウムが吸着された。 愛子産ゼオライトは大量に入手できるらしい。<読売新聞 ※4/15毎日新聞によると、東工大原子炉工学研究所はチームは、青色顔料の一種の主成分「フェロシアン化鉄」に、セシウムを吸着する働きがある点に着目し、 汚染水に顔料を混ぜ、遠心力で分離した後、100%近くセシウムをこし取るシステムを開発したそうだ。 ※水に溶けた放射性ヨウ素やセシウムを、効率良く吸着して沈殿させる粉末を、太田富久金沢大教授とクマケン工業が開発した。福島第1原発でたまっている、 放射性物質で汚染された水の処理に応用が期待される。<産経ニュース ※5/22金沢大学の太田富久教授らは、仏アレバの処理能力の20倍に相当する粉末吸着剤を、浄化剤メーカー・クマケン工業と共同開発した。 太田教授らはすでに大規模な処理システムを設計済みで、政府や東電に設置を提案していくという。<Web刊ニュース 4/4東電は集中廃棄物処理施設内の低放射性廃液(汚染レベル6.3Bq/cm3=6.3×106Bq/m3=6.3MBq/m3)を海洋投棄することを決めた。 5,6号機建屋内地下が浸水するおそれがあるため、サブドレンピッド内の低汚染保管液も投棄することを決めた。 4/4pm4集中廃棄物処理施設内の低放射性廃液約 4/5日2号機ピット付近から海に流出している高線量汚染水の、放射線レベルが発表された。測定は4/2am11:50頃 ・流出汚染水 ヨウ素I-131:5.4MBq/cm3= 5400GBq/m3= 5.4×1012Bq/m3 (深刻度MAX) ・2号機取水口近くの海水 ヨウ素I-131:300KBq/cm3= 300GBq/m3= 34×109Bq/m3 セシウムCs-134:120KBq/cm3= 120GBq/m3= 1.24×109Bq/m3 セシウムCs-137:120KBq/cm3= 120GBq/m3= 1.24×109Bq/m3 4/5pm2ピット付近から海へ流出している高線量汚染水の対策として、配管底部に敷かれた破砕石層から漏れていると判断し、その層に水ガラスを注入することになった。 4/5破砕石層への水ガラス注入作業で、若干流出量減る。作業は継続して行うという。 4/6am5海へ直接流出していた高線量汚染水が、水ガラス注入によって止まった。その後、染み出る汚染水対策として、出口をゴム板と冶具で押さえる手段がとられた。 漏れている箇所は、肉眼で見える象徴的箇所1箇所ではないと思われ、格納容器の漏れている箇所を探すことが急がれる。 4/7 2号機ピット付近かくの海水汚染レベルが下がった。 ヨウ素I-131:5.6KBq/cm3= 5.6×109Bq/m3 4/9チェルノブイリ原発事故後、日本でスズキの放射性物質の蓄積が観察されていた。<テレビ 日本の海では放射線量は元々の2倍になった。スズキへの蓄積は事故後半年後にピークとなり、その後2年かかって元に戻った。 海面を泳ぐコウナゴのよな小魚はすぐ影響を受けたが、食物連鎖の頂点にある大きな魚は、半年以上経ってピークを向かえるようだ。 4/9東電副社長は汚染水海洋投棄で釈明会見をした。放出を決めざるを得なかった、苦渋の決断であったことを強調した。 ※問題になり始めた4/2メガフロートに移送する案が上がった。このとき直ぐ改造作業に取り掛かっていれば、少なくとも廃棄物処理施設内3,000tと、5,6号機の 汚染水は投棄せずに済んだ。放射能汚染もない場所で2週間もかかって改装する意味はどこにもない。まして低濃度汚染水で海洋投棄できるのであればなおさらだ。 低濃度汚染水の放射能を除去する方法はいくらでもあり、数ヶ月掛ければ解決できたはずだ。 メガフロートは静岡以外にもある。メガフロートの改装は2隻同時進行で、大勢の人で行うべきことだった。静岡メガフロートの改造は漏れ確認に時間が必要で今月15日 までかかり、同日原発港に運ばれる。当然だがもう1隻改造しておかなければ非常時に対応できなくなることは明白。 4/16海洋投棄された低濃度汚染水に含まれる放射性物質の総量は、0.15TBqだったと発表された。 4/20東電は2号機取水口付近から流出した汚染水は6日で約520m3(520t)とし、放射性物質の総量を約4,700TBq(4.7×1015Bq)と発表した。 投棄された1万数㌧の低濃度汚染水は、約0.15TBq(1.5×1011Bq)とされている。 今までの対策内容 1.2号機トレンチ周辺に止水剤の水ガラスを注入して固め、ひび割れた放出口をゴム板で押さえた。 2.2号機スクリーン室に鉄板を設けた。 3.南側防波堤に大型土嚢(どのう)を62袋を積んだ。 4.1~4号機スクリーン室前面にシルトフェンスを設置した。 5.1~4号機スクリーン室前面にゼオライト入り土嚢を投入した。 5/5 5,6号機の地下水が、1日約1m溜まるという。このままでは地下水で冷却設備が使えなくなると思われ、海洋投棄を考えないと、深刻な事態になりそうだ。<福島原発所長 5/113号機立て坑を塞ぐ作業中、電源通路から水が流入していることが判明。福島第二で流入した汚染水の分析をしている。2号機同様の、取水口への流出があるかが問題となりそうだ。 5/11pm4:5 3号機立て坑から海につながる取水口へと、汚染水が流出したことが判明。pm6:45海への流出は、コンクリートで塞いで止まった。 5/20高線量汚染水が2号機取水口から海へ流出していた量が発表された。約250t、放射性物質の量は20TBq/250t Cs-134: 3.9×104Bq/cm3×250×106cm3=9.8TBq, Cs-137: 3.7×104Bq/cm3×250×106cm3=9.3TBq, I-131: 3.4×103Bq/cm3×250×106cm3=0.85TBq 計20TBq ※対策はされたようだ。ピット閉寒,1~4号機のスクリーンポンプ室隔離,取水口内部へゼオライト土嚢投入,スクリーンエリアの循環型浄化装置の設置。 ■水素爆発の危険 高温になったジルコニウム合金と水との反応以外に、水が放射性線によって水素と酸素に分解され、水素が発生し続けているらしい。発生量は少ないが、 事故後1ヶ月経つので心配されている。 格納容器内での水素爆発は、容器内の水を含めたものを100%とすると、水素4%以上,酸素5%以上の時に爆発が起こるとされている。その割合に ならないように予め窒素ガスが封入されている。今回その窒素ガスが抜けている可能性があるため、注入することになった。 以前水素ガスが溜まらないために窒素ガスを封入していると書いたが、今回窒素ガスを注入して酸素の割合を4%以内に収めることが目的のようだ。 しかしこの作業は危険性もある。内部の圧力が高くなり、放射能をもつ水蒸気や水が漏れたり、冷却効率が落ちるらしい。それに現在順調に冷却して いる環境下での変化は、事態を悪化する危険があるという。 では実際に炉内で爆発が起こるとどうなるのか?爆発して大破することはないようだが、これまでの建屋爆発以上の放射能汚染が広がることは間違いない。 関連して人での作業が制約され、他の号機の冷却維持が出来なくなると大変だ。 4/6日1号機への窒素ガスN2注入は、今日から流量28m3/hで、6日かけて6,000m3(格納容器容量と同量)注入される。注入後の圧力は2.5気圧(約0.25MPa)になる見込み。 4/7現在1.5%の水素が溜まっているとみられている。2,3号機も窒素ガスN2注入作業が行われるが、格納容器圧力はほぼ大気圧で、破損しているようだ。 この状態で窒素ガスN2を注入すると放射性物質が外部に押し出されるが、爆発を回避するためにはしかたないとしている。 4/8am0炉内の放射線レベルが4/7余震前より3倍上がり100Sv/h以上になった。温度も221度から246度に上昇した。N2注入は継続中 4/9福島原発の炉内に残る、放射性物質の量が算定された。<朝日新聞 事故直後の放射性ヨウ素量> 原子炉内5,900,000TBq 事故後の放射性ヨウ素の放出量> 大気へ30,000~110,000TBq放出された。水に混入して40,000TBq流出した。残りのほとんどが炉内にあるとみられている。 チェルノブイリ事故後の放射性ヨウ素放出量> 外部へ100,000~1,000,000TBq放出された。 ※いかに水素爆発させないことが重要かが分かる。 ※4/12発表の数値と違う。こちらが間違った数値と思われる。 4/9東電は、4/7の震度6強の余震で、1号機の原子炉の温度計など計器が故障したと発表した。(炉内の放射線レベル100SV/h以上、炉内温度261℃に上昇は計器故障) 外部の放射線量に変化はないという。 4/12東電は福島第一原発に地震直後、放射線ヨウ素など(ハロゲン類)の総量が81,000,000TBqあったと算出した。うち 保安院370,000Tq外部へ放出と算出,原子力安全委員会630,000TBq外部へ放出と算出。(※2011.05.18pm10:00 1割を1%に訂正) 4/17ここ一週間何も進展していない状態で、楽観論が出ている。自粛がよいかどうかは分らないが、ある程度の緊張感と備えは必要だ。 ■福島第一原発地震発生時のプラントデータ 5/16東電は3/11に地震が起きて津波が到達して電源喪失するまでの第一原発の運転状況を示す記録を公表した。1号機は、地震で緊急停止したあとpm2:52 に非常用冷却装置が起動したが、およそ10分後のpm3頃停止し、津波が到達した後のpm6すぎに再起動されるまで3時間にわたって止まっていた。 東電側には、原子炉の圧力が急激に下がったために、運転員が原子炉の損傷を避けようとして、非常用冷却装置を手動で停止させた可能性がでてきた。 さらに1号機と2号機では、高圧注水系の冷却装置も、津波の影響でバッテリーが水没して起動しできていない。非常用冷却装置(復水器)や高圧注水系冷却装置は、 すべての外部電源が失われても原子炉を冷やすことができるとされていましたが、記録からは非常用冷却装置が十分に役割を果たせていなかったことが分かった。<ネットNHKニュース データ1>> ※東電pdf資料 データ2>> ※東電pdf資料 ■原発事故評価尺度 4/12原発事故評価尺度レベル7に引き上げられた。<朝日新聞 レベル7の基準は放射性物質が外部へ放出された量によって決まる。基準は数万TBq以上とされている。 福島原発事故後の放射性ヨウ素換算での放出量 > 外部へ 370,000TBq~630,000TBq放出 チェルノブイリ事故後の放射性ヨウ素換算での放出量> 外部へ5,200,000TBq放出 ※4/9朝日新聞の記事と、だいぶ数値が違うようだ。こちらが正しいと思われる。 ※心配されることは、福島の場合現在も継続していて、チェルノブイリ事故に近づいてしまう可能性があることだ。 ※4/12東電は「チェルノブイリ原子力発電所事故を上回るかも知れないとの懸念を持っている」と述べた。 ※6/6保安院は、福島第一原発からの放射性物質の大気への放出量を、大幅修正した。4/12に370,000TBqとしていたが、770,000TBqと発表した。 2号機の放出量を過少評価したためとしている。これにより、総放出量630,000TBqも増えることになる。 ■汚染水移送のながれ 1.実施中) 圧力抑制水サージタンク ← 各号機の復水貯蔵ダンク ← 各号機の復水器 ← 各号機のタービン建屋溜り水 配管工事中) 集中廃棄物処理施設 ←各号機建屋に穴を開け配管 ← 各号機のタービン建屋溜り水 ※高線量汚染水が外部に漏れないための策 2.実施済) 集中環境施設内貯槽 ← 1号機ピット溜り水 3.計画中) メガフロート --------------------------------------------------------------------------------------------- 汚染していない冷却用淡水 × 米軍のバージ船2号 → 米軍のバージ船1号 → ろ過水タンク → 真水タンク → 各炉冷却水 ※現在バージ船は利用されていない。4/18メガフロートが接岸するため、米軍はしけ船が福島第二原発港に移動。 ○ ダムから引かれた水 → ろ過水タンク → 真水タンク → 各炉冷却水 ※河から汲んだような不純物を含んで塩分の少ない水を淡水といい、飲み水とか蒸留した水を真水というようだ。 ※東電HP,保安院HPでは純水とか真水ではなく、淡水注入とある。テレビ報道は真水としているが、冷却水が大量のため、ろ過器で純水にできていないと思える。 ※5/21am9:35メガフロート(大型浮体式海洋構造物)が福島第一原発港に入港。メガフロートは低レベル放射性廃液のタンクとして利用される。 ※6/5汚染水処理施設が公開された。最初に油分を取り除き、続いて米キュリオン社の技術でセシウムを除去、そして仏アレバ社の放射性物質除去剤で低汚染濃度 に処理、最後に塩分を除去して再利用冷却水にする。※6/9残りカスの水(放射性廃棄物)約2,000m3が残る。 ※6/10稼動前の汚染水処理施設で通水テストが行われたが、水漏れが確認された。稼動6/15は延期される可能性が出て来た。 ※6/11汚染水処理システムに不具合が見つかった。24台のポンプをコンピューター制御するが、プログラムに問題があったと発表。明日6/12までに解決するという。 ※6/12東電は高線量汚染水の浄化システムの試運転を延期すると発表。米キュリオン社のセシウム除去装置で、4系統あるうちの1系統のポンプに詰まりの不具合が見つかった。 この装置は他に配管繋ぎの48箇所から水漏れが見つかっている。(この処置は樹脂を塗って解決)6/20が溢れ出すリミットとされているため、3系統で試運転することもあるという。 追記6/13:ポンプ1系統の不良原因は、弁の開閉が適切でなかったためとして、点検で解消した。 ■原子力発電の設計ミス 1.色々あるが、原子炉と使用済燃料プールに外部から熱交換機を取り付けるシステムがなかったことが一番の問題。 ディーゼル発電機,熱交換器,電動ポンプ2台載せた、移動できる自動車の形で、1基に対し2台海から離れた場所に必要。 ※5/17東電は、3月11日の事故の後、失った電源を復旧させるためにおよそ70台の電源車が向かったが、津波によるがれきの散乱などで 作業が難航したうえ、水素爆発の被害も受けて、実際にはほとんど役に立たなかったことが東京電力の調査で分かった。<ネットのNHKニュース 3.事故直後から途絶えることなく数年電源供給し、コントロール下にないと放射能漏れに繋がる。 4.五つの壁全て崩壊し放射能が漏れた。1.ベレット溶融、2.被服管破損、3.圧力容器破損、4.格納容器破損、5.原子炉建屋水素爆発 冷却されないとペレットの温度が被服管の溶ける温度以上になる。その溶けたものは圧力容器を溶かして穴を開け、格納容器も溶かして穴を開ける。 ついでに被服管溶けて水と反応して水素発生。(被服管材料であるジルコニウム合金が溶け出す温度1,100℃。鋼鉄製圧力容器耐熱温度2,800℃) ※二重三重のフェールセーフはどこにもない。今回、設計者の安易さが全てさらされた。 ■天然ガスを利用した発電 1.ガスタービン発電 石油より安定して供給され、発電効率は今一番高く、発電価格も安いといわれている。(ガスタービンは、ジェットエンジンを大きくしたようなもの) ※三菱重工は、ガスタービン発電機に排ガス熱発電を組み合わせた、世界最大出力高効率の、46万KWを商用化したらしい。 2.東京ガスが開発している燃料電池(各家庭,集合住宅用) 燃料電池は水素を燃料とするが、その水素を都市ガスから得る。実は、大きな電気を貯めれない太陽光発電より、こちらが期待されている。 逆に太陽光発電により水素作ることは可能だ。 ※燃料電池はあくまでも家庭,集合住宅にかぎられ、消費電力の大きい工場には適さない。 ※4/25東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構が、太陽電池は従来20%前後の変換効率しかなかったが、70%にできる案を発表した。 また、岡山大大学院自然科学研究科のグループは、材料に安価な酸化鉄化合物を用いた光発電装置の開発を進めている。 光吸収率は既存の太陽電池の100〜1000倍という。大幅な製造コスト低減も見込め、2015年までの実用化を目指している。 ■風力発電 磁力抵抗ゼロの発電機を開発。直流小型発電機が今後置き換わりそうな内容>>京都新聞の内容 ■東日本太平洋沖地震(震度9)の余震 ※震度1以上の余震は4/13までに430回以上 4/7pm11宮城県に震度6強の地震発生 東北電力------------------------ 女川原発と東通原発で使用済み核燃料を冷す電源が1時間以上失われた。 女川原発1~3号機では地震により燃料プールの水がこぼれた。 東通原発1号機、地震後2系統の外部電源が止まり、非常用電源で対応したが燃料漏れが見つかり停止した。結局非常用電源は3台全て使えなくなった。 外部電源復旧で事なきを得たが、福島原発と同じ事故につながるおそれがあった。 ※原発に使われている非常用電源には、根本的な問題があるようだ。地震対策のない、普通の施設に納められた普通の発電機なのではないか? 4/9保安院は、原子力発電所に2台以上の非常用発電源を設置するよう、保安規定を変更したと発表。 4/9東北電力は、非常用電源の燃料漏れ原因を発表した。点検時に部品の裏表を間違えて、オイルシールを取り付け忘れたことが原因と推定した。 ※東北電力は原因を部品取り付けミスにしているが、これがまた問題。最大の問題は、点検後に2,3時間運転確認をしなかったことだ。 東京電力------------------------ 4/9東電は、4/7の震度6強の余震で、1号機の原子炉の温度計など計器が故障したと発表。 炉心の状態を知る重要な機器が使えない事態だが、周辺の放射線量などから原子炉は安定しているとしている。 故障したのは、 ・原子炉内の温度を管理する給水ノズル温度計> 余震後は前より約40℃高い261℃になった。 ・核燃料の異常反応を監視する放射線検出器> 放射線検出器は3倍以上の100Sv/hに急激に高まった。※外部の放射線レベルには変化がない 1号機は以前から、原子炉内の圧力計の一つが異常に高い値を示していることで故障とされ、水位計も注水が続いているのに上がらないことから故障と判断されている。 4/11pm5:16福島県・茨城県に震度6弱の地震発生 4/11pm5:35現在、東京電力,東北電力の原発に問題ないと発表された。 東京電力------------------------ 4/11pm5福島第一原発1,2,3号機の原子炉冷却ポンプへの外部電源供給が絶たれたと発表。 4/11pm6:05福島第一原発1,2,3号機への外部電源が復旧したと発表。原子炉冷却ができなくなった時間は約50分間。 4/11地震調査委員会は、今回の震源域の周辺でM7~8の地震が誘発される可能性もあるとして、注意を呼びかけた。 4/12pm2:7福島県に震度6弱の余震。福島原発に問題は発生していない。 4/14地震学専門家の意見として、東日本大震災後に陸側北米プレートと海側太平洋プレートが押し合っていた力が引っ張られる力に変わり、それが蓄積されていることを GPSで観測したと発表。大きな地震と津波が再度あると警告している。 ※地球の地殻は11枚のプレートからなっていて、日本はユーラシアプレート,北米プレート,フィリピン海プレート、そして太平洋プレートが合わさる位置にある。 その中で一番大きな力をもっているのが太平洋プレートで、他のプレートを押し込んでいるらしい。阪神大震災も、太平洋プレートに押されたことで発生したと考えられている。 2011年3月11日の地震は太平洋プレートと北米プレートの境界で発生したが、関連して長野新潟で発生した地震もユーラシアプレートと北米プレートのぶつかりで発生して いて、その原因は太平洋プレートに大きく関係していると見られる。 太平洋プレート:北海道から東北関東の太平洋沖 北米プレート:北海道から東北関東中部の陸側のプレート フィリピン海プレート:小笠原諸島や静岡の一部を含む太平洋側のプレート ユーラシアプレート:福井,岐阜,静岡を境にした日本西側のプレート 4/14保安院は、余震対策として1号機~3号機の冷却系統を複数化することを決めた。またトラックに積まれた非常用発電機などを高台に移動す作業を始めた。 4/16am11:19栃木県南部内陸に地震発生(茨城南部震度5強) 東京電力------------------------ 福島第1> 2号機使用済み燃料プールへ注水していたポンプを停止させた。その後満水を確認して注水終了。仮設電動ポンプに異常なし。 福島第2> 異常なし。 4/17am0:56新潟県中越(津南町)地震震度5弱発生。刈羽原発異常があるという報告はないと発表。 4/23am0:25福島県震度5弱の地震発生。東京電力は施設や計器,注水作業に問題ないと発表。 5/6am2:4福島県いわき市震度5弱の地震発生。東電は原子力設備に問題は確認されていないと発表。 5/6 5/5pm11:0asahi.comのニュースによると各地の温泉に異変があるようだ。山形,新潟で温泉が出にくくなり、岐阜では温度が上がり湯量が増加、徳島で湯がにごり湯量が減少。 以前阪神大震災で、六甲のあるトンネルの地下水が増えた後に震災が起こったと報道する番組があった。太平洋プレートがユーラシアプレートを押していたため、地下水が押し 出されたのだという。今回は東側ではユーラシアプレートと太平洋プレートは押し合っておらず力は解放されているようだ。西側では太平洋プレートがフィリピン海プレートを押したり、 直接静岡辺りを中心にユーラシアプレートを押し込んでいるようだ。静岡や箱根の情報がない(変化がない)ことからすると、今後は東より西側岐阜辺りが心配される。(ただの意見) しかし、スマトラ沖地震では本震後3カ月後に本震を超える地震があったのも事実で、備えはしておくべきだと思う。 5/27群馬県草津白根山、火山性微動活発。近く、小規模噴火の可能性もある。<気象庁 6/2am11頃、新潟県中越地方で震度5強の地震発生。3/12発生長野栄村震度6強地震の余震と見られる。 6/4am1:00頃福島浜通り地方震度5弱の地震発生。福島第一,第二原発からは、異常はないと報告。福島第一では、冷却水,窒素の封入継続中、モニタリングポストに異常なし。 6/5pm6:21チリ南部で、アンデス山脈にあるブジェウエ火山が噴火した。1960年にM9.5の地震で噴火したことがある。<jiji.com 6/13am10頃(日本時間)ニュージーランド・クライストチャーチでM5.2の地震が発生し、続いてam11:20にM6の地震が発生した。2/22クライストチャーチの地震から111日(3カ月と19日) ※念のため、特に7月初旬までは地震に備えましょうということ見たいです。根拠はないですが、備えあれば・・・ 6/23am6:51岩手県盛岡,青森県階上町で、震度5弱の地震発生。震源は岩手県沖。 東通原発,女川原発は停止中で、問題ないと報告。六ヶ所村施設も問題ないと報告。 6/24pm0:09米アラスカ州南西部アリューシャン列島でM7.2の地震発生。 アリューシャン列島は、ロシアのカムチャツカ半島中ほどからアラスカに伸びている太平洋上の列島で、 日本列島と同じように、北米プレートと太平洋プレートの境界線上にある。4/14にカムチャツカ半島にあるベズイミアニ山が噴火している。 6/30am8:16長野県松本市で震度5強の地震発生。同8:21分にも震度4の地震発生 ※マグニチュードMは地震の規模を表す記号 震源から100Km離れた場所の、標準地震計の揺れ幅を対数化した値。震源から100Kmは実際には2点以上の距離の分かった地震データを比べ、減衰率から算出されている。 M6に対しM7は√1000≒ 32倍大きい。 M6に対しM8は1,000倍大きい。 M6に対しM9は32,000倍大きい 言い換えるとM7の地震は、M6の32個分、M9はM6の32,000個分 今までの最大は1960年のチリ沖地震Mw9.5、スマトラ沖地震はMw9.1 ■原発空撮(4/9am10記 世の中に2~10mの小型飛行船は沢山ある。商業用の宣伝に利用されるリモコン操作できるものまである。カメラやビデオを取り付けて、なぜ1日撮影しないのか不思議だ。 放射線をシールドする特殊カメラは必要と思うが、自衛隊ヘリや、米軍の無人偵察機(グローバルホーク)を利用するほどの大変さはないと思う。 4/10米軍の無人偵察機の中に、小型ヘリ(Tホーク:50cm,8Kg)のようなものがあるようだ。これは小回りがきいてよい働きをしそうだ。写真撮影の他に放射線測定ができる。 4/14am10 1~4号機建屋上空に無人ヘリを飛ばし、撮影 4/21am11-pm0 1~4号機建屋上空に無人ヘリを飛ばし、動画撮影 6/24am7頃、2号機上空の空気中放射性物質を採取していた無人小型ヘリ(Tホーク:50cm,8Kg)が故障し、2号機原子炉建屋上に落ちた。炎は確認されておらず、クレーン車で 回収するという。 ■高速増殖炉 4/17福島原発事故。事故あって「もんじゅ」と「常陽」の怖さを知る。現在トラブルで眠っている。 もんじゅ:燃料交換用機器の炉内中継装置が落下して停止中。(東芝が復旧案を出して作業を始めるようだが、怖いリスクがあるようだ) 常陽:炉内装置破損で停止中。(解決はできないで放置された状態。今後20~30年冷却材のナトリウムを空気に触れさせないで、安定に保たなければならない) 今回のような震災が起これば、簡単な冷却もできなければ、空気に触れさすことさえできない。今回の事故が終息に向かうのなら、見えない力が高速増殖炉推進を 止めさせたように思える。相次ぐ軽易な考えと作業による重大トラブルで眠っているのも、今となっては偶然とは思えない。 4/21日本原子力研究開発機構の辻倉部長は、高速増殖炉では電源を失っても冷却材のナトリウムは配管内で自然循環するので大丈夫と言ったそうだ。<<毎日新聞 今回の福島原発事故では、配管の破損がなかったと思っているようだ。震災直後にナトリウムが漏れると、どの様な対応もとれなくなることは素人でも分かるのだが 5/23もんじゅ総合対策会議が開かれた。 原子力機構は24日から工事に入り、6月中旬に装置を引き抜く作業をし、秋までに復旧を終えたいとした。原子力機構は炉内中継装置と原子炉容器のふたの穴に 設置したスリーブという装置を一体で引き抜く計画のようだ。重量は約11tあり、落下防止対策を実施し、ナトリウムが外気と接しないように、塩化ビニール製の筒状の カバーで被う作業を説明した。<ネット産経ニュースから 6/23pm9事故を起こした「もんじゅ」の、落下した炉内中継装置の引き上げ作業が始まった。6/24朝までかけてゆっくり引き抜くという。ナトリウムを空気に触れさせない で引き抜く作業は、今の福島より怖い状況にある。 6/24日本原子力研究開発機構は炉内中継装置(長さ12m重さ3.3t)の引き抜き作業を同日am4:55に終えたと発表 |