経済産業省原子力安全・保安院からの要請で、原子力関連のシンポジウムに社員らを動員して「やらせ質問」をさせていた四国電力(高松市)の当時の副社長(現在退職)が、やらせを黙認したのち、シンポにオブザーバーとして参加し、社員のやらせ質問に自ら答えていたことが、四電への取材でわかった。
四電によると、同社が社員らを動員していたのは、2006年6月の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)のプルサーマル発電をめぐる経産省主催のシンポ。四電東京支社の副支社長が06年4月、保安院の広報担当者から動員や参加者の質問を要請された。
四電では同月27日、本社の原子力本部と伊方原発の課長級社員が協議し、要請に応えて動員や質問を社員や関連会社に働きかけることを決定した。反対意見は出なかったという。