昨日のデモで私は、
『玄海ばくはつしたら　風向きで　日本ぜんめつ』
と書かれた横断幕を持って歩きました。（半分踊ってましたが・・）
気付くと、私の横を２人の高校生らしき女の子が歩いていました。
天神に買い物に来たという感じの普通の女の子です。
友達同士でなにやら話をして、時々携帯を開いて、
「友達に教えてやろー」と言っています。

「高校生？」と私が聞くと、「はい」
「原発どう思う？」と問いかけたら、「いらんよねー」

特に言葉を発するわけでもなく、
歩調を合わせて、ただ一緒に歩いてくれました。
「これって、だれかがやろうって始めたんですか？」
と興味深げに聞いてきます。
「そうだよ」と答えたら、「すごーい」って。

その後、少し隊列を移動したので、
彼女たちとは別れてしまったのですが、
ルートの半分を過ぎた頃、沿道に彼女たちを発見。
声を掛けたら、また隊列に加わってくれました。
そんな彼女たちの手には、ロフトの紙袋が･･･
ちゃっかり買い物をすませてきていました。

買い物ついでにデモ。新感覚です。

彼女たちのことがとても印象的だったので、
帰ってきてから、こんなことを考えました。

１０年後、あなたたちは２５、６才くらいでしょうか。
結婚して子どもを生んでいるかもしれませんね。
あなたの住む日本に原発はまだありますか？
子どもたちは安心して外で遊べていますか？
原発のない日本で、電気は足りていますか？
家々の屋根にはソーラーパネル、
海を見れば風力発電、
そんな景色が広がっているのかもしれませんね。
ああ、もっと先進的な自然エネルギーがあるのかな。

１０年前の昨日、あなたが友達と天神でデモに加わったことを
誇りに思ってくれているといいなと思います。