「阪神0-2中日」(28日、甲子園)
真弓阪神が同一カード3連勝を逃し、借金生活に逆戻りしてしまった。中日先発は、初対戦となった左腕のソト。毎回のように走者を出しながら、あと一本が出ない。先に点を許したのは、六回2死まで無安打投球の岩田だった。悔しい1敗。気持ちを切り替え、横浜3連戦は3連勝と行こう!!
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本塁が遠かった。得点機に走者を進めたのは実に6度。だが、1点を奪うことができなかった。好投の岩田を見殺しにし、今季12度目の完封負け。真弓監督は「ヒットは出たが、点が取れなかった」と言葉少なに振り返るしかなかった。
打線が苦手なタイプの投手を攻略しきれなかった。中日の先発は、初対戦の助っ人左腕・ソト。猛虎打線は今季この試合まで初もの先発に3勝7敗、先発外国人に4勝10敗、先発左腕に12勝16敗1分けと分が悪かった。その“三重苦”を兼ね備えたソトにしてやられた。
二回は浅井が左中間二塁打を放ったが、2死一、二塁から藤井彰が中飛。四回は2死二塁から浅井が右飛。五回は2死二塁からマートンが凡退。六回は2死二、三塁から再び浅井が中飛に仕留められた。
140キロ台中盤の真っすぐに、130キロ台のスライダーとチェンジアップ。1球1球は、決してずばぬけているわけではない。だが、要所で低めに集めてくる投球に手を焼いた。4番の新井は「思ったよりキレがあった」、好調の上本も「力のある球だった」。真弓監督も「なかなか絞りきれなかった」と無念さを隠しきれなかった。
前夜は圧勝で83日ぶりに勝率5割に復帰。チームの好調さは誰もが認めるところだけに、だからこそ一気に勝ち星をつなぎ、ヤクルト追撃態勢を整えたかった。しかも、先発の岩田は確実に試合をつくっていたのだ。
浅尾に対する八回を含め、3度の得点機でいずれも凡退した浅井は「岩田が頑張っていたんで。僕のところにチャンスが回ってきてたんで、1本出ていれば変わっていたはず。悔しいです」と唇をかんだ。
ただ、中日からの3年ぶりの同一カード3連勝は逃したが、打線は中日を上回る9安打を放つなど、勢いまでは失ってない。新井も「また明日」と話した。今の阪神はこのままでは絶対に終わらない。
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