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<兵庫>JR西・山崎前社長に禁錮3年求刑 |
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(7/29 19:08) |
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乗客106人が死亡した福知山線脱線事故の裁判で、検察は、JR西日本の山崎正夫・前社長に対し、禁錮3年を求刑しました。一方で、遺族の1人が山崎被告の無罪を求める異例の場面もありました。
JR西日本の前社長・山崎被告(68)は、脱線事故の現場が急カーブに付け替えられた際、ATS=自動列車停止装置の設置など、事故を回避する対応を怠ったとして、業務上過失致死傷の罪に問われています。これまでの裁判で山崎被告は、「事故は予見できなかった」と一貫して無罪を主張してきました。公判で検察側は、「被告は安全対策の責任者としての基本的な注意義務を怠ったもので過失は重大。亡くなった106人の無念さ、悔しさは察するに余りある」として、改めて山崎被告の過失を主張。禁錮3年を求刑しました。遺族は、「私が想像していたよりは多少、重い刑になったので、私としては満足している」「(事故を)予見すべきであった、しなければならなかった、という展開をされたのが非常に満足している」「本当の意味でJR西日本が安全になっていく、いいきっかけになるんじゃないかと思う」などと話しています。一方、公判では、弟を亡くした石井正元さん(63)が、「山崎被告は無罪が適当だ」という異例の意見を述べる一幕もありました。石井さんは、「私はそう(無罪)だと思っただけ。有罪にすることは不可能。有罪にするには証拠不十分」と指摘しています。裁判は9月の弁護側の最終弁論で結審し、判決は年度内にも言い渡される見通しです。
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