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【グラニュース】


楢崎「13戦不敗、勝って決める」

2011年7月30日 紙面から

 名古屋グランパスが31日の福岡戦(レベスタ)でチーム記録の13試合不敗に挑む。29日は愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで約1時間、軽めの調整。2003年の5勝8分けに関わっていたGK楢崎正剛(35)は、今のチームには勝ち切る強さがあることを強調。タイ記録がかかった試合は、5連勝のイメージしかない。

 8年前にはすでに主将を務めていたチームを思い出して、楢崎はニヤリと笑った。

 「比べようがないですね」

 当時のメンバーに敬意を払いながら、連覇を視界にとらえた今のほうが、はるかに充実していることを示す精いっぱいの表現だった。

 2003年は開幕から5勝8分け。「点を取られないチームだった」と楢崎が振り返るように、10失点だが、わずか17得点。8勝4分けの今回は24得点12失点と攻撃で圧倒するチームになっている。13試合不敗の記録時は勝ち点23だったが、今回は1試合少ない時点で、勝ち点28を積み上げた。最初は4勝4分けと煮え切らない戦いが続いたが以降4連勝。

 「全く(ゴールの)ニオイがしない時期からは抜け出せたと思う」と楢崎は攻守がかみ合って勝ち切る強さが出てきたことを感じている。

 記録が懸かった試合の相手は、最下位の福岡。5月29日にホームで迎えた試合は5−2とスコアの上では大勝だが、2度のリードを追い付かれる大苦戦だったから、楢崎にも慢心はない。

 「あの試合は、ゴール後のリアクションに問題があった。(勝利から遠ざかり)足が地についていない感じだった。相手との関係より、自分たちがどうプレーするかにかかっている」

 4連勝で自信も取り戻した今、慌てず自分たちの力を出し切ればいいという確信がある。3位からさらに上を目指すなか、負けないことに大した価値はない。楢崎にとって8年ぶりの記録は、5連勝に付いてくる結果にすぎない。 (木本邦彦)

 

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