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[国際]ニュース トピック:外信コラム
【外信コラム】ソウルからヨボセヨ 鬱陵島の秘密
2011.7.30 03:39
領土問題に関心の自民党議員たちが、竹島(韓国名・独島)に近い韓国の鬱陵(ウルルン)島を見学する話が韓国では「上陸阻止!」とか「入国拒否!」などと官民挙げて大騒ぎになっている。韓国人は自由に島根県を訪問し、県庁前で堂々と「独島は韓国のモノ!」と反日デモをやっているのに…。
本土から約200キロの鬱陵島の住民は約1万人。夏場は観光客でにぎわうが、岩山ばかりで海水浴には向かない。
名物はイカとカボチャあめ。本格的なイカ漁は日本統治時代に日本人によってもたらされた。これだけでは観光にならないので近年は「独島」を売りモノにしている。その観光ポイントが「独島博物館」で、展望台には「独島が見える」と大型望遠鏡も備えてある。
ところが博物館の入り口には竹島ではなく何と「対馬は元はわが国の地」という石碑が建っている。さる古文献に出ているというのだが、こんなの日本人に見られたらまずい?
竹島は鬱陵島からは肉眼では見えない。実は鬱陵島の沖には「竹島」という島があって、韓国の古地図に描かれた島はこれなのだ。はるかかなたの「独島」は当時、韓国側の視野にはなかった。それにしても「入国拒否」とは、発展と自信の韓国にしては何とも余裕がなくケチくさい。(黒田勝弘)
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