現在位置:
  1. asahi.com
  2. ニュース
  3. 社会
  4. その他・話題
  5. 記事
2011年7月29日22時54分

印刷印刷用画面を開く

mixiチェック

このエントリーをはてなブックマークに追加

保安院やらせ指示、四国電も 原子力関連シンポ

 中部電力と四国電力は29日、原子力関連の国主催シンポジウムで、経済産業省原子力安全・保安院から、推進側の参加者動員や発言を指示されていたことを明らかにした。九州電力に端を発した原発のやらせ問題は、原発を規制する立場の保安院まで関与していたことが発覚。原子力を取り巻く不透明な癒着の構図が浮き彫りになってきた。

 経産省は九電の「やらせメール」の問題を受け、過去5年、計35回の国主催の原子力関連シンポジウムについて、電力7社に調査を指示。29日に各社が報告した。海江田万里経産相は、記者会見で「極めて深刻な事態。徹底解明したい」と述べ、第三者委員会による調査を指示した。8月末までに結果を出す方針だ。

 保安院がやらせを指示したのは、2006年6月に四電伊方原発のある愛媛県伊方町、07年8月に中部電浜岡原発のある静岡県御前崎市であったシンポジウム。使用済み核燃料をリサイクルして使う「プルサーマル発電」の是非をめぐる重要な説明会だった。

PR情報
検索フォーム

おすすめリンク

原発事故を乗り越え安全な生活の実現に向け、電池を活用する新しい時代の幕が開いた。

福島第一原発の爆発事故から4カ月。これまでに、原発からどれだけの放射能がどう漏れ出たのか。

節電を迫られるなか、LED電球への注目度は高い。失敗しない電球選びのポイントは?


朝日新聞購読のご案内
新聞購読のご案内 事業・サービス紹介