上高地の話題・・・まだまだ継続しています。
でも、凡その話が見えてきました。まずは、先に記した記事に対して、当方が一定の配慮を示していなかった事を反省し、以下のように付け加えます。
盲導犬が上高地を訪れることが可能で、ペットが駄目だという話。同じ犬なら両方を許可するのか?両方を排除すべきという話題が、誤解を招いているようです。
私として(わが家の飼い主)は、観光地から盲導犬を排除するつもりはありません。先に掲載された記事の内容と言うのは、上高地観光旅館組合が示している一定の見解に問題があるために、当方がその内容を噛み砕いたまでの事であって、盲導犬排除の広告塔になる意思はまったくありません。
ペットが環境に与える負荷が大きいと協会が示すお願いがあるのですが、生物の種として”犬”を見た場合には、例え盲導犬を含む使役犬であろうともペットであろうとも、ご遠慮頂くという表現にするのが必要であったと思うのです。
種としての犬ならば・・・ペットとしての犬、盲導犬を含む使役犬であっても犬は犬という考え方(上高地観光旅館組合の考え方)
ただし、盲導犬を含む使役犬と言われるworking dogは、道路交通法、身体障害者補助犬法などの法律で、その存在を認められ保護されるようになっています。であるが故に、排除してはならないのです。法律でも致し方ない場合には、補助犬の侵入を断ることも出来るが、一方的に断るのではなく、障害を持つユーザーさんへの一定の配慮、使役犬には出来ない、人間の介助者としての補助を付加するというのが必要であると私は思うのです。
決して、障害を持っている人たちの自立を阻害したりするものではないのです。多くの人たちに、その観光地を感じて欲しいと思うのです。何らかの方法でその観光地を障害のある人たちにも感じて欲しいと思うのです。
さて・・・一方のペットが問題になるでしょう。このペットと言っても、飼い主の素養で大きく二つに分かれます、犬の責任を取れないヘタレな飼い主とそうでない飼い主。やっかいな問題です。明確な線引きが出来ません。
さて・・・上高地周辺の犬の泊まれる宿屋をネット上で洗い出して、そのオーナーから上高地の現状を確認してみました。
結論・・・犬を全面的に排除している(禁止)しているわけではない。ということです。(ペットでも上高地に行ける!)
おそらく・・・わが家のブログで、禁止になっていないと言うのを確認するとわんさか・・・上高地に犬が押し寄せるでしょう。禁止になっていないからと言って、誰でもいけるわけじゃないですよ・・・そこ重要です。
ペット禁止が声高にそして、実際に法的根拠があるようにささやかれているのはある一定の過去から始まったそうです。すべては、飼い犬の行動に責任をもてないヘタレ飼い主から始まった。
ある飼い主は、犬を飼うという約束事を守れずに、首輪をしない、リードを着けない・・・そういう格好で上高地に現れたそうです。この飼い主と飼い犬は、どのようにしなければなりませんか?お分かりですよね?
首輪・リードの装着をしなければ、法律で許された形の飼育方法にはなっていないのです。狂犬病予防法では、そうなっているはずです。予防法を記事にするのも毎回で飽きたから・・・自分で調べてください(犬を飼っているなら知っていなければならないバイブルとも言うべき法律です)
こういう単純な事を守れていないが故に排除・禁止という事になっていくのだと思います。
犬のウンコの後始末について・・・犬を飼っている人の中でこれも問題になっていますよね。近所の散歩でも、飼い犬のウンコを片付けられないとんでもない飼い主の存在。日ごろの散歩から出来ていないのに、観光地へ行ったからといって、いきなりウンコを拾って持ち帰るということができそうにありません。
上高地で実際にあった話しだそうです。ある飼い主が飼い犬のウンコを片付けなかったのを他の旅行者に注意されたそうです。飼い主は、他の犬もやっていると、理屈なしに怒りまくった挙句、梓川にティッシュで包んだウンコを放り投げたそうです。そうして、川の流れがきれいにしてくれる・・・だってさ。
こんなことをされたら、観光地としては犬を禁止・排除と言いたくもなりますよね。誰って言いませんが、散歩の時に、飼い犬のウンコを拾って帰らないような飼い主は、自身の家から外には出られませんよ・・・。こう言うような、飼い犬のウンコを片付ける習慣のない飼い主意外に多いそうです。
人も犬も立ち入れない場所へ、平気で入っている。字を読めない飼い主・・・沢山いますよ。これ・・・わが家の飼い主も見たことあります。悪いのは、字を読めない飼い主なのに、飼い犬も一緒に悪者にされちゃいます。
上高地では、人もペットも進入禁止と厳しく規制線で規定されている進入禁止の場所があります。植物保護地域はそういう場所が殆どです。ただ・・・きれいな高山植物が花をつけていたりすると、ヘタレ飼い主は、その高山植物と犬を一緒に写真などと規制線を越えていたりすることがあります。
平地でも、規制線を越えることは出来ませんよね?それを守れない、飼い主(字を読めない)は、上高地などの自然保護地域に犬と一緒に行くことは出来ません。
犬と一緒にいることを周りの人たちに存在を発し、周りに配慮することができないから、上高地からペット禁止。排除とささやかれてしまう。
犬を連れて歩くというのは、相当に気を遣うものです。正面から人が歩いてきた時に、その人が犬を怖がっていたらどうしますか?知らん顔で犬と一緒に通り過ぎていませんか?きっと殆どの飼い主は、犬を怖がる人は殆どいないだろう・・・と勝手な思い込みで、人との交差を行っていると思える。
狭い道や人通りの多い場所では、人優先、犬は後と言う考え方を持って、犬をコントロールしていますか?よく、躾していない大型犬は駄目だという偏屈飼い主がいます。しかし、躾というのはその犬に合わせたレベルでの躾が必要だと思うのです。いわゆるPDの訓練士はこう言います。座れ、伏せ、待てが三点セットだと。
考え方だとは、思うのですが・・・座れという言葉が、その飼い犬にとって究極の行動制止の言葉だったら、伏せや待てという言葉に行動を制止する意味はなくなってしまいます。だから、躾といっても、三点セットすべてが出来なければいけないという事はありません。むしろ、飼い主が飼い犬をコントロールできると言うことが重要になるのです。
ちょっとだけ、上高地で発生した、発生している不具合(犬と人との問題)をあげてみれば・・・何故に、禁止・排除という方向へ動いているのか?舵取りされているのか?見えてきませんか?
ペットについては・・・日ごろからの飼い方にだらしのない飼い主の行動が、上高地でも日常的に行われている事が問題を大きくしているのだと容易に想像ができます。
観光協会は、どうしてもペット排除のために、飼い主を明確に区別することが出来ないために、犬が自然環境に与える負荷を懸念したような注意書きをしたのだと思います。しかし・・・犬と言ってしまうと、盲導犬を代表とするような保護された使役犬をどうしようかと、配慮に苦慮したのだと思います。結果として、盲導犬などは除くという表現にしてしまったのでしょう。
もう少し・・・表現は考えて欲しかったのです。盲導犬を代表とする使役犬は、どこでも行けるというイメージは出来上がっていると思うのです。盲導犬云々と注意事項に書かなくても、黙っていても盲導犬なのね・・・とサラッと理解できるような文化・マインドになってほしいと思いますが・・・まだまだですね。
わが家の飼い主は・・・不埒で自分の犬の行動に責任を取れないようなヘタレ飼い主を応援するようなことはしません。上高地を代表とするような自然公園にヘタレ飼い主がやってくるようなことは絶対に許しません。
そして・・・視覚障害者の盲導犬ユーザーが盲導犬を連れて外へ出ることを阻止しようという意図はありません。出来る限りのお手伝いはしたいと思っています。そして、使役犬には出来ない、人の介助で手伝える部分で何か出来ないものか?と私は考えているのです。だから、それぞれの障害に合わせた、観光地でのガイドも必要だと私は考えるのです。この考えが、障害者の自立を阻害すると言うのであれば、考え直さなければなりませんが・・・。
視覚の障害がある方が、このブログを音声変換して読まれていると言うことなんだそうです。誤解ができるだけ解ければいいのですが・・・。
盲導犬を含む、使役犬たちが・・・”○○犬は含まない”という様な書き方がされなくなる日を待ち望んでいます。日本人のマインドには、まだまだ、人に対するボランティアの精神も備わっていないのでしょうか・・・支援をする側にも、支援をされる側にも遠慮があるのだと感じています。
わが家の飼い主・・・支援の押し売りではないのですが、過日、バスで乗り合わせた白杖を突いている視覚障害の方を手助けしようと声をかけました。その結果・・・体よく断られました。
なんだか、嫌な気分にもなりました。白杖を突いている視覚障害の方、こう言うのです。まったく見えないわけじゃないから、余計なことするな!だそうです。本当に余計なことだったのだろうか?と今でも考えることがあります。もしかすれば・・・盲導犬をはじめとする、使役犬のことを話題にすることも余計なことなのか?ちょっと考えてしまいます。nervousになる事が一番駄目な方向に向かっているのだと思うのですが・・・いざ自分に降りかかるとねぇ。考えされられます。
わが家は・・・盲導犬排除を強く訴えるようなキチガイじゃありません。公共の場所でペットに人格を与えて喜んでいるとんでも飼い主でもありません。
正しい方向に、物事が進むようにと・・・考えその推進を図るようにしています。今回は、メールにも指摘を受けましたし、稚拙な文章で一部不快な思いをさせてしまったことに深く陳謝いたします。
上高地をはじめとする有名観光地(自然公園)にとんでもない飼い主が集まらないように・・・と願うばかりです。とんでもない飼い主は、どこでも歓迎されないという事を記事の最後に記しておきます。
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