家族葬専門葬儀社あおい葬祭　深谷憲弘のブログ

この時期だからこのような記事を書かせていただきます。

１２月も半ばを過ぎて町はいつもよりあわただしいような
感じです。

この時期って自死（自殺）が増える時期です。

この国では年間約３万人の自死者がいます。毎年増えて
いってます。




ご遺族にかける言葉も見つからないお葬式が自死者の葬儀です

どんなに辛い事や嫌な事があっても逃げる（死ぬ）なよ！

自死した後のどうなるか知らないだろ？

自宅の前にはパトカーがいっぱい来てご近所の人は
「何、何、何があったの？」大勢あつまってあーでも
ないこーでもないって・・・事情も知らないくせに親が悪いとか
嫁が悪いって残された人の中から悪者を探す・・・自死して逃げ出した
お前の事をまるで被害者のように・・・


葬儀屋さんが到着したころには検死が終った状態で素っ裸にされて
床の上にそのままの状態で転がっている・・・

ご遺族にとっては心身ともに大きな負担になってます

ご遺族は何が起こったのか頭の中が真っ白になって思考能力が
なくなっている・・・心無い葬儀社が現れたらいいカモにされる


それでも泣いてくれるんだぞ

今までどれくらいの涙を見てきたことでしょう・・・

お前の入った棺おけにしがみついて泣いてくれているんだぞ！！
「ごめんね、ごめんね、ごめんね」と大きな声で泣いている・・・

「じゃ後よろしく」って感じでお前は逃げてそれでいいかもしれないが
残された人の心の傷は一生消えないだろう・・・

人間誰だって死にたくなるぐらい嫌な事辛い事はあります。

僕だってそうです、でもみんな逃げないんだよ　ぶち当たった
その壁や山を登るんだ　それが人生です　自分の生きた証なんだよ

途中で逃げちゃダメなんだよ

自分は孤独で１人だと思っている人がいたら大間違いです

この世に生まれてきて最後まで１人なんて事はない　親や友人に悩みを
打ち明けてください

親や友人もいなかったら今では自死防止サイトのような無料で
相談できるところもあります　

そういうのが嫌だったらお姉ちゃんのいるような店にでも行って
大きな声で笑ってみなよ　何かが変わるはずだよ

とにかく明日を楽しみに前向きに生きていきましょう

人生なんだから辛い事があって当然なんです　僕はいいことしかない人生
だったら逆に自殺したくなります。

だから生きているって面白いのです。




※※※少しリアルに書きました。僕たち葬儀社は時々このように自死の
現場に出向く事があります。簡単に死ねる世の中になっています。
しかしそれでいいのでしょうか？少しでもリアルに書かせて頂いて
知ってもらう事も自殺防止つながるかと思い書かせていただきました。このブログで
あえて自殺者を（お前）と書きました　　






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