香港で男性不足深刻　女性の結婚観に変化「中国男性でも」

【新華社香港７月２９日】　香港では男性の人口が女性に比べて少ない現象が深刻化している。女性は配偶者選びが難しくなり、結婚相談所によれば「結婚相手は中国本土出身の男性でも構わない」と考える人も増加。結婚観に変化が出てきた。 香港政府統計処が２８日発表したリポート「香港の女性と男性――主要統計データ」によれば、外国人家政婦を除き、２０１０年の段階で人口の男女比は女性１０００人に対して男性が９４９人という状況だった。こうした男性不足の状況は２００６年より深刻化している。女性の平均所得の上昇率は男性より高く、短大以上の卒業者に占める女性の割合も男性より多い。香港メディアによれば、香港の結婚適齢期の女性の月収は男性に劣らず、３万香港ドル（約３０万円）をもらう人も少なくない。 結婚相談所の約匯が２８歳から４５歳までの独身女性２８３人を対象に行った調査では、結婚相手として「自分より５歳若い相手でもよい」と答えた人の割合が４５％に上った。また、「１０歳以上年上でもよい」は７０％、「中国本土出身の男性でもよい」が６０％、「同性愛も受け入れる」とした人も５％いた。（翻訳　崔蓮花／編集翻訳　恩田有紀）