中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

新打線0点発進 巨人5位転落 CS逸しても原監督続投!?

2011年7月27日 紙面から

1点が奪えず、厳しい表情の原監督=東京ドーム

写真

◆横浜1−0巨人

 後半戦になっても何も変わっていなかった。巨人が今季22度目の1得点以下試合。横浜戦では09年10月2日以来となる完封負けを喫し、広島と入れ替わって5位転落。それでも、観戦した渡辺恒雄球団会長(85)は原監督の“消極的続投”の考えを明らかにした。

 何度も見た展開だ。打てない。走者を進めることもできない。今季6度目のゼロ行進。「三塁も踏めなかったわけだからね。クリーンアップが打てないと、こういうゲームになる」。努めて明るく振る舞った原監督だったが、その表情は暗く沈んだ。

 久しぶりに役者が顔をそろえた打線は相変わらずの得点力不足。右足甲打撲で14日阪神戦からスタメンを外れていたラミレスが「3番」で復帰したが、初回1死二塁で1ボールからの2球目を簡単に打ち上げて中飛。

 7回には7番・小笠原が無死二塁で強攻して遊ゴロ。走者は足止めされ、続く大村、亀井の代打攻勢も実らなかった。

 凡戦を見せられた渡辺会長は試合後に開口一番「打線がダメだな」とバッサリ。「後半は巻き返せると思ったけど、初日からやられているんだから」とリーグ再開初戦のふがいない戦いぶりにあきれた様子を見せた。

 このままではクライマックスシリーズ進出すら危うい。それでも、取材陣から「(今季で契約が切れる)監督の続投はAクラス入りが条件か?」と聞かれた渡辺会長は、ため息をついた後で「(後任候補が)ほかにいないよ」とポツリ。

 再建を託された形となった原監督を先頭に、チームスローガンの“結束”を結果で示すしかない。 

  (井上学)

 

この記事を印刷する

PR情報

Ads by Yahoo!リスティング広告



おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ