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【プロ野球】

岩隈復活の白星 楽天4位浮上

2011年7月28日 紙面から

ソフトバンク−楽天 勝利を飾り星野監督(左)の祝福を受ける岩隈の手にはウイニングボールが=ヤフードームで

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◆楽天3−1ソフトバンク

 テンポよし、コントロールよし。そして、力みなし。71日ぶりにエースが戦列に戻ってきた。右肩痛から復帰した楽天・岩隈は7イニング、98球を投げて5安打1失点。和田との投手戦を制し、復帰戦白星となる4勝目。試合後はナインと久々のハイタッチを交わした。

 「2カ月以上もチームに迷惑をかけてしまった。早く投げたいという気持ちで、リハビリを続けてきた。粘り強くゲームをつくれてよかった」

 5月17日の巨人戦(Kスタ宮城)で右肩腱板を痛めてからはリハビリの毎日。長いブランクで試合勘が心配されたものの、近鉄時代からエースとして鳴らしてきた経験は折り紙付きだ。速球が140キロを超えたのは2回に入ってからの19球目。スピードよりもコントロールを重視して強打線に挑んだ。

 「ボールはたいしたことなかったかもしれないが、丁寧にコースを突きながら投球ができた」。6回には内野安打3本で同点に追いつかれたものの、終盤に味方打線が勝ち越し、4月26日の西武戦(皇子山)以来の白星。打者27人を相手に内野ゴロが12個。持ち味の打たせて取るピッチングで相手に付け入るすきを与えなかった。

 長い離脱が続いたが、星野監督は岩隈をせかすことはなかった。岩隈は2007年オフに右肘にメスを入れた経験があり、余計に故障には慎重になる。指揮官は「向こう(岩隈)から投げたいと言ってくるのを待っとったんだ」。ゴーサインの連絡が来るのをひたすら待ち続けた。

 一時はラズナー、永井を含めて3人の先発投手が故障で離脱したが、ようやく勢ぞろい。チームは再び4位に浮上。エース・岩隈の復活で反攻態勢が整った。 (鶴田真也)

 

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