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【プロ野球】巨人 振り逃げで決勝点 3カード連続勝ち越し2011年7月29日 紙面から
◆巨人9−2横浜ありがとう、横浜さん−。巨人が相手のミス連発に付け込み、2点を追う5回に4点を奪取。6回以降は4投手のパーフェクトリレーで逃げ切った。敵の自滅に助けられたとはいえ、今季初の3カード連続勝ち越しで最大10あった借金を5まで“半済”した。 下には下がいる、ということか。タナボタの逆転劇は5回だ。先発トーレスがこの日2つめのボークも絡んで2点目を許した直後、来日初登板の横浜・リーチも“お返し”とばかりに自滅してくれた。ボークあり、暴投あり、極め付きは“勝ち越し2点振り逃げ”。わずか2安打なのに、気がつけばスコアボードには「4」が点灯。トーレスとの相性重視で阿部を外し、不振の小笠原もスタメン落ちした打線だったにもかかわらず、労せずして形勢逆転に成功した。 8回には「あの一打が呼び水になった。(試合を)決定付けた」と原監督が絶賛した代打古城の2点打から長野、高橋由と続き、一気に5得点でダメ押し。「きょうに関してば、打線に本来の良いものが出た。(各打者が)100%の力で攻撃に参加してくれた」と言葉を弾ませた。 特に、3番ラミレスに復帰後初安打となる適時打が出たことは明るい材料だ。右足甲の打撲で7試合のスタメン落ちがあったとはいえ、今月ようやく3打点目。10日広島戦以来の打点でご機嫌の主砲からは「前にいつ打ったか覚えてないよ。でも不調の後は必ず好調がくるものだからね」と復調予告も飛び出し、原監督も「足の方も大分良くなってきている」と目を細めた。 6月19日の西武戦以来の9得点。とはいえ、まだ自力で試合をひっくり返す状態にないことは、4回と6回に無死一、二塁をつぶしていることでも明らかだ。勝率5割復帰への道はまだ半ば。29日からは首位ヤクルトと真価の問われる3連戦だ。 (井上学) PR情報
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