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夏休みの子ども講座 児童が地域の大人や先輩と交流 | ||
夏休み中の児童生徒を対象にした「子ども講座」が27日、佐賀市で開かれた。参加者はニュースポーツや落語などを体験。先輩のアドバイスを受けながら人権啓発ポスターの制作に取り組むなど、それぞれ夏休みの思い出をつくった。
赤松公民館の「夏休み子ども祭り」には、赤松小と佐賀大附属小の児童約400人が参加。公民館のサークル生や小学校教諭、市職員が講師となり、ニュースポーツや落語、茶道、菓子、科学、書道など18講座を開講した。
ニュースポーツ講座では、児童24人がフランス発祥の「ペタンク」などに挑戦。児童6人がチームとなり、金属球を投げて最初に転がした黄色の目標球にどれだけ近づけるかを競った。附属小4年の山領琢巳君(10)は「コツをつかんだら目標球の近くに投げることができた」と満足げ。落語講座では「寿限無(じゅげむ)」の長いせりふ回しに悪戦苦闘しながらも“高座”に座り、必死に覚えた演題をこなした。子ども祭りは28日まで。
佐賀市長瀬町の日新公民館では、講師の市人権・同和政策課の職員や昭栄中の美術部員6人のアドバイスを受けながら、地区の子ども約20人が人権啓発ポスターの制作に挑んだ。
参加者は絵の具やクレヨンなど好きな画材を使い、地球や友だちをモチーフに約3時間にわたり絵筆を握った。昭栄中1年生の牧彩香さん(13)は地球の絵に「ワレワレハ地球人ダ」の言葉を添え、「地球上に住むみんなが仲良く、争いのない世界を目指してほしいとの願いを込めた」と話していた。同公民館は今後、親子でつくるロボット教室や名村造船見学会を開く。 |
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2011年07月27日更新 |