サンタナ、ノーヒット１ラン…１８年ぶり珍事

　◆インディアンス１─３エンゼルス（２８日・クリーブランド）　エンゼルスのＥ・サンタナ投手（２８）が、敵地でのインディアンス戦で「ノーヒッター」を達成して６勝目（８敗）を挙げた。初回に失策で許した走者を三塁に進めた後、自らの暴投で先行されたが、安打を許すことなく９回を投げきった。

　すでにメジャーでは今季、ノーヒットノーランは２度達成（５月３日のツインズ・リリアーノ、同７日のタイガース・バーランダー）された。しかし、失点しながらの無安打試合は９３年９月８日にアストロズのＤ・カイル（対メッツ）以来１８年ぶりで、大リーグ１８度目だ。

　エ軍では９０年４月にラングストン―ウィットのリレーで達成以来２１年ぶり快挙。「制球が抜群だった」と右腕が話す通り、２回以降に走者を出したのは１四球だけ。ブルペンで見守った高橋も「その場にいられて幸せ」と笑顔だった。