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2011年7月28日(木) 19:30 |
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セミの抜け殻調査する環境学習
岡山市の中心市街地で、セミの抜け殻を集めて種類や数を調べる環境学習が行われました。 かつて岡山では珍しかったクマゼミ、今年も大量に見つかりました。
セミの抜け殻を集める調査は、岡山市中心部を流れる西川緑道公園で行われました。 夏休みの小学生に、身近な生き物の生態から地球環境について考えてもらおうと、環境学習センター「アスエコ」が主催したものです。 セミの大合唱の中、子ども達は次々と抜け殻を発見していきます。 1時間ほどで、800個以上の抜け殻が集まりました。 調査は3年前から毎年行われていて、かつて岡山では数が少なかったクマゼミが、集めた抜け殻の9割以上を占めるという結果が出ています。 寒さが苦手で、暑い場所を好むと言われるクマゼミの増加は、全国的に見られる傾向で、都市部の気温上昇との関係も指摘されています。 今年の結果は、アブラゼミ25個に対して、クマゼミが789個。 割合で言うと、97パーセントがクマゼミの抜け殻でした。 アスエコでは、身近な環境の変化に気づく指標となるよう、今後もデータを取り続けたいと話しています。
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