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2011年7月29日0時33分

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母の遺体、自宅に放置した疑い 男「葬儀代出せず」

 同居する母親の遺体を自宅に放置したとして、徳島県警は28日、同県小松島市の無職の男(48)を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認め、「十数年無職で、葬儀代を出せなかった」と供述しているという。

 県警によると男は6月初め、自宅のベッドで母親(77)が死亡しているのを見つけたが、埋葬せずに放置した疑いがある。29日にも司法解剖して母親の死因を調べる。

 男は母親の長男で2人暮らし。十数年にわたり、母親の2カ月で約20万円の年金を頼りに生活し、病気がちな母親の世話をしていたという。親族が6月初めから母親と連絡が取れないことを不審に思い、今月28日に自宅を訪ね、ベッドの上で布団をかぶって横たわる遺体を発見した。

 近所に住む男性は「4、5年前に(母親を)入院先に見舞いに行って以来、あまり見かけていない。また入院しているのかと思っていた」と話した。

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