政治小沢氏「菅さんでなければどなたでも」 退陣圧力加速へ+(1/2ページ)(2011.7.29 01:25

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小沢氏「菅さんでなければどなたでも」 退陣圧力加速へ

2011.7.29 01:25 (1/2ページ)
衆院本会議場の議席に座る小沢一郎元民主党代表(右奥)。次期代表選候補といわれる前原誠司前外相(左)、小沢鋭仁元環境相(右)の背中を見つめながら復権の構想を練る=28日午後、国会(酒巻俊介撮影)

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衆院本会議場の議席に座る小沢一郎元民主党代表(右奥)。次期代表選候補といわれる前原誠司前外相(左)、小沢鋭仁元環境相(右)の背中を見つめながら復権の構想を練る=28日午後、国会(酒巻俊介撮影)

 民主党の小沢一郎元代表が菅直人首相の退陣を見据えついに動き出した。政治資金問題で党員資格停止処分を受けてから表舞台に出ることを控えていたが、28日に記者会見を開き、首相を徹底批判した。盆明けに照準を合わせ退陣圧力を一気に加速させる構えだ。これに合わせ党内最大勢力を誇る小沢グループは「ポスト菅」候補の値踏みに本格的に着手し、政策の練り直しも開始した。狙うは主導権奪還だ。

 「僕の常識では理解できない!」

 小沢氏はフリー記者らでつくる「自由報道協会」主催の記者会見で首相がなかなか辞任しないことにあきれてみせた。

 今国会では6月2日に内閣不信任案が否決されており、同じ国会で再提出するのは「一事不再議」の慣例で認められないとされる。だが、小沢氏は「不信任案は提出者と理由が違えば一事不再議に反するものではない」と強調し、再度提出された場合は賛成する可能性をちらつかせた。

 側近たちも動き出した。旗印は「反増税」だ。

 衆院当選1回の小沢系議員でつくる「真の政治主導を考える会」は28日、代表選出馬の準備を進める馬淵澄夫前国土交通相を招き勉強会を開いた。

 「増税は瀕死(ひんし)の重症患者にバーベルを持ち上げさせるようなものだ」

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衆院本会議場の議席に座る小沢一郎元民主党代表(右奥)。次期代表選候補といわれる前原誠司前外相(左)、小沢鋭仁元環境相(右)の背中を見つめながら復権の構想を練る=28日午後、国会(酒巻俊介撮影)
衆院本会議に臨み小沢一郎元代表(右)と話し込む中井洽元拉致問題担当相=28日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)
衆院本会議に臨む枝野幸男官房長官、野田佳彦財務相、菅直人首相(左手前から)=28日午後、国会・衆院本会議場(酒巻俊介撮影)

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