岩手のニュース
ひょっこりひょうたん島のテーマ再び 大槌・町内放送を再開
作家・劇作家の故井上ひさしさんが手掛けた人形劇「ひょっこりひょうたん島」のテーマ曲が毎日流れていた岩手県大槌町で、東日本大震災以来途絶えていた町内放送が8月1日正午に再開される。当日はセレモニーが開かれ、音源を提供したジャズピアニストの小曽根真さんらも参加。住民が親しんできた音色の復活を祝う。 震災の津波で、ひょうたん島の音源は流失。井上さんと交流のあった小曽根さんが窮状を知り、音楽家仲間を集めて新たな音源を制作した。 テーマ曲を流す防災無線も21基が津波で流失したが、これまでに8基が復旧。一部地域ではまだ聞き取りづらいが、9月末までに全て復旧させ、町内全域でおおむね聞こえるようにする。 小曽根さんらが制作した音源は、原曲を軽快なテンポや叙情的なものなど、14通りにアレンジした。このうち町職員が選んだ7通りのアレンジ曲を毎日午前6時、正午、午後6時に日替わりで放送する。 1日のセレモニーは、午前11時50分から大槌町中央公民館前で開かれる。連絡先は町役場0193(42)2111。
2011年07月29日金曜日
|
|