飢饉のソマリア首都に食料空輸　ＷＦＰ、避難民１０万人殺到

２７日、ソマリアのモガディシオの空港で、飛行機から降ろされる世界食糧計画（ＷＦＰ）が提供した食料（ロイター＝共同）

２７日、ソマリア・モガディシオ南方にある国内避難民のキャンプにいた子ども（ロイター＝共同）

　【ナイロビ共同】世界食糧計画（ＷＦＰ）は２７日、干ばつや内戦の影響で深刻な食料危機が起きているソマリアの首都モガディシオに食料の空輸を開始した。モガディシオには過去２カ月で国内各地から食べ物や水を求めて１０万人の避難民が殺到、国連は早急な支援拡大の必要性を訴えている。ＷＦＰが空輸したのは栄養失調の子どもに対する栄養強化食品など。国連は、ソマリア南部が飢饉に見舞われていると宣言。