原発賠償法案が衆院通過
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原発賠償法案が衆院通過

7月28日 16時45分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

福島第一原子力発電所の事故に伴う東京電力の賠償金の支払いを、政府が支援する法案は、賠償に対する国の責任を明確にするなどの修正を行ったうえで、28日の衆議院本会議で、民主党や自民党などの賛成多数で可決され、来週にも参議院で可決、成立する見通しとなりました。

福島第一原発事故に伴う東京電力の賠償金の支払いを政府が支援する法案は、政府が新たな機構を設け、そこに原発を運転する全国の電力会社が資金を拠出するほか、政府も公的資金を投入することなどを柱とするもので、衆議院の特別委員会で、賠償に対する国の責任を明確にするなどの修正が行われ、26日可決されました。これを受けて、修正案は、28日の衆議院本会議で採決が行われ、賛成多数で可決され、来週にも参議院で可決、成立する見通しとなりました。また、野党5党が提出し、参議院で先に審議された国が東京電力に代わって賠償金の一部を「仮払い金」として支払うことなどを柱とした法案も、修正のうえ、28日の衆議院本会議で賛成多数で可決されました。この修正案は、29日の参議院本会議で採決が行われ、成立する見通しです。さらに、28日の衆議院本会議では、震災で出た大量のがれきの処理を迅速に進めるために、政府が提出した法案と、自民党など野党4党が提出した法案について、提案理由の説明が行われ、それぞれ審議に入りました。