これは重要なデータである。実際のレポートはこの部分を“正真正銘の企業の声”と表題をつけ、代理店がブランドの代わりに
ソーシャルメディアコンテンツを書いているかどうかを示している。私は、ブログ記事全体にそれをするのには賛成しない。
![](http://megalodon.jp/get_contents/63601708)
≪表≫
12.あなたのソーシャルメディアコミュニケーションは、内部スタッフによって書かれ送信されたものか、外部の代理店によって書かれ送信されたものか?
89% 内部
11% 外部
12a.アメリカ:あなたのソーシャルメディアコミュニケーションを書いているのは誰か?
87% 社内
11% 外部の代理店
12b.ヨーロッパ:あなたのソーシャルメディアコミュニケーションを書いているのは誰か?
98% 社内
2% 外部の代理店
≪表終わり≫
このレポートで取り上げられた企業のソーシャルメディアに関する多くのトピックは、2011年7月に発売予定の私の本、『
Smart Business, Social Business:
A Playbook for Social Media in Your Organization』でも詳細に取り上げている。 下の表紙をクリックすると先行予約ができる。
![](http://megalodon.jp/get_contents/63601709)
この記事は、
Social Media Blog by Michael Britoに掲載された「
State of Corporate Social Media 2011」を翻訳した内容です。
全体の回答以外にアメリカ、ヨーロッパに限った回答も出してくれているのがより参考になりますね。回答の内容的にはどれも納得できる範囲のものではあるのですが、最後の質問に代表されるようにソーシャルメディアでのコミュニケーションは代理店やマーケティング会社に外注するのではなく自ら発信していくものなんですよね。代理店に丸投げすることに慣れ切っている日本の大手企業の皆さんには少しハードルが高かったり・・・?しかしこの壁を乗り越えねばグローバルはおろか国内ローカルでも顧客とのコミュニケーションを図っていくことは難しくなるばかり。実際に、顧客、ユーザーはソーシャルを使いこなしているわけですからね。
ソーシャルメディア専属の社員がいる会社が半数以上という結果にも意外といるなぁ、という驚きがありましたし、ソーシャル対策の責任者が経営トップレベルという会社が1/3近くもあるというのは検索マーケティングじゃ多分考えられないことですし、ソーシャル対策の重要度を理解している企業がそれだけ多いということですかね。ソーシャル対策が極めて重要という認識を持ってトップダウンで専属組織を作っていく位の気概を持った日本の経営者がもっと増えていくことを願うばかりです。 ― SEO Japan