首相官邸前でナイフを所持していたとして、警視庁が東京都清瀬市に住む無職の男(36)を銃刀法違反容疑で現行犯逮捕していたことが28日、同庁への取材でわかった。調べに対し、「菅首相が辞めないので、罰を与えるために来たが、警察官がいるのでできなかった」などと供述しているという。
麹町署によると、男は27日午後10時半ごろ、千代田区の首相官邸前の路上で、バッグの中に果物ナイフ(刃渡り10.7センチ)を所持していた疑いがある。官邸前で警備していた機動隊員に自ら「バッグの中に刃物が入っている」と声をかけたという。