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浅田真央選手ら慈善ショー/八戸
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フィギュアスケートの浅田真央選手(左)らが華麗な演技を披露した慈善アイスショー=27日午後、八戸市の新井田インドアリンク |
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フィギュアスケートの浅田真央(中京大)、小塚崇彦(トヨタ自動車)両選手ら国内外の一流スケーターによる慈善アイスショーが27日、八戸市の新井田インドアリンクで開かれ、無料招待された東日本大震災の被災者約1400人が、選手の華麗な演技を楽しんだ。
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招待されたのは、八戸市の多賀小学校の児童や市内の被災者、沿岸部の企業の社員と家族ら。ほかに岩手県野田村、宮古市の仮設住宅で暮らす被災者らで、招待者全員が専用のバスで会場に送迎された。
ショーには、スケーター19人が出演。八戸、青森、盛岡のクラブに所属する中高生選手4人が前座を務めた。浅田選手は震災からの復興を願ってつくったプログラム「ジュピター」を、祈るような動きを取り入れるなどして優雅に舞った。仙台市内のリンクで練習中に被災した羽生結弦選手(東北高)は2回連続でトリプルアクセルを決めるなど、気迫あふれる演技で会場を沸かせた。
またショーならではのペアが実現し、浅田選手は小塚選手や、トリノ五輪男子銅のジェフリー・バトルさん(カナダ)と共演。時にはコミカルに、時にはしっとりと情感を込め、息の合った演技を披露した。
最後はリンク上の選手と観覧席の被災者全員が音楽に合わせて一緒に踊り、会場に笑顔の輪が広がった。八戸市市川地区の会社員女性(30)は「真央ちゃんを近くで見られてすごく良かったし、楽しかった。元気をもらえました」と感激していた。
演技後、記者会見した浅田選手は「青森県を訪れるのも、震災後に東北地方を訪れるのも初めて」と話し「被災者の方々にパワーと元気を届けようと演技した。見に来てくれた方々が笑顔で良かった」とショーの成功を喜んでいた。
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