民主党の小沢一郎元代表は28日、菅直人首相の進退について「首相が辞めないとなれば、民主党議員全員が深刻に考え、決断すべきだ」と述べた。首相が一定期間内に辞任しなければ、民主党として内閣不信任決議案の提出を検討すべきだとの考えを示したものだ。
東京都内でのフリー記者らとの会見で「今国会中にもう一度、菅内閣不信任案を出すべきだと考えるか」という質問に答えた。
小沢氏は、野党が6月2日に提出した不信任案に賛成しようとしたことについて「制度的に首相を辞めさせるには不信任案可決しかない。まさに(首相が辞めない)こういう状況を予測していたからだ」と正当性を強調。ただ、「党執行部や菅さんを支持してきた方々が『お盆までに首相は辞める』と言うので当面は見守る」とも語った。
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