米と北朝鮮 直接協議始まる
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米と北朝鮮 直接協議始まる

7月28日 23時42分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

北朝鮮の核問題を巡る6か国協議の再開について話し合うアメリカと北朝鮮の直接協議がニューヨークで始まり、アメリカは非核化に向けて北朝鮮が取るべき措置を示す方針で、北朝鮮側がどのような対応を示すかが焦点となります。

おととし12月以来、1年7か月ぶりとなるアメリカと北朝鮮の核問題を巡る直接協議は、ニューヨークにあるアメリカの国連代表部で28日午前、日本時間の28日午後10時半に始まり、アメリカ政府で北朝鮮問題を担当するボズワース特別代表が、北朝鮮で外交を統括するキム・ケグァン第1外務次官を玄関で出迎えて握手を交わしました。2年半余り中断している6か国協議の再開について、関係国は、まず韓国と北朝鮮、次いで米朝の話し合いを行うことで一致しており、先週、南北の対話が行われたことを受けて今回の協議が開催されました。ボズワース特別代表は協議開始前、「28日中に声明を出す」と述べ、この日の協議終了後、何らかの見解を示す考えを示しました。一方、キム・ケグァン第1次官は協議がうまくいくと思うかという記者団の問いかけに対して、「そうなるよう願うが、願いどおりになるかどうかは様子を見たい」と述べて、アメリカの出方に警戒心を示しました。29日まで続けられる協議で、アメリカ側はウラン濃縮の核開発計画の中止など非核化に向けて北朝鮮が取るべき措置を示す方針で、北朝鮮側がどのような対応を示すかが焦点となります。