関電、業績予想を撤回 原発再開の見通し立たず関西電力は28日、2012年3月期と11年9月中間期の連結業績予想を撤回した。定期検査中の原子力発電の運転再開時期がはっきりせず、節電により電力の販売量の見極めが難しいため。関電が業績予想を示すことができないのは初という。 これまでは12年3月期の連結純利益を、前期比18・8%減の1千億円と予想していた。関電の小槻百典経理部長は「原発再稼働のめどが立てば示すことができるのではないか」と説明した。 関電が同日発表した、11年4~6月期の連結売上高は前年同期比4・7%増の6474億円、純損益が344億円の黒字だった。 【共同通信】
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