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鯨肉窃盗:環境保護団体幹部ら上告断念 有罪確定

 調査捕鯨の鯨肉を盗んだとして窃盗罪などに問われ、仙台高裁から懲役1年、執行猶予3年を言い渡された環境保護団体「グリーンピース・ジャパン」の幹部、佐藤潤一被告(34)と元メンバー、鈴木徹被告(44)が上告を断念したことが26日、分かった。同団体が明らかにした。27日午前0時に有罪判決が確定。

 佐藤被告は取材に対し「判決は不服だが、環境保護団体として福島第1原発事故の調査に力を入れたい」と話した。2人は「鯨肉横領を告発するための正当な行為」と無罪を主張していた。

 2審の仙台高裁判決によると、2人は英国人男性と共謀し08年4月、西濃運輸の青森支店の配送所に侵入、調査捕鯨船の乗組員が北海道函館市の自宅に送った鯨肉約23キロ(5万9000円相当)を盗んだ。

毎日新聞 2011年7月26日 22時24分

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