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湯崎知事:「核と原発」発言、真意説明 /広島

 湯崎英彦知事は26日の定例記者会見で、「核廃絶と脱原発を同列で扱うことは非人道な側面、邪悪さを薄めてしまい、適切ではない」とする考えを示した。21日に東京の日本外国特派員協会で会見した際、「核廃絶と原発は単純に比較できない」など発言した真意を問われて答えた。

 湯崎知事は原発について「非常に危険な事態に陥る可能性をはらむリスクがある」としたうえで、「(核兵器は)殺傷と破壊を目的とした究極の兵器。同列に論じ始めると、核兵器と原発は同じようなもの、と逆の効果になる気がする」と話した。さらに「原発はエネルギー問題なので、包括的な議論をする必要がある。早急な結論を得るべきではない」と述べた。【寺岡俊】

毎日新聞 2011年7月27日 地方版

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