特急脱線:トンネル内から車両撤去 6両が全焼 北海道

2011年5月29日 19時55分 更新:5月29日 21時2分

トンネル内から運び出された事故車両=北海道占冠村で2011年5月29日午後1時半すぎ
トンネル内から運び出された事故車両=北海道占冠村で2011年5月29日午後1時半すぎ

 北海道占冠(しむかっぷ)村のJR石勝線占冠-新夕張駅間の第1ニニウトンネル(長さ685メートル)で、釧路発札幌行きの特急列車「スーパーおおぞら14号」(6両編成)が脱線、炎上した事故で、JR北海道は29日、トンネル内から車両を撤去した。

 JR北海道は28日夜から撤去作業を始めたが、車両の損傷が激しく、難航。機関車に連結し、6両をトンネル内から搬出したのは、事故から40時間近くたった29日午後1時半ごろだった。

 6両すべてが全焼。車両の窓は割れ、元の色も分からないほど。車両はゆがみ、真ん中から内側へと大きく折れ曲がったドアもあった。風で黒いすすがはがれ飛び、焼け焦げた臭いが辺りに立ち込めた。【三沢邦彦】

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