きょうは松山市の裏金疑惑のニュースからです。
市はきょう、疑惑を告発した男性から聞き取りを行ないましたが、面会はわずか30分で終了。
市は「疑惑解明は難しい」という認識を示しました。
きょうは、松山市の公共工事をめぐる裏金疑惑を告発した孫請け会社の社長が市役所を訪れ、公営企業局と下水道部の職員による聞き取り調査が行なわれました。
疑惑の発覚から4か月余りが経過して市がようやく乗り出した告発者からの聞き取り調査。
しかし、面会はわずか30分で終了しました。
終了後、会見した孫請け会社の社長は、市の聞き取りに対し、裏金づくりを指示した市の元職員から事情を聞くよう求めたと説明しました。
また、裏金を捻出するため孫請け工事の代金が上乗せされた契約書類を示して疑惑の徹底調査を訴えたということです。
市の担当者は、「疑惑について社長に説明を求めたが具体的な話が聞けなかった」と説明しました。
一方、今月15日にこの社長が開いた会見を市の広報課長がICレコーダーを新聞紙の下に隠して録音していた問題で、きょう上司の部長が社長に直接、陳謝しました。
これに対し、社長は「謝罪は必要ない。
それより疑惑の解明に努力して欲しい」と訴え、調査の幕引きを図ろうとする市の動きをけん制しました。