洋上風力発電に福岡市が協力
洋上風力発電に福岡市が協力 07/21 16:14

九州大学が開発した「風レンズ風車」を使って、今年の秋に博多湾で行う洋上風力発電の実証実験について、福岡市が協力することを表明しました。

風レンズ風車を開発した九州大学の大屋裕二教授と、海の上に浮かべる浮体を研究する経塚雄策教授はきょう、福岡市役所で高島市長とともに記者会見しました。

九州大学は、今年の秋に海の中道沖の博多湾に直径18メートルの浮体を設置し、洋上風力発電の実証実験を行うことにしています。

大屋教授は、洋上風力発電の可能性について「環境危機とエネルギー危機が叫ばれる中、日本がエネルギーの自給率を上げるために有効に使いたい」としています。

福岡市は、今後、設置場所の提供や漁協との調整などで協力するとしていて、高島市長は「福岡市発の技術として世界に広がっていってもらいたい」と話しています。