「第2回『岩谷時子賞』授賞式」に出席した(左から)藤本隆宏、上野通明、坂本冬美、岩谷時子、市村正親、鳳蘭、八千草薫
音楽・演劇界の明日を担う人材、その向上・発展に功績のあった人物・団体に授与する「第2回『岩谷時子賞』授賞式」が20日、都内で行われた。会場には、岩谷時子音楽文化振興財団代表で作詞家の岩谷時子、プレゼンターとして女優の八千草薫が出席。受賞した歌手の坂本冬美、俳優の市村正親、鳳蘭、藤本隆宏、チェリストの上野通明が登壇した。
藤本は「水泳では何度も頂きましたが、芸能の世界に入って初めて頂いた賞です。初心を忘れず感謝の気持ちを忘れず、これからも精進していきたい」と、俳優としての決意を新たにした。
財団の評議員でもある市村は「もらう側にはなれないと思っていたら、知らないところで(受賞が)決まっていた。『お時(とき)さん』『市(いち)』と呼び合って40年、いろいろ指導してもらって、ここまでこれたと思う」と、岩谷との親交の深さを明かした。
坂本は「今でも『私が?』と驚きの気持ちがあります。(受賞理由となった曲)『また君に恋してる』がここまで長く広まるとは思っていませんでした。これからも賞に恥じないよう歌っていきたい」と、受賞の喜びを語った。